横浜中華街、中華街本通りの中国料理「一楽」 久しぶりの再訪。
友人と中華街で上海蟹をいただこうとお店選び。
昨年は、「翠鳳本店」、「獅門酒楼」さんにお邪魔していますので、今年は当店へ。
お店のおじさんの後を追いかけるようにして入店。
利用は、レジの近くの4人掛けテーブル席。
平日だけど、ランチタイムということもあり、客入りも上々。
都内の某中国料理店で上海蟹は11月半ばごろが良いですよ。
というアドバイスを受けたので、訪問日は11月18日。
でも、ちょっと遅いかしら……。酔蟹も食べたい自分たちとしては、心配だ。
当店に入る前に、店先のメニューで「翠鳳本店」、「六鳳居」さんはチェック済。
ほか、「桃源邨」さんでも、酔蟹を提供していたし、もちろん当店でも。
無事、目的は達成されそうだ。
卓上には、醤油、酢、胡椒、塩、からし、爪楊枝、紙ナプキン、簡易メニュー。
ロゴ入り箸袋に入った割り箸、グランドメニュー、おしぼりが運ばれてくる。
当店では上海蟹を中心に軽く小腹を満たしたい。
その際、蟹は2人で1杯と決め、丸蒸しは雄(オス)に限定された特大サイズを。
酔蟹は、雌(メス)でリクエストした。
飲み物は紹興貴酒 10年(1合)@1,140(税抜)を注文。
オーダーが通ると、蟹用の道具一式が卓上を賑わす。
ガラ入れ、ハサミ(2)、カニスプーン(2)、スプーン、フィンガーボウル(2)、赤酢、黒酢。
酔っ払い蟹(雌)@2,500
例年どおり、足先はカットされた状態で登場。
(ノブロー) オープンだで!!はよう、はよう 。見せれーー
はい。お待たせしました。甲羅の中は、スプーンですくい取るしかないけれど、
ほかは取り分けられるよう、ちゃんと包丁が入っているので大丈夫。
(ノブロー) 黒いのが内子だで。こいが旨えだ。酔蟹はメスに限るだ。
漬けダレの加減もまずまず。ねっちり内子は酒のつまみにもってこいだけれど、
舌に残る印象からだが、若干潤いが失われているよう。タイミングが合わなかったかな。
そうは言いながらも、酔蟹の放つ芳醇な香りと独特な旨味をじっくり味わい、
友人と共に幸せに酔いしれた。
特大上海蟹の丸蒸し(雄)@3,300(税別)
蒸しあがると、足先も付いた状態で卓にお披露目。
爪部分(ハサミ)には「藻の屑」のような毛が巻き付いて、ハンドウォーマーみたいね。
一般に上海蟹(大閘蟹)と呼ばれるが、和名はチュウゴクモクズガニ。
モクズガニの名の由来は「藻の屑」に見える毛にあるという。
特大サイズにボリュームを当て込み注文したのだけれど、正直なところ期待値ほどではなかった(汗)。
さて、蒸し蟹はこの後、店のお姉さんが手袋をつけて解体してくれるから、とても楽チン!
まずは、甲羅の中に、白子と味噌を取り分けてくれる。これが一楽スタイル。
オレンジがかった黄色が味噌で、透明で少し白っぽく見えるのが、オスの白子です。
スプーンを使ってシェアする。
口に含むと、ねっとりとした甘美な味わい。再び、恍惚感に浸るのであった。
(ノブロー) 上海蟹シーズンの後半は、オスの濃厚な白子が詰まってくるだ。
オラ、蒸し蟹は、断然オス派だな。
包丁を入れてくれてるし、足は丁寧に処理。
カニスプーンの運ばせ方や、足の食べ方も親切に教えてくれる。
至れり尽くせりで、欲を言うのも憚られるが、ハサミがカニ専用ハサミだったらもっと素敵。
赤酢には、生姜の他に何か入っているのかしら。味にどぎつさがなく、まろやか。
ねっとりとした白子と味噌はそのままで味わい、
繊細な甘みが濃縮された上海蟹の身は、後半に赤酢を活躍させた。
(赤酢の)お替わりももらえたので、幸せ度上昇!
また、蒸し蟹をいただいたあとには、おしぼりの差し替えもあった。
(ノブロー) 店の兄ちゃんが、オラのこと知ってて、声かけてくれただ
中国料理、頑張ってきた甲斐があるな、嬉しいだ。
ほんで、兄ちゃんは真面目で向上心ある人だよ、オラ、すぐわかっただ。
(レンタロー) さすが、オラたちの故郷!横浜中華街は、懐が深えだ。
ちなみに、オラがブログデビューしたのは、ここ「一楽」さんだでよ。
こん店はオラの心のふるさとだ
明爐叉焼(炭火焼チャーシュー)お試し5枚@470
ところで、上海蟹をいただく前に、自家製のチャーシューも酒の肴に注文している。
ほんのりとした甘みでナチュラルな美味しさ。
がちがちに中華スパイスを効かせたものではないので、老若男女問わず、
愛され、受け入れられる味だと思う。
(レンタロー) お試しサイズで注文したのは、友人さんにも味を試してもらいたかったからだで。
このチャーシューは、店内のレジ近くで販売。
サイズに応じた値段が貼られていますから、中華街のお土産にどうぞ。
私も一番小さなサイズで購入。(以下、写真は自宅で)
一楽名物、炭火焼チャーシューの召し上がり方、保存方法も記されているので安心。
それによると、冷蔵庫保存。防腐剤未使用のため、1週間を目安に早目の消費を推奨。
そのままいただくときは、10秒程度の温めが理想。
また、私は炒飯を作る際にも使いましたが、いつもの家炒飯がワンランクアップ。
隅におけない味になりましたぞ。( ・`ω・´)キリッ
さて、店での会計は、お土産の叉焼を除き、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
中華街大通りにあって、バランスよく中国料理が楽しめ、安定した人気を誇る店である。
一 楽
神奈川県横浜市中区山下町150
TEL 045-662-6396
営業時間/ 11:30~21:30(L.O.)
定休日/ 不定休 -店舗情報「食べログ」より-
※横浜中華街満足度数は、4.0~5.0