57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

自己ベストまたまた更新!〜目指せ!最速ラップ⑦

2017年12月28日 | 目指せ!最速ラップ
さて、前回の自己ベスト記録1分03秒593
ここからの1秒の壁は大変だろうなぁ~。
世の中、そんなに甘くない、とおもいつつ、12月20日
神戸スポーツサーキットへ。
この日は注文しておいた、レーシンググローブが届いていました。

サイズは10号。左手にはめるとぴったりです。
う~ん、気分いいぞ。
やる気マンマンでピットロードへ。
この日の天気は晴れ。気温10℃、湿度は40%でした。
待っていたのは前回自己ベストを出した15号車。


軽くストレッチをし、プロテクターを身につけ、いざピットアウト!
そしてこの日の記録。


あっさり自己ベストを2秒も更新。
なんと1分01秒台に突入。

この日は2回に分けて走りました。
12時45分からの第1スティント。
すでに1分03秒台が4回出ております。
第2スティントは13時19分コースイン。
このセッションでは、1分03秒が2回、1分02秒を2回記録。
そしてかろうじて小指の先が引っかかった感じで……。
1分01秒932。
自己最速ラップが出ました。
***
この日良かったのは、ブレーキングでしょうか。
カートの教則本でも書かれているのですが、
ブレーキングの最初を「ガツン」と踏み込む。
普通車の感覚で言えば『急ブレーキ』の感覚で踏み込みました。
このハードブレーキングでは
「車が左右に揺れる」感覚が伝わってきます。
そこで大切なこと。
「減速はコーナー手前の直線で終わらせておく」
「車が滑る直前でブレーキを離す」
そして
「コーナリング中はブレーキを踏まない」
ということ。
***
ここからついに目の前に1分00秒『60秒の壁』が現実のものとして現れてきました。
神戸スポーツサーキットをレンタルで走る人たちは、みなさん、この60秒の壁を突破しようとトライします。
60秒を切れば『初心者卒業』といったところでしょうか。
その日、僕は近くのスーパー銭湯で天然温泉に入りました。
自己ベストを連発して気分は爽快!
ところが、気持ちよく温泉を出た時、自分の体に異変が…。
左の首と左の脇腹がずっしりと痛む。
「ありゃ、またやっちまったか」
以前、坐骨神経痛で「カートはやっちゃいかん!」
ドクターストップがかかりました。
あの時の苦い思い出が蘇ります。
タイムを更新するごとに、明らかに自分の体への負担は増えていたのです。
「こりゃ、真剣に自分の体を守らねば」と思いました。
ネックプロテクター、およびリブプロテクター、はちゃんと体にあったものを着用すること。
筋肉疲労が起こったら、まずは休養。
そして、体力、筋力をつけること。まだまだ、課題は多いですね。


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自己ベストを更新中!〜目指せ!最速ラップその⑥

2017年12月26日 | 目指せ!最速ラップ
皆様、良いクリスマスをお過ごしになられたでしょうか?
しばらく私のラップタイムがどうなっているのか。ご報告が遅れました。
実は、自分でも信じられないほど、走るごとにラップタイムを更新。
しかし、そのしっぺ返しで体が悲鳴を上げております……。
まずは12月3日、神戸スポーツサーキットでの走行記録。
天気は快晴でした。
過去天気
によると
神戸の最高気温13.9℃ 湿度53%でした。

マシンはbirel N35
エンジンYAMAHA MZ200仕様です。



以前、1分05秒にたどり着いた時、この先何かのきっかけで1分03秒が出るかも、と言っていましたが。
あっさり出ました。自己最速ラップ1分03秒593。

この時乗ったレンタルカートは15号車。
タイヤはまだ新品と言っていい状態。むしろ最初の皮むきが終わってないほどです。
14時08分にコースイン。まずはタイヤを温めます。その時にゆっくりと走りながら、丁寧にラインどりを確認します。
ストレートでは周囲に車がいないのを確認して(これ大事です)ジグザグ走行。タイヤに熱を入れます。
2周目は、いまいちタイヤがあったまってないなぁ~、と感じながらも、ラップチャートではすでに自己ベストを更新。
1分04秒752が出ています。
そして3周目。
コーナー出口でタイヤが踏ん張る感覚が出てきたので、タイムアタック!!
自己ベスト1分03秒593が出ました。
***
この日、なぜいいタイムが出たのか?
①コースインの前に、シートの上でベストポジションを探したこと。
②シートの上で、重心を下げることを意識。そしてリラックス。
③上級者と一緒に走ったこと。
④冬はタイムが出やすい、ということ。
****
この日、僕は、コースインの前に、シートの上でできるだけ寝そべった姿勢、およびリラックスできる姿勢を確かめました。

