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淡々斎好みの梅月蒔絵 ・・・ 折撓棗

2022-01-27 10:05:23 | 菓子・スイーツ

 

 

 

撓 の 読み方 

ドウ ニュウ たわむ たわめる

 

折だめ の 撓 この字が出てこない

作業を考えると 字に納得がいきますけれど

 

薄い木地に切り目を入れて まげて形を作る作業だそうですので

仕上がりは とても軽いです

切り目の隙間には 補強のために 漆を塗りこまれるそうですが

木地の皮1まいで あの形を作られると思えば

職人さんの技術のすごさが 垣間見えます

 

 

なんとなく 梅の時期に使っておりますけれど

使うときに そういう 技術のお話とかすれば

生徒さんも 記憶に残ることでしょうね

 

 

千家歴代好物集の中で

淡々斎好みの棗の中で 随一と書かれています

 

本歌は

木地 飛来一閑

塗   宗哲

箱の蓋には 暗香浮動月黄昏

     あんこうふどうつきこうこん

 

と書付されて 詩棗といわれているようです

棗に描かれていなくて

箱に詩が書いてあっても 詩棗なんですね

 

お家元さんの初釜で拝見したことがあります

大棗でした

 

うちのは中棗です

 


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