熊子通信

「生かして頂いてありがとう御座位ます」 最強の祝詞です。
by伊勢白山道リーマンさんより

兄と厚岸、そして細岡湿原へ

2005年09月29日 | 釧路湿原です
 兄は釧路生まれの釧路育ち。でも19歳で単身東京の大学に行って
しまい、早稲田建築科の道へと進みました。兄と私の血は半分だけ
同じ、ですから頭の構造は兄の半分も追いつかない。
 どこかしら似ていると人から言われますが、そうだな、顔の輪郭は
父似の私たちかもしれません。私たちは異母兄妹です。
 兄と私の母の年の差は15歳なんですよ。罪な父親を同じに持つ、
そんな兄と私なんです。


 兄が釧路に来て、まずは釧路の昆布をお土産にと希望します。
今回は厚岸の漁協に出向き、満足行く昆布を購入。
その後は、尊祖父が生活していたであろう厚岸を眺めて釧路に、
戻りました。我がルーツは平家の落人の系列らしいです。
 この尊祖父は南部藩出身であり、兄の小さな頃に髷を結い刀を
身につけている尊祖父に会った事があると話していました。


 翌日はパパカー、姉と一緒にロングドライブです。
兄とパパカーは気が合い、黙っていても兄の行きたいだろう場所へ
と案内する。私ならおしゃべりばかり、それに道を知らないしな、
さすがは、プロドライバーの、我がトーちゃんだい。
 兄が見たかった細岡湿原です。


 秋色濃くなってきた釧路湿原ですが、細岡展望台からの眺めは
秋もいいなぁ。


 こうした静かな湿原内を、ゆったりカヌーで渡りたいとの感想。
そうですね、ゆったり、ゆっくり、景色を眺めて、流れるのも、
いいなぁ。


 いつもはキタキツネも登場しますが、この日はなんとアライグマ?
違った、トラシマ模様のネコちゃんがいました。一緒の姉がタヌキ、
タヌキと騒ぎましたが、ちゃうちゃう、ネコちゃんでした。
 そういえば、阪神タイガース優勝おめでとうございます。
トラ狂のパパカーは大喜びで、お茶で祝杯していました。


 そして、摩周湖へと続くのでした。

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16 コメント

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こんにちは (あまもり)
2005-09-30 12:40:35
poloさんのブログから飛んできました。

ここでは初めましてです。

poloさんから、若い若いと嬉しい言葉を戴いていますが、もう大人になった息子と娘がいるおばちゃんでございます。よろしく。



祖父が一時期富良野に住んでいたのですが、私自身は北海道に行ったことはありません。

でもこの釧路湿原は一度は行きたいと思っているところです。

数年前ですが、NHKの深夜番組で渡りをやめたツルのドキュメンタリーを見てからです。(わりと単細胞です(笑))

タンチョウを育んだ釧路湿原。ぜひともこの目で見てみたい。



Drについてはpoloさんのブログでの助言、参考になりました。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2005-09-30 15:38:03
わぁ、あまもりさんが来てくれましたね。よかったよかった。

さて、熊子さん。貴女は幸せですよ。素直にお兄さまと和解をして肩を並べて歩くようになったのだから。

どちらもこだわりを捨てたからでしょう。それに、パパカーも心得ていて、協力してくれたのだから感謝するべきでしょう。とにかく、良かった良かった。優秀なお兄さまに乾杯!
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久方ぶりです (2チャン)
2005-09-30 16:25:44
熊子さん、ずいぶんごぶさたしてしまいました。

例によって何日か置きの日記拝見です。

お兄さんとの積もり積もったお話、そしてお兄さんを案内してのロングドライブ、ほんとにいいひと時を過ごすことができたようでよかったですね。

いずれまた会える機会もあることでしょう。そうですね、ゆったりとカヌーで湿原を下ることが実現するといいですね。

細岡展望台からの風景、絵を見ただけでもカヌーでめぐりたくなりました。
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謎が解けました (じゃこしかです)
2005-09-30 17:21:03
 熊子さんこんにちは。

