ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

忘れ去られた山、阿須山に登る

2023-08-11 19:46:08 | 飯能・入間・瑞穂・所沢近辺のハイキング
今日は「山の日」で祝日。
山の日だから登山でもしようかな・・・と

昭和初期にハイキング・ピクニックブームがあったそうで、
東京の人たちはこぞって近郊にハイキングに行ったそうだ。
昭和7年発行のハイキングガイドブックを見る機会があって
「武蔵野電車(今の西武池袋線)佛子駅(今の仏子駅)下車でのハイキングコース」

・天覧山
・朝日山(現飯能市あさひ山展望公園)
・岩井堂観音(飯能市)
・天王山(現瑞穂町天王山遊歩道)
・阿須山(あずやま)
のコースが紹介されていた、天覧山は最近アニメ「ヤマノススメ」で紹介されて有名になった。
戦前は「天覧山駅」という駅も今の八高線にあったと聞いたことがある。

さて、阿須山(あずやま)の名前など聞いたことが無い。
調べてみると武蔵野音大とトーベヤンソンあけぼの公園の中間ぐらいにある低山らしい。
低山だけど二等三角点が設置されているれっきとした山だったのだけど・・・
今は「阿須山」とは呼ばれず「探検の森休憩園地内の阿須山二等三角点」と呼ぶのだそうだ。

戦前のハイキングコースは武蔵野音大の北尾根を登るコースだったらしく、昭和40年代に入間サイクリングコースとして舗装された道を作ったらしいのだが自転車でサイクリングするには急坂急カーブの連続でとても走れたものではなかったらしく、すぐ閉鎖されてしまったとか・・
この旧サイクリングコース北コースを行く。
今は「元気な入間ふれあい茶ん歩道・旧サイクリングコース北コース」というのが正式名称。



仏子駅から武蔵野音大方向へ進むと案内標識がある、ここを右に入る。


住宅地を進んで行くと案内板があるので右に入る。




すぐに旧サイクリングコースの入り口がある。
彫刻家のアトリエがあり、??な看板が出ている。


旧サイクリングコースをひたすら歩く。
廃道を歩いているような気分。
「北ー〇」という案内板から外れなければ迷うことは無い、しかも舗装道だ。
だがこの自然公園の登山道は縦横にあるので迷いやすい。




この案内標識があったら「探検の森休憩園地」の方へ登山道を登る。






阿須山山頂。戦前と違い周囲の木が邪魔で見晴は悪い。
展望を求める人はもうちょっと歩くと桜山展望台という鉄筋3階建ての展望台があるのでそちらへどうぞ。




標高188,66メートル。

四阿(あずまや)があるので、お弁当休憩。
戦前のハイキングブームに思いを馳せる。





ちなみに東京名物の「カツサンド」というのは戦前のハイキングブームの時に誕生したそうである。

入間市公式案内図(PDFファイル: 1.5MB)
https://www.city.iruma.saitama.jp/material/files/group/22/4kazikyuryou.pdf