シンガポール料理「威南記」 Wee Nam Kee (ウィナムキー)。
場所は田町駅、芝浦口より徒歩5分ほどの田町グランパーク 1F。
店の前に来ると、待ちのお客様が入口脇の椅子で順番待ち。
休日の利用だが、ビジネス街というイメージの田町にこれだけの人が集まっているのは予想外だった。
私たちは予め席を予約していたため、名前を告げてスムーズに入店が叶う。
天井が高く、広々とした店内の向こうにはテラス席が設けられ、視界に飛び込む緑が心地よい。
開放感に溢れ、ここはちょっとしたリゾート空間のよう。
また当店はベビーカーOKなのでファミリーの利用客も多いのです。
リザーブされた席はレジ近くのテーブル席。
着座後には取り皿(2種)、業務用タオルおしぼり、メニューが慌ただしくセットされた。
箸やスプーンなどは箸立てにまとめて収納され、紙ナプキンも完備。
卓上に置かれている薬味は、おろし生姜、チリソース、ダークソイソース。
ディナーのピークタイムで、スタッフさんも大忙し。
特別に説明は受けられなかったが、これらの薬味はスチームチキンや
ローストチキンの必要アイテム。(もちろん、それ以外でも使用は自由なのだが)
これを小皿に取り、ソースとして各人の好みにブレンドさせていただくようだ。
ドリンクは、ハートランド@600(税別)×2からスタートして、
フェアヴァレーシュナン・ブラン@2,800(税別)×2に進行。
はじめての訪問のため、料理はボリューム等の様子を見ながら注文した。
叉烧&烧肉(BBQ&ローストポーク)@1,800
数量限定の表記あり。
BBQポークはこってりとした甘いソース付き。
ローストポークは少し貧相な風体に見えたが、噛みしめると肉の旨味は相応。
双方ともにおつまみ力はある。
(レンタロー) BBQ&ローストポーク、2人でシェアするにはこいで十分だで。
三岜应菜(空芯菜のサンバルソース炒め)@1,100(税別)
空芯菜のサンバルソース炒め。
蝦の風味が豊かに香り、ピリッと甘辛くコクがあると同時に味が濃い。
がむしゃらにこればかり食べると、おそらく飽きるな。
虾春巻脆饼干(海鮮の煎餅春巻き)@680(税別)
JAPAN ORIGINALの表記あり。
海老のすり身を皮にサンドし揚げたもの。少々油っこさもあるけれど、
セットされているピリッと甘辛のチリソースをつけて味わうと良き酒の朋友になった。
白鸡 和汤(スチームチキン スープ付)1/4羽@2,100
スチームチキンとローストチキンの両横綱は当店の2大看板!
今宵はスチームチキンにお出まし願ったが、これまで注文した料理のボリュームが
控えめだったのに対し、こんもりとしたスチームチキンの量にびっくり。さすが2強だ。
女子2人では、苦戦を強いられそうである。
まずはそのままでいただく。
しっとりとしたチキンに歯を入れると、むちむちと健やかな弾力で肉質が良い。
しかし、これだけを単品で食べるのは勿体ない。
東南アジア各国で親しまれるチキンライスは、チキンスープで炊いた米の上に
鶏肉を乗せるスタイルもあるが当店のものは別盛り。
ということで、香飯(香り米)を別注文しました。
香飯(香り米)@250(税別)
チキンスープで炊いたライス。
上手に炊けており、このままでも美味いけれど、ここから卓上薬味(ソース)の進撃が始まる。
小皿に、おろし生姜、チリソースを適量混ぜ合わせ、チキンをつけてひと口。
また、ライスにはダークソイソースをかけてみたが、味が濃厚すぎて、私はちょっと苦手。
ということで、最終的にはおろし生姜、チリソースのブレンドを軸として、チキンとともに
ライスにのせ一緒に食べたが、ソースの味がダイレクトすぎて自分にはしっくりこなかった。
蒸し鶏やライス、個々の味は良かった一方、セットでついてきたスープはナチュラル感に
欠けているように思った。偶々か?解せね……。
会計は、1人当たり7,000円(千円未満四捨五入)
HPによると、シンガポール政府が国賓をもてなすときにも「Wee Nam Kee」のチキンライスが
振る舞われるとのこと。知名度とステータスを兼ね備えた本場シンガポールチキンライスは
自分にとって、まだまだハードルが高いようだ。
威南記海南鶏飯 日本本店 (Wee Nam Kee Chicken Rice/ウィーナムキーチキンライス)
東京都港区芝浦3-4-1 田町グランパーク 1F
TEL 03-5439-9120
営業時間/LUNCH 11:00~14:30 DINNER 17:00~21:30
定休日 年中無休 -店舗情報「食べログ」より-
※満足度数は3.4~5.0
威南記海南鶏飯 日本本店 (シンガポール料理 / 田町駅、三田駅、泉岳寺駅)