レンタルカートは
①パワーがありません
②そのくせ車体は重いです。
③タイヤのグリップはレーシングカートに及びません。
つまり、重くて、パワーがなくて、なおかつタイヤのグリップがない「遅い車」をどのように「速く走らせるか?」
実はレンタルカートの醍醐味はそこにこそあります。
それこそ、ドライバーの技量がはっきり出てしまう、恐ろしい乗り物なのです。
そういう意味では、この日、レンタルカート上級者と一緒に走れたことは、良い勉強になりました。特にブレーキの使い方、車の姿勢の変え方、が上級者はうまいのです。
***
冬にタイムが出やすいという話は、レンタルカートを走り慣れた人たちから、よく耳にしておりました。冬場はエンジンがよく吹ける、というのです。
その要因の一つとして、夏と冬では空気中の酸素濃度が変わる、というウワサ。
これをネットで調べると、ちゃんと答えが出てきます。
正しくは『酸素濃度』は変わらない。
ただし、気温が高いと『空気自体が膨張する』
だから、真夏の空気は、極端にいえば酸素がスカスカ。
対して、真冬の空気は、空気自体がギュッと締まるので、キャブレターとエンジンが吸い込む酸素量も『相対的に増える』ということらしいのです。
それにより『エンジンがよく吹ける』らしいのです。
*******
調子に乗った僕はこのあと、12月20日に神戸スポーツサーキットで走りました。
1分03秒からの1秒を縮めるという作業。
ここからの1秒の壁は大変だろうなぁ~。
世の中、そんなに甘くないよなぁ~、と思ってました。
ところが……。
次回に続きます。



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マミちゃん、X30に乗る。

2017年12月22日 | 特集 坂上真海選手
12月19日の火曜日、坂上真海選手からメールが送られてきました。
彼女は生まれて初めてイアメパリラX30エンジン
搭載の車に乗ったのです。


「おはようございます😊
鈴鹿選手権が終わり昨日福岡に帰ってきました。
結果としては34台中
タイトラ22位
予選20位
決勝17位でした。」


さっそく、わたくし、アマミヤが、ど素人の初歩的な質問メールを送ってみました。
Q ①
エンジンはセル付きですか?
A; セル付きです

Q ②
タイヤはダンロップ製でよろしいですか?
それはCIK/FIA仕様でしょうか? あるいはJAFの SLタイプを使用したのでしょうか?

A; タイヤはダンロップのSLタイヤです。

Q ③
エンジンの出力が上がり、タイヤも変わりました。
体に受ける横G、首にかかる負担など体感的にはいかがですか? 今までとどのような違いを感じますか?
A; 水冷エンジンになり、横Gとか、だいぶ負担が増えました。教えてくれた人からも、もっと体力つけていかなきゃねって言われました(^_^;)

Q ④
エンジンは空冷から水冷に変わりました。
エンジンのメンテナンスは今まで通りお父様が担当ですか?
また、エンジンの初期トラブルなどは、起こりませんでしたか?

A: エンジンやマシンのメンテはメカニックがします。初期のトラブルなどは全くなく、そこはチームの方に本当に感謝してます。

***所属するAKILAND RACINGのサポート体制もいいかんじですね、

鈴鹿サーキットから正式なリザルトが発表されています。


ちなみに、ファステストラップはゼッケン77番、吉田聲選手51.414 ; 88.51㎞/h
これ、平均時速ですよ。
さて、ここで8月13日のレース結果を参照して見ます。このレースは坂上選手がファステストラップを出して2位表彰台をゲット。「鈴鹿選手権シリーズ カートレース IN SUZUKA」SS-Junior オープンCLASS 『シリーズチャンピオン』となった時の記録です。


坂上真海選手、この時、平均時速 82.76㎞/hなのです。
そして、いま、X30に乗った。
平均時速88㎞/h。その差、6㎞/h。
いったいその6㎞/hが、どれほど強烈なインパクトなのか?
今の僕には想像もできません。
「モータースポーツ」をちょっと齧ると、”ハタ”と膝を打って思いつくことがあります。
『最高速を競っても意味がない』
『平均速度こそ、競うべきなのだ』という”発見”です。
最高速度はアクセルさえ”ベタ踏み”すれば、初心者でも200~300㎞/h出すことは理屈上、可能でしょう。
しかし、適切なタイミングでブレーキングを行い、ステアリングを切り、コーナーを侵入。強烈な横Gを耐え抜き、アクセルオンで車体にトラクションをかけ、再び加速する。
レースとはこの一連の作業の連続。
これらが適切にできているのか?
それを知る最も簡単な方法、それが……。
『ラップタイム』と『平均速度』なのだ、と僕は思います。

(この写真、右リアタイヤが少し浮いてます。カートでは3輪走行テクニックも重要です)
レース本番となると、この上に、ライバルたちとの駆け引き、タイヤの磨耗具合、様々な要素を自分の技量でコントロールしなければなりません。
それを達成できたドライバーだけが、表彰台に上がれるわけですね。
さて、X30エンジンに乗ったマミちゃんが、どのように乗りこなしてゆくのか。
今後も見守っていきたいですね。


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横山あきとくん、たからづかキッズチャレンジクラス初優勝!

