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S2000と茶の湯 日々是好日

裏千家のお稽古 日々の出来事 大好きなS2000
ぶつぶつと 私の備忘録

鈍翁さんの太夫棗 

2019-11-25 18:30:28 | 道具
作った人は 渡辺喜三郎
 
西の宗哲
東の喜三郎  と言われた名工
 
作らせた人は 益田鈍翁
 
イメージ 1
 
溜塗の太夫棗
 
太夫というのは松のことで
中国の秦の始皇帝が松の木の下で雨宿りをして
その木に 太夫の位を授けたのがもとで
松のことを 中国では太夫というそうです
 
太夫というのは官位で 五位
 
イメージ 2
 
中は黒の塗り
 
紙のように薄く 軽い 棗です
 
イメージ 3
 
沢庵 愛松をもって 之を作る とあります
 
鈍翁さんの箱ですね
 
鈍翁さんが始めたお茶会が東の大師会
 と 
光悦をしのんで始まった西の光悦会
 
日本を代表する茶会ですね
それぞれに
すごいお道具が出るそうですが
私は行ったことがありません 残念
 

益田鈍翁という方は
利休以来の大茶人 とか 数寄者の代表格に言われますけれど
 
三十六歌仙を切らせたことで有名ですよね
切るといっても 
もともと1枚づつ書かれて ノリでつないであったのを
はがしたに過ぎないようですが
 
そういうことがあって
今の重要文化財の制度や
個人美術館などの法人化で
相続税などが発生せず
文化財が散逸しないように
保護されたのは 凄い功績かもしれません

木箱の蓋の種類 主流は出会い桟蓋

2019-11-25 15:19:41 | 道具

箱の蓋もいろんな種類があります

二方桟蓋

 

四方桟蓋

茶通箱の蓋 薬籠蓋 

右は玄々斎好みの出会い桟蓋

 

軸の箱と茶碗の箱

 

最近の書付箱の蓋は出会い桟蓋が主流です

 

ほかにも 何種類か蓋がありますけれど

お茶道具だと これくらいかしら ?

たまに 変わった箱もありますけれど


三十六歌仙 図録 ゲット

2019-11-25 13:06:23 | 日々の出来事

朝一に ホームページを見たら 出てました

注文しました

 

注文多数で 発送に2週間以上かかるそうですけれど

まあ 確保できたので 安心

 

どんな裂地が使ってあるのか

楽しみで~~~す

 

当分 楽しめますね


京都国立博物館 三十六歌仙 終わりました

2019-11-25 00:10:11 | つぶやき

 

100年以上前に 秋田の佐竹藩から売りに出されて 

はじめは 貿易商の山本唯三郎によって

今の金額にして35億以上で落札されて 

 

それが 第一次世界大戦の影響で 資金繰りが苦しくなり

手放したいと 美術商に相談をしても

あまりの高額で 誰一人 買える人間がいなくて 

美術商が益田鈍翁に相談に行って

 

その結果が 1枚づつに分けて

ほしい人間で 抽選をするという

(これを 暴挙だという方もありますけれど)

 

買った人は それぞれに 表具に凝り 競ったそうで

絵もいいけれど 表具がみたかったなあ ~

 

10月から 1か月半ほど

行きたかったけれど 10月はお茶会ばかり

そのほかの用もあり

11月になれば ・・・

そう思っていたけれど 

日帰りできるのに そのたった1日が 作れなかった

 

巡回せず 京都だけ

31件もそろうのは初めてで 最後かも ・・・

 

テレビでいろんな関連番組があって

益田鈍翁という人物が 巻物を1枚づつに外して抽選会をした話とか

旦那さんが見ていて

 

私が

 

この人 この人 あの太夫棗の元の持ち主

この人が あの箱を手に取って 箱書きをして

この抽選会に出た誰かに贈ったのかもしれないよ

やっぱり 古い道具には

歴史と ロマンが あふれてるわ

 

なんて 騒いでも 旦那さんは今一 ピンとこないというか ・・・

何個あるかはわからないけれど

私の知っているのは

一つは 畠山記念館 一つは東北の鈍翁ゆかりの美術館 そのニ個

あとは 私の 棗 ・・・ うふ

 

東京で出会ったときも

私は 思わず 本物 ? って お道具屋さんに聞いたけど

お道具屋さんにしては それほどの思い入れはなかったようで

 

この展覧会のあとなら

お値段も 高くなっていたかも 笑

 

三十六歌仙との出会いが 益田鈍翁という人物を知るきっかけでした

せめて 図録が欲しいな

 

会期終了後 在庫があれば 通販してくださるそうなので

明日以降に期待です