今回のブログで、前回の謎が解けました。

 お兄さんと貴女は異母兄妹だったのですね。今回お兄さんがお出でになったことで、ご兄妹の絆が更に固く結ばれたことでしょう。本当に良かったですね。今回のお兄さんのご来釧は、熊子さんの良い想い出になりましたね。
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あまもりさまへ (熊子)
2005-09-30 21:49:28
ご訪問とコメントをありがとうございます。いつもポロ様ブログで、あまもりさまのコメント読ませてもらい、的確ないいコメントだなと思っていましたから、訪問いただき感謝です。釧路湿原に是非に一度は足を運んでください。ここ細岡展望台は釧路市の隣町の釧路町にあります。広大な釧路湿原のほんの一角と、毎回上空からの写真を見てはため息です。釧路管内全体が湿原なんでしょうね。そしてサロベツ原野と言う、これまた道北に広大な湿地帯ですから、北海道全土がツンドラだった証拠ですね。これから湿原奥から丹頂鶴が里に餌を求めて多く飛来します。今日も職場の牧草地に鶴の夫婦が来ていて感動でした。
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polo181さまへ (熊子)
2005-09-30 21:59:29
はい、あまもりさまが来てくれました。嬉しいな。私たち兄妹は何にこだわっていたのでしょうね。父が没して28年です。兄とその日以来ゆっくり語り合える機会もなく、空しい日々でした。近づきたくても近づけないでいました。本当にメールがなかったら、形だけの兄と妹で終わるところでした。文明の利器に救われた、悲しくて可笑しな兄と妹でもありました。でも、語り始めて、笑い会って、時には泣きながら、それぞれの想いを存分に出し尽くした、ここ数年を経て、やっと人並みの兄と妹です。もうお互いに悲しまないで寂しがらないで、正直に甘えていきたいです。お兄ちゃん、どーんと来い、広いこの胸で受け止めてあげるね。熊子にお任せだい。なんてね。
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2チャンさまへ (熊子)
2005-09-30 22:07:39
風邪の方はいかがでしょうか。いつも忙しい2チャンさまですから、休日ぐらいは、ゆっくり、のんびりしてね。昨年は横浜で会うことができました。今年も釧路に来てくれた兄です。いまはなんだか気が抜けちゃったような、そんな寂しい感じが強くて、身体に力が入りませんが、センチメンタルな私でいると、お兄ちゃんが心配するかな。甘える期間が無かったので、心配させるのも妹愛ですよね。2チャンさまも確か妹さんがいましたね。お兄ちゃんっていいなぁ。
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じゃこしかさまへ (熊子)
2005-09-30 22:15:49
そうです、母違いの兄と私です。兄の思春期の頃に母が来ました。到底、心は通わずにいたと思います。兄は実の母の愛も知らずに生きてきました。祖父が溺愛し育った兄です。母親の愛を知りません。いままさに、私こと不肖の妹が、兄の母になり姉になり妹になって、この先も微力ながら支えていきたい。でも兄には素晴らしい義姉がいますから心配は無いのですが、私は釧路の母になりたいのですよ。それが私の義務であり、愛と思っています。生意気かな。
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 (ギャオピーちゃん)
2005-09-30 22:24:59
泣けるな…
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ギャオーちゃんへ (熊子)
2005-09-30 22:48:45
以前、ギャオーちゃんに、男と女の間には暗くて深い溝があるって話したよね。まさに生きていくって大変であり、兄は暗くて辛い時代があった。語ってくれたことに感謝であり、いまだからこそ恩返しの私です。私ね、いまは語れなくなった母の、兄への思いが伝わってくるんだな。だから私は釧路の母になると決めたの。年齢差は感じないし、兄の目が少年時代の輝きになることを願っている。今回の中学時代のクラス会は楽しかったようだし、何十年も会わないでいた仲間同士が、お互いを見た瞬間にね、○○ちゃんって、呼び合ったそうな。そのときの兄の目がとてもよかった。
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