2017年12月17日 | キッズレーサーたち
2017年SLたからづかカートフィールド10戦 キッズチャレンジクラス決勝

11月にご紹介しました、横山輝翔(あきと)くん。

先日、お父様から僕宛にメールが。
「あきと、たからづかのレースで初優勝しました!!」
えっ?! マジ!!
あきとくんパパのメールでは
「12月10日 たからづかカートフィールドで行われた
SLたからづかシリーズ 第10戦 。キッズチャレンジクラス(神戸スポーツサーキットで言う、フレッシュマンクラス) に参戦してまいりました。海斗くん&海斗パパの力も借り、見事優勝することができました!」
おお、全日本カデットクラスに参戦中の中村海斗くんご一家も協力しての『総力戦』だったわけですね。
チームの絆を感じますね。
***
ぜひ写真を送ってください、とお願いしました。
レースをやっている方ならお分かりと思いますが、レース当日は、もう忙しくて、写真を撮る暇もないほどなのです。
それでも、あきとくんパパから貴重な写真が送られて来ました。


リザルトの写真はこちら。

あきとくん、タイムトライアルは41.288で2位。
決勝第1ヒートでは2位。
そして決勝第2ヒートでは1位チェッカー!
総合30ポイントを獲得し、見事『1位、初優勝』となったのです。
動画もアップされてますので、その様子もお楽しみくださいませ。
なにより、横山あきとくん、横山さんご一家、そしてサポートされた中村さんご家族に拍手!!
本当に、おめでとうございます。コングラッチュレーション!!

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5月に始めたキッズたちに密着。

2017年12月15日 | キッズレーサーたち
11月25日。僕がぼぉ~っとサーキットをうろついていると(こういう大人になってはいけませんよ、よゐこの皆さん)
こんな光景が目に入ってきました。

二人の男の子を連れたご家族。
おおっ、これはネタにできるぞ! 
と、ここで突撃取材を敢行。
「あのう、お写真とか、撮らせてもらってもいいですか?」
”全然、大丈夫”とのこと。顔出しもOK👌👍
ラッキー!🤞とばかりに、山本さまにお話を聞きながら、写真を撮ります。
二人のお子さんは、今年5月にカートを始めたばかり。
「えっ、五月? 僕も5月1日に57歳でカートを始めたんですよ」
じゃあ、僕と同期だ。これはうれしいなぁ~。カートの魔力に取り憑かれてしまったのですね。
お兄ちゃんの方は、もう、KT100エンジン
を載せたカデットクラスの車に乗ってますね。
シャシーはエナジーをチョイス

なお、この日の気温と湿度は以下の通り。
百円ショップで買った温湿度計が役立ってます。


こちらは弟さん「しゅうへい君」のキッズカート。


改めて見ると、なんとも華奢なディスクブレーキなんですが、よく止まるんですよね。

ステアリングには、キッズながら、ラップタイマーを装着。装備は万全ですね。

さあ、しゅうへい君もピットアウトしますよ。
頑張ってね。

***
この日は土曜日ということもあって、7、8組のチームが練習走行に来ていました。コースに出ると、もう、戦闘モード。レース状態になります。
ぼくは子供達の走りをニコニコしながら眺めておりました。そこで気がつきました。
お兄ちゃんの方は、それはもう、懸命に、必死に、ハンドルにしがみついて走ってます。
「僕もそうだったよなぁ~」
これ、初心者はみんなやるんです。
お兄ちゃん、ピットイン。

彼のひたむきさ、必死さ、が痛いぐらい伝わって来ました。
そこで僕はカートのそばにしゃがみ込んで、お兄ちゃんに話しかけました。

「OK、よく頑張ってるね、もうちょっと、リラックスしてみようか?」

そして僕自身が両手を上にあげて

「ハイ、お手て、ぶらぶらぶら~」

子供は素直ですね。
本当に見知らぬ「怪しいおじさん」のいうことをちゃんと聞いちゃうんですよ。
「今度は前で、手をぶらぶらブラ~」
「最後は横で、ぶらぶらぶら~」

OK! いいよ。

「じゃあね、体の力を抜いて、シートに寝そべってごらん」

シートに体をあずける、身を任せる。
僕自身『カートの上でリラックスする』ということができるまで、半年かかりました。
僕のアドバイスを聞いたおにいちゃん、ピットアウトして走り始めます。
おおっ、アドバイスした僕自身がびっくりするほど、『走りの質』が全然変わって来てます。
リラックスしてシートに寝そべることにより、リアタイアへの荷重、トラクションが、より一層かかりやすくなったのです。また、マシンの挙動も、いち早く背中に感じられたようです。
ピットに戻って、おにいちゃん、自分でもびっくりしたみたい。

ほら、シートの上でイメージトレーニングが始まってます。
身体と車が一体になる感覚。

子供達は、ほんのちょっとしたきっかけで、グンと伸びるんですね、成長するんですね。
いやぁ~楽しい!!
これだから、子供たちを応援せずにいられませんね。
もっとたくさんのご家族が、サーキットに来るといいのにね。
素敵な出会いをありがとうございました、山本さまご一家に感謝です。

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