自動車のレースというのは、いまだに多くの偏見があります。
つまり、車に人間が乗っているだけだ、という意見。
もちろん、ボクは、そうではないと思います。
例えば……
『道具を使う』スポーツは数多くありますね。
野球、サッカー、バスケットボール、テニス、卓球などなど。
これと同じように、
自動車レースというのは、
『自動車という道具を、”人間が操る”スポーツ』
だからこそ、自動車レースは
『モータースポーツ』なのです。
その道具を操るプレイヤーは『生身の人間』です。
150km/hを超える豪速球を投げて打つ野球選手たち。
時速200Km/hを超えるサービスエースを打ち返すテニスプレイヤー。
そして時速300km/hを超える自動車を操る、レーシングドライバーたち。
彼らは野球ロボットや、サッカーマシン、ではなく、
もちろんF1パイロットもロボットではないのです。
彼らは練習に練習を重ねたからこそ、一般人には異次元と思える世界で戦えるのです。
そして、彼らは血の通った人間です。
さて、現代のF1のシートポジションを見て、ボクは思うのです。
『ここには”生身の人間”への配慮があるのだろうか?』
理論上は、空気抵抗が減り、ダウンフォースが増え、マシンの性能は向上しています。
そのマシンの中へ、部品のように押し込まれて、果たしてドライバーたちのモチベーションはどうなのだろうか?
実際、今のF1を見て、
『あれはドライバーではない、単なるオペレーターだ』
と酷評している記事がありました。
ボクもある程度同感です。
オペレーターは、流れ作業の中で、決められたタイミングで、決められた操作をこなします。
失礼な言い方かもしれませんが、
『ロボットで代用できる』のです。
***
誰もが感じているように、
もうじき、『ロボットが主役』の時代がきます。
その時F1や、モータースポーツは、どうなっているのか?
AIを搭載したロボットたちが、レーシングカーを乗りこなし、観客たちは、その『AIの優劣』だけに一喜一憂するのではないか?
***
『将棋』の世界で、これが現実となりました。
プロの棋士と、AIの将棋ソフトが戦った結果、AI将棋ソフトが圧勝。
対戦したプロの棋士たちからは
『もはや、人間では勝負にならない』
『将棋の世界での”神の領域”に近づいている』
と絶句。まさに衝撃と戦慄。
プロ棋士という存在自体が、根底からひっくり返ります。
もはや人間の棋士は要らないのでしょうか?
AI将棋は悪魔のソフトウェアなのか!
****
さて、車の世界でも将棋と似たようなことが進行中です。
自動運転は既に実用化の段階ですね。
いち早く、NISSANのスカイラインでは、高速道路での自動運転が体験できます。
竹岡 圭の今日もクルマと・・・日産スカイライン【NISSAN SKYLINE】
また、サーキットという、決められたコースを走るのならば、既に無人運転が可能なのです。
アウディ RS 7 自動運転コンセプト、無人でレーストラックを走行
[NEWS] "ヒルクライム"に挑戦した無人自動運転レースカー 史上初の完走
これからの時代の人と車の関係、これは、AIと人間がどう付き合っていくのか?
という問いかけでもあります。
もはや、避けて通れない問題なのです。
***
実際、将棋の世界では、AIと人間の『対決の時代』は既に終わりました。
プロ棋士たちは、すすんで、AI将棋の助けを借りているのです。
今までとは全く次元の違うような将棋の指し方を、『AIと協働して』生み出しています。
これと同じように、近い将来、AIと車を操る人間は、協働するだろう、とボクは思うのです。
人工知能・AIを『良きパートナー』として、スポーツに迎え入れる。
そういう時代に入ってきているように思います。
例えば、病気や障害で、寝たきりの人が、自分のアバターを作って、
バーチャルなカーレースに参加。
これなら、健常者とも対等にモータースポーツ. を楽しめます。
あるいは、ネットでつなげた遠隔ロボットでレンタルカート を楽しむ、なんてこともあり得ます。
どんなふうに使いこなしてゆくか、それこそ無限の可能性があるように思います。
『そりゃ~、あんまり、理想すぎるよ!』
と思われるかもしれませんね。
でも、ボクが子供の頃、1970年台はじめ。
コンピューターなんて、理想どころか、
それこそ『SF』『マンガの世界』『夢のまた夢』でした。
ところが、たった30年間で、SFの世界は、現実になりました。
今や、小学生でさえ、スマホを使いこなしています。
インターネットは、つながって当たり前。
スマホ画面をポチッとすれば、ネットで当たり前のように、お買い物ができます。
21世期の子供たちは、生まれた時からネットがある、
当たり前のようにあるのです。
子供たちにとって、『ネット環境』は既に水や空気と同じなのでしょう。
水や空気のように、AIと付き合って行けたらいいな、と思います。
僕らは普段、意識して呼吸してるわけじゃありません。
同じように、無意識に息遣いするように
AIと”呼吸を合わせて”日々の暮らしを送ること。
それはすごく素敵なことじゃないかな? と思うのです。
(***長々とお付き合いありがとうございました!! このテーマ、ひとまず終了します。)
***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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つまり、車に人間が乗っているだけだ、という意見。
もちろん、ボクは、そうではないと思います。
例えば……
『道具を使う』スポーツは数多くありますね。
野球、サッカー、バスケットボール、テニス、卓球などなど。
これと同じように、
自動車レースというのは、
『自動車という道具を、”人間が操る”スポーツ』
だからこそ、自動車レースは
『モータースポーツ』なのです。
その道具を操るプレイヤーは『生身の人間』です。
150km/hを超える豪速球を投げて打つ野球選手たち。
時速200Km/hを超えるサービスエースを打ち返すテニスプレイヤー。
そして時速300km/hを超える自動車を操る、レーシングドライバーたち。
彼らは野球ロボットや、サッカーマシン、ではなく、
もちろんF1パイロットもロボットではないのです。
彼らは練習に練習を重ねたからこそ、一般人には異次元と思える世界で戦えるのです。
そして、彼らは血の通った人間です。
さて、現代のF1のシートポジションを見て、ボクは思うのです。
『ここには”生身の人間”への配慮があるのだろうか?』
理論上は、空気抵抗が減り、ダウンフォースが増え、マシンの性能は向上しています。
そのマシンの中へ、部品のように押し込まれて、果たしてドライバーたちのモチベーションはどうなのだろうか?
