上海料理「タイカン・エン」(Taikan En)
オープンは1964年。
一休サイトのレストラン情報によると、その味は
『 ホテルニューオータニ中国料理最高顧問、呉 祥勇(ゴ ショウユウ)が育て上げ、
現在の料理長、黒岩利夫に受け継がれています。 』 というもの。
また、厨房には「高級技師」の資格を持つ北京の麺・点心の達人 郭 慧薇(カク ケイミ)
や、香港から招聘した焼物名人 呉 細陵(ゴサイリョウ)を擁していらっしゃるとの話。
お店の味を支える骨格がしっかりしていらっしゃるので楽しみであります。
場所は赤坂見附駅、紀尾井町口より徒歩3分。ホテルニューオータニ、ザ・メイン16F。
レセプションで一人の旨を伝え、ご案内を受けると
入り口から左手側、ガラス越しのオープンキッチンには焼き物が吊るされ
コックさん数名の、お仕事をなさっている様子がうかがえました。
黒を基調にした店内はシックでラグジュアリーな大人のための空間。
メインダイニングの窓際テーブル席の利用。
眼下には日本庭園の緑と、視界を移すと遠く東京のビル群が景観に望めると
いう見晴らしの良さ、リッチなホテル中華の醍醐味を感じさせてくれます。
テーブル・セッティングは、ナプキン、カトラリーレスト、スプーン、割り箸(縦置き)。
テーブルクロスは2枚重ね。
卓上には、醤油、赤酢(大紅酢)。
着席後にメニュー、タオル地のおしぼり(トレー置き)。
ドリンクを聞かれましたので、別注文なし。冷たいお茶をリクエスト。
ジャスミン茶の提供になります。
本日のお目当ては、夏季限定という夏のおすすめ麺。
五目冷麺@3,150
具材は、焼物名人の叉焼、巻き海老、ズワイ蟹の塩茹で、クラゲ、穴子の香り煮、
きゅうりの甘酢漬け、アスパラガス、トマト、タケノコの湯葉巻きなど。
麺には千切りレタスと錦糸玉子添え。
自分でトッピングを楽しめる五目冷麺には胡麻ダレと醤油ダレ、からしがセット。
胡麻ダレと醤油ダレ両方を楽しめるよう、具材を左右半分に分けて盛り付け。
(美的センスはありません、ご容赦を・・・)。
具材の中で秀逸なのは名人の叉焼、これだけ別格という感じ。
味付けもよく肉の旨味が際立っていました。
逆にいまひとつだったのは穴子の香り煮。ともかく硬い。
タレは双方ともに上品。
醤油ダレは酸味を抑えた味わい。
胡麻ダレはマイルドですが、若干ニンニクの風味も感じられ、麺との馴染みも良好。
ぐいぐい混ぜ合わせていただきましたが、好みは胡麻ダレです。
以前、同じように具材が別皿で提供される「維新號 甬江」さんの冷やしそばを
いただいたことがあります。
正直なところは、このお値段ですから、当店の五目冷麺は、具材がさらに上をいき
特別感とボリュームに優れたものであると思っていました。
同様の別皿トッピング冷麺ならば「甬江」さんの方が当店に比べお値段も控えめで
ありますし、好印象でした。 ごめんなさい (。-人-。)
食後には、ティーポット(茶葉なし)でジャスミン茶。
カスタード入りココナッツ団子(3個)@750
冷麺を3,150円も出していただくと、すっかり気持ちはセレブ気分。
「食後のデザートはいかがしましょう?」 とのお尋ねにメニューを手に取り
うっかり注文してしまいました(汗)
ココナッツ団子は温かいデザートなので
「少しお時間がかかりますが、大丈夫ですか?」 とのこと。
ナイフとフォークがセット。
半分に切ってみると中には甘さ控えめのカスタードあん。
モチモチの皮には、風味の良いココナッツパウダーをまぶしています。
口当たりの良いチャイニーズスイーツ。美味。
自身の期待が大きすぎたこともあります。
また、夏季限定麺あたりでは、当店の実力をはかることは出来ませんね。
熟練された名人の味は、やはり別プランで・・・。
今回のランチ満足度数は、★★★☆ 消極的に好きです。
タイカン・エン (Taikan En Chinese Cuisine)
東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ東京 16F
TEL 03-3238-0030
営業時間/ 11:30~21:30
定休日 無休