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S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

酒井宗雅所持の瀬戸一重口 水指

2022-06-11 12:13:16 | 道具
 

行台子は皆具ではありませんので

瀬戸の一重口の水指を出しました

お稽古の時は 京都の森岡嘉祥さんの水指ですけれど

引継ぎ式という事で

古い道具を出しました

 

 

 

 

箱の宗雅の字と 水指の蓋の袋に書いてある字が同じです

お茶道具愛が感じられますね

 

 

この蓋が この透け感が 何百年の証だそうです

 

 

中の布も かなり 時代で ボロボロ

 

古いお道具は 夢が広がっていいですね

 

酒井宗雅は姫路の藩主さんで 抱一のお兄さん

抱一に絵の指導をしたのが 宗雅だとか

絵や書 すべてに優れた才能を持った お茶人さんで

 

松平不昧を師に仰ぎ

不昧も 自分の後は宗雅だと ・・・

 

宗雅は色々と道具のことも不昧に相談をしていたようで

沢山の往復書簡が残されています

 

宗雅が36才でなくなって 不昧は大ショック

その後 宗雅の道具を不昧が5年かけて姫路藩から譲り受けたそうです

姫路藩はお金持ちで 不昧さんは分割払いだったようですね

 

 

二人のお茶人ぶりは 色々と書かれていますけれど

見附峠のお話が 虎屋さんのサイトに詳しくありました

 

面白いお話です

酒井宗雅と金平糖 | 菓子資料室 虎屋文庫 | 株式会社 虎屋 (toraya-group.co.jp)

 

以前 裏千家資料館で 特別展がありました

 

 

 

手作りのお茶碗とか 茶杓とか ・・・

 

資料館の特別展は お茶に特化してあるので

面白い企画があります

今年の春の 近畿地方の焼き物も興味深かったです

 

お家元さんの初釜の時は 毎年無料でしたけれど

今年から有料になりました

まあ 仕方ないですね