実際、今のF1を見て、
『あれはドライバーではない、単なるオペレーターだ』
と酷評している記事がありました。
ボクもある程度同感です。
オペレーターは、流れ作業の中で、決められたタイミングで、決められた操作をこなします。
失礼な言い方かもしれませんが、
『ロボットで代用できる』のです。
***
誰もが感じているように、
もうじき、『ロボットが主役』の時代がきます。
その時F1や、モータースポーツは、どうなっているのか?
AIを搭載したロボットたちが、レーシングカーを乗りこなし、観客たちは、その『AIの優劣』だけに一喜一憂するのではないか?
***
『将棋』の世界で、これが現実となりました。
プロの棋士と、AIの将棋ソフトが戦った結果、AI将棋ソフトが圧勝。
対戦したプロの棋士たちからは
『もはや、人間では勝負にならない』
『将棋の世界での”神の領域”に近づいている』
と絶句。まさに衝撃と戦慄。
プロ棋士という存在自体が、根底からひっくり返ります。
もはや人間の棋士は要らないのでしょうか?
AI将棋は悪魔のソフトウェアなのか!
****
さて、車の世界でも将棋と似たようなことが進行中です。
自動運転は既に実用化の段階ですね。
いち早く、NISSANのスカイラインでは、高速道路での自動運転が体験できます。
竹岡 圭の今日もクルマと・・・日産スカイライン【NISSAN SKYLINE】
また、サーキットという、決められたコースを走るのならば、既に無人運転が可能なのです。
アウディ RS 7 自動運転コンセプト、無人でレーストラックを走行
[NEWS] "ヒルクライム"に挑戦した無人自動運転レースカー 史上初の完走
これからの時代の人と車の関係、これは、AIと人間がどう付き合っていくのか?
という問いかけでもあります。
もはや、避けて通れない問題なのです。
***
実際、将棋の世界では、AIと人間の『対決の時代』は既に終わりました。
プロ棋士たちは、すすんで、AI将棋の助けを借りているのです。
今までとは全く次元の違うような将棋の指し方を、『AIと協働して』生み出しています。
これと同じように、近い将来、AIと車を操る人間は、協働するだろう、とボクは思うのです。
人工知能・AIを『良きパートナー』として、スポーツに迎え入れる。
そういう時代に入ってきているように思います。
例えば、病気や障害で、寝たきりの人が、自分のアバターを作って、
バーチャルなカーレースに参加。
これなら、健常者とも対等にモータースポーツ. を楽しめます。
あるいは、ネットでつなげた遠隔ロボットでレンタルカート を楽しむ、なんてこともあり得ます。
どんなふうに使いこなしてゆくか、それこそ無限の可能性があるように思います。
『そりゃ~、あんまり、理想すぎるよ!』
と思われるかもしれませんね。
でも、ボクが子供の頃、1970年台はじめ。
コンピューターなんて、理想どころか、
それこそ『SF』『マンガの世界』『夢のまた夢』でした。
ところが、たった30年間で、SFの世界は、現実になりました。
今や、小学生でさえ、スマホを使いこなしています。
インターネットは、つながって当たり前。
スマホ画面をポチッとすれば、ネットで当たり前のように、お買い物ができます。
21世期の子供たちは、生まれた時からネットがある、
当たり前のようにあるのです。
子供たちにとって、『ネット環境』は既に水や空気と同じなのでしょう。
水や空気のように、AIと付き合って行けたらいいな、と思います。
僕らは普段、意識して呼吸してるわけじゃありません。
同じように、無意識に息遣いするように
AIと”呼吸を合わせて”日々の暮らしを送ること。
それはすごく素敵なことじゃないかな? と思うのです。
(***長々とお付き合いありがとうございました!! このテーマ、ひとまず終了します。)
***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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