横浜中華街、中山路の中華家庭料理「六鳳居」(ろくほうきょ)
同店も、このシーズン上海蟹を取り扱っているのです。
本日は仲良しの女子と同行。
ドリンクメニュー。この他に中国ワインも置いています。デキャンタで1575円。
グラスで525円ぐらいだったと思います。
同店のビールは瓶ビール。
まずは瓶ビール@525で乾杯。
そのあとは中国紹興花彫八年老酒(350ml)@1575を注文。ハーフボトルですが
飲みきれない場合は持ち帰ることが可能です。
予約の電話時の対応は丁寧。お店の1階はテーブル席のみで、その卓数も
少ないため予約時間に遅れる場合には連絡を下さい。必ず取っておきますから。
とのこと。 予め「蒸し蟹ミニコース」4500円をお願いしておきました。
到着すると、ちゃんと予約席の札が出ており、電話で対応してくださったのは同店の
ママさんだと思いますが、お陰で難なく着席。
しかしです。その後、「本日は予約をされているお料理を出しますから」
という説明もなくメニューも渡されません。昼時の時間帯、お忙しい様で放置状態。
友人と中華街に来るまでの道のりで、酔っ払い蟹も別注文しようと話をしていたので
このままだと困ります。声をかけ、「蒸し蟹ミニコース」のオーダーが厨房に通って
いるのかを確認し、メニューもいただきました。
酔っ払い蟹があることは、後ろに座られているお客様のお席にでているので
わかりましたが、当日でOKなのか、またお値段も確認しないとなりません。
メニューには、時価なのか不明確。 これではおいそれと注文できない。
こちらにも予算がある。ママさんをつかまえてお聞きすると、本日は170gの
女の子(メス)。 さらにくいさがってお値段をお聞きすると、3150円とのこと。
注文ついでに、蒸し蟹は男の子(オス)かを確認すると、ちょっと面倒くさそうに
コースの場合は男の子(オス)と女の子(メス)でお出しします。との回答でした。
電話での対応はいい感じだったけど、なんか違うな。。
・ふかひれスープ
2人前。 蟹の身も入っています。
安価なランチに登場しがちな「かたくり かたくり」したものではなく、とろみの加減も
塩の塩梅も良し。口当りの優しいふかひれスープです。
・季節野菜と海鮮の炒め
自分で取り皿に分けてから撮影。
柔らかいイカと季節野菜の塩炒め。生姜を少し効かせています。
★酔っ払い蟹
別注文。
「一楽」と比較すると、足先までついてきます。
(足先には身がほとんど入っていないのですが・・・)
また若干、紹興酒だれも皿に入ってきてます。
ママさんより、「蟹を活きたまま老酒に漬けこんだもので、音をたてて召し上がって
けっこうですから」 との説明あり。フィンガーボウルをセットされる。
ですが、ハサミもなければカニスプーンもなし。
あるのは、フィンガーボウルと紙おしぼりのみ。
ちゅぱちゅぱ吸い付くにしても、足のあたりはハサミを入れないと関節技を決めても
不慣れだし、限度があるわ。
もう一人ホールに女性がいらしたので、ハサミをお願いすると、なんとか探して
持ってきていただけました。 ママさんはそれが気に入らないのか、怪訝な様子。
一組の客に出すと、他の客も要求してくることを懸念しているのかな。
ともかく感じは良くない。
友人は、酔っ払い蟹、初チャレンジ。
ねっとりと甘くて、濃厚だわー と喜んでくれましたが、先日いただいた酔蟹の
漬けだれのほうが、私には好みに合いました。少々キツイ。
・上海蟹シューマイ
甘みのあるシューマイ。好みでお使いくださいと、からしも持ってきてくれました。
・上海蟹の姿蒸し
男の子(オス)と女の子(メス)のセット。
お腹の形を見れば男の子か女の子かわかるんですよ。
10月半ばくらいから上海蟹の季節が始まり、11月あたままでは女の子(メス)。
11月半ばすぎから12月にかけては男の子(オス)の美味しい季節になるんですって。
写真、左が男の子(オス)、右が女の子(メス)です。
11月半ば過ぎですので、もうメスの内子(卵)が少ないかも。
10月末に「慶福楼」で女の子(メス)をいただいたときと比較すると差がわかる感じです。
蟹の身をつける酢は1種類。細かく刻んだ生姜も別皿に付きます。
私達は、せっかくの甘い身なのでこのままいただく感じです。
しかし、この時点でも小さいスプーンを出してくれないので、ホールに出てきた女性に
お願いしていただきました。甲羅の奥に詰まっている美味しい部分だって
卓上の爪楊枝じゃあ取りきれない。
(あとは刻んだ生姜をすくうのについていたもので、蟹の身をほじりました)
スプーンをゲットし知恵を駆使して、やはり、今回も無言で蟹を解体作業♪
・広東粥
2人前。 説明はありませんでしたが、たまごのお粥だと思います。
「六鳳居」は、お粥が美味しいと定評があります。
・デザート
マンゴープリン、アプリコットソースがけ。
まったりとした甘みのマンゴープリンにさっぱりとしたアプリコットソースが
よくマッチしていました。
「蒸し蟹ミニコース」 出していただけたお料理の味としては、全体的にまとまっており、
大きく期待を外すものはありませんでした。
しかし、上海蟹をいただく時に、ハサミとカニスプーンがセットされないとなると
私には困難を極める。 上海蟹と格闘し、紙おしぼりはボロボロになったので、
(変えてくださいとお願いしないと新しいものは持ってきません)
化粧室で手を洗ったのですが、タオル類は置かれていません。
指先にしみこんだにおいが、このときは、なかなか取れない。
細かいところになりますが、気にかかる。
ハサミ、カニスプーンはもとより、「一楽」のように親切に解体してくださる
ところもあれば、このようなケースもあるので、中華街はいろいろだと
また勉強になりました。
お会計は、2人で、上記お料理とお酒(ほか、ワイン、デキャンタ1とグラス1)で
合計16560円なり~。
接客等、個人的には疑問点がありましたので、申し訳ありませんが
横浜中華街満足度数は、★★★☆ 消極的に好きです。
六鳳居(ろくほうきょ)
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町146-2
TEL 045-681-0664
営業時間/ ランチ 11:30~15:00 ディナー 17:00~21:00(L.O.)
土・日 11:00~21:00(L.O.)
定休日/ 木曜日