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葉室麟 弧蓬のひと お道具にはロマン

2020-07-04 07:59:15 | 本・読書

 

何冊か本を買って そのうちの1冊
もともと 葉室麟さんの本は好きです
 

 
表紙が目について 小堀遠州さんを軸にした
お道具のお話で 
金森宗和を読んだ時と 共通する話もあり
お道具の変遷とか 逸話とか 面白かったです
 
 
利休さんの茶杓の 泪は 利休さんがお見送りに来た古田織部に
別れに渡したもので
茶杓に筒を作り 窓を開けて 位牌として 大切にしていた
その古田織部のお道具を 徳川家が没収して
それが今でも 徳川美術館にあるという事実が
またすごい
 
時代が流れて
明治維新も 戦前 戦後も 手放さなかった
徳川さんは 財力があったんでしょうね
 
それに戦後 外国の方は茶道をご存じなかったから
お茶道具には興味を持たなかった
だから 残ったものが多い
浮世絵や 襖絵 などは ずいぶん持ち出されましたから
 
最近 淡交社のなごみにも 
 

4月号から お道具さんたちの付喪神のお話が連載されていて
是も面白いです
 


何百年 時を経た器物には 神様や精霊 霊魂が宿り
勝手におしゃべりをして動き出すとか それが 付喪神
 
うちのお道具にも付喪神がついて
呼んできてくれないかな ?て 
なんて 旦那に話したら
ついてるから 寄ってくるんじゃないか と
 
そしたら きっと うちの倉庫の中で
お道具さんたちがいろいろお話してるかも
ご機嫌を損ねないように たまには風に当ててあげないとね
 
巣ごもりで 本ばかり増えて 夜更かし
断捨離どころか 物は増える一方
 
ミニマリスト? シンプルライフ? とても 無理
お茶をしている方は みんな同じじゃないかな
季節で道具が変わりますから
 
ついでに 
弧蓬 というのは 旅人にたとえ 風に吹かれ 転がっていく1枚の葉のことだそうです
私の手持ちの半使に 蓬雨に来る と箱に書いてありましたしたけれど
蓬雨の意味が分かりません ?
 
誰か ❓ 御存じないかな
 


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