57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

モータースポーツと文章、音楽、大人の世界についてなど

2017年05月22日 | オトナの世界について
モータースポーツに限らず、多くのスポーツでは順位や勝ち負けがハッキリと出ます。
それは異論の余地がありません。
特にモータースポーツの素晴らしさは
最初にチェッカーを受けた奴が「イチバン!!」
10万人の観客が押し寄せる鈴鹿のF1グランプリ。
観客全員がその証人なのです。
速い奴がエライ。
そういう実に「分かりやすい世界」です。

僕は長く音楽や文章の世界に関わって来ました。
いい音楽ってなんだろう?
プロの音楽家ってどうしたらなれるんだろう?
ギターを弾いて歌を歌い、コンテストにも出ました。
予選を突破し、決勝大会で優勝したこともあれば、特別賞をもらったこともあります。
しかし、プロにはなれませんでした。
結局音楽を諦め、会社勤めをし、オトナの世界のルールに従うしかなかったのです。
***
文章の世界でもそうです。
僕は大学在学中から、バンドリーダーのツテのおかげで、大阪の小さな出版社で、専属ライターとして、取材や雑誌の編集を手伝うチャンスをいただきました。
自分の書いた原稿が、雑誌に載り、そして近所の書店に並ぶ。
そして給料としてお金までもらえる。
こんな幸運に恵まれたことに感謝していました。
しかし、いいことも長くは続きませんでした。
僕は血気盛んな若者でした。
「昨日より今日、そして明日はもっといい文章を書く!!」
自分が向上することに、邁進していました。
ちょっとでも文章のテクニックが下がっていると、もう我慢できなかったのです。
自分が許せませんでした。
僕は頭のアクセルペダルを踏み続けました。
フルスロットル。
常に頭の回転はレッドゾーン!!
カートをやるみなさんは、わかりますよね。
エンジンを24時間レッドゾーンでブン回し続けるとどうなるか.

そのとおり。
僕の頭のエンジンはピストンリングが磨耗し、やがてピストンは焼きつき、ついにはバルブが吹き飛び、シリンダーヘッドはぶっ壊れ、エンジンブロー。
僕の頭は使い物にならなくなっていました。
その後、僕は5年以上、精神科と心理カウンセリングでリハビリを受ける羽目に陥ります。
エンジンブローの代償は実に高くつきました。

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