朝 庭に水やりしていると 蝉たちの鳴く声が木の上から降ってくる
そこいらには蝉の抜け殻も幾つか 枝や葉にくっついている
目を凝らせば 木の根元に蝉が抜け出してきたであろう穴も
不思議と午後には余り鳴かない蝉たち
まるで夏の名残を惜しむように鳴いているようにも聞こえる
お盆を過ぎて消えていく命もあるのだろう
「セミ男」なんてドラマもありましたね
今年も手抜きのきゅうりと茄子に爪楊枝を刺しただけの馬と牛
きっと ご先祖様も苦笑いしていることでしょう
皮をむいた野菜を揚げただけ
娘の土産のお菓子も仏壇にお供え
台風で新幹線が動いてくれないのを心配しておりましたが
どうやら大丈夫なようで 娘は無事に暮らす街へ戻っていきました
久々の娘にべったり甘えていた二匹の猫たちも寂しそうです
家族一緒が当たり前だった時間は もう遠い過去のことで
仕事がある暮らしている街で頑張って生きている娘
仕事に必要な資格も勉強して取りながら
どうか無事に元気に そして幸せに暮らしていけますように
何もできない非力親は祈るしかありません
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ごめんなさい