- 作った人は 渡辺喜三郎



箱の蓋もいろんな種類があります
二方桟蓋
四方桟蓋
茶通箱の蓋 薬籠蓋
右は玄々斎好みの出会い桟蓋
軸の箱と茶碗の箱
最近の書付箱の蓋は出会い桟蓋が主流です
ほかにも 何種類か蓋がありますけれど
お茶道具だと これくらいかしら ?
たまに 変わった箱もありますけれど
朝一に ホームページを見たら 出てました
注文しました
注文多数で 発送に2週間以上かかるそうですけれど
まあ 確保できたので 安心
どんな裂地が使ってあるのか
楽しみで~~~す
当分 楽しめますね
100年以上前に 秋田の佐竹藩から売りに出されて
はじめは 貿易商の山本唯三郎によって
今の金額にして35億以上で落札されて
それが 第一次世界大戦の影響で 資金繰りが苦しくなり
手放したいと 美術商に相談をしても
あまりの高額で 誰一人 買える人間がいなくて
美術商が益田鈍翁に相談に行って
その結果が 1枚づつに分けて
ほしい人間で 抽選をするという
(これを 暴挙だという方もありますけれど)
買った人は それぞれに 表具に凝り 競ったそうで
絵もいいけれど 表具がみたかったなあ ~
10月から 1か月半ほど
行きたかったけれど 10月はお茶会ばかり
そのほかの用もあり
11月になれば ・・・
そう思っていたけれど
日帰りできるのに そのたった1日が 作れなかった
巡回せず 京都だけ
31件もそろうのは初めてで 最後かも ・・・
テレビでいろんな関連番組があって
益田鈍翁という人物が 巻物を1枚づつに外して抽選会をした話とか
旦那さんが見ていて
私が
この人 この人 あの太夫棗の元の持ち主
この人が あの箱を手に取って 箱書きをして
この抽選会に出た誰かに贈ったのかもしれないよ
やっぱり 古い道具には
歴史と ロマンが あふれてるわ
なんて 騒いでも 旦那さんは今一 ピンとこないというか ・・・
何個あるかはわからないけれど
私の知っているのは
一つは 畠山記念館 一つは東北の鈍翁ゆかりの美術館 そのニ個
あとは 私の 棗 ・・・ うふ
東京で出会ったときも
私は 思わず 本物 ? って お道具屋さんに聞いたけど
お道具屋さんにしては それほどの思い入れはなかったようで
この展覧会のあとなら
お値段も 高くなっていたかも 笑
三十六歌仙との出会いが 益田鈍翁という人物を知るきっかけでした
せめて 図録が欲しいな
会期終了後 在庫があれば 通販してくださるそうなので
明日以降に期待です