6月28日の日曜日、ついに、SLレース・神戸シリーズ復活です!!
SLとはスポーツ&レジャーの略。全日本クラスの選手たちも参戦するカートレースなのですよ。
新型コロナウィルスの影響で、延期されていましたが、待ちに待った再開です。
午後からは梅雨の晴れ間も見える天候でした。気温は25℃
いつも取材でお世話になっている、中村さん、横山さんのチームパドックへご挨拶。
以前、レースデビューに密着した、横山輝翔(あきと)くん。
(当時はこんなに幼かったんですね)
彼は昨年、神戸スポーツサーキットのSLレースで2019年『キッズクラス・チャンピオン』に輝きました。
今年、7歳になる、あきとくんは、ひとつ上のお兄ちゃんクラス、『カデットクラス』に挑戦しています。
上の写真、ヘルメットをかぶってカートを押しているのがあきとくん。これから決勝グリッドに並びます。
朝のタイムトライアルでは、4番手のタイムを出しています。
タイムを見ると、参加11人中、1秒の間に、9人がひしめいています。
小学生とはいえ、『カデットクラス』がいかにハイレベルの戦いか、
激戦区だなぁ~、ということが分かりますね。
予選ヒートでは、あきとくん、途中スピンして最下位までダウン。その後、追い上げて結果は8位。
決勝グリッドについた選手たち、スタート前にオフィシャルから注意事項を聞いてますね。
レースの模様は動画をご覧くださいませ。
2020 SL神戸シリーズ 第2戦 カデットオープン 決勝
あきとくん、8番グリッドから、ガンガンプッシュしていきました。
これだけ接近戦のガチンコバトルをやって、接触、スピン、リタイヤをしない!!
小学生で、こんなバトルができるとは。いやぁ~、驚きました。
レースは終了。車検場に、選手たちが帰ってきました。ここで車の重さなどを検査します。
ゼッケン2番が横山あきとくん。
あれっ、ガックリ、首をうなだれています。
なんか、様子がおかしい……。
それに気づいた横山パパ。ヘルメットをつけたまま、あきとくんを抱き抱えます。
あきとくん、必死にこらえていた感情が、爆発したようでした。
何度もお会いしているから分かるのですが、横山パパは、
『カートレーサー、あきとくん』に対して厳しい人です。
(写真は、キッズクラスの時の決勝直前、気合いを入れる横山パパです)
でもヘルメットの中で泣いている、あきとくんを見て、思わず抱き抱える姿。
この優しい笑顔を見る限り、とても『悪役』には見えませんね。😁
ボクは、今まで、あきとくんが、レースで泣いたところを見たことがありません。
でも、今回のレースでは、よほど悔しかったのでしょう。
パドックに帰ってきても、背中で泣いているあきとくん。
『男の哀愁、ただよってるぜ!!』
ボクは思います、
『あきとくん、レースで悔し泣きできれば、君は立派なレーサーなんだよ!!』
カデットクラスの結果は以下の通りです。
(次回はひとつ上のSSクラスをレポートします)
******
さて……。
ボク自身ひさびさのレース取材となりました。
2018年シーズンの後半から、2019年にかけて、ボク自身の入退院、その後の療養、姉との死別などがありました。
ボク自身の精神状態は、とても『よそ様の子供たち』を取材させていただくような状態ではありませんでした。
今回の取材を通してお分かりと思いますが、
レースを走る子供達や、親御さんにとって、SLレースというのは
紛れもない
『真剣勝負』であり『試合』なのです。
このレースには、全日本トップクラスの選手たちも参加しているのです。
それを知っているからこそ、ボク自身、いい加減な気持ちで、関わることはできないと思いました。
今、ようやく、心と体を少しづつ、日常生活に慣らしながら、なんとか回復してきています。
***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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SLとはスポーツ&レジャーの略。全日本クラスの選手たちも参戦するカートレースなのですよ。
新型コロナウィルスの影響で、延期されていましたが、待ちに待った再開です。
午後からは梅雨の晴れ間も見える天候でした。気温は25℃
いつも取材でお世話になっている、中村さん、横山さんのチームパドックへご挨拶。
以前、レースデビューに密着した、横山輝翔(あきと)くん。
(当時はこんなに幼かったんですね)
彼は昨年、神戸スポーツサーキットのSLレースで2019年『キッズクラス・チャンピオン』に輝きました。
今年、7歳になる、あきとくんは、ひとつ上のお兄ちゃんクラス、『カデットクラス』に挑戦しています。
上の写真、ヘルメットをかぶってカートを押しているのがあきとくん。これから決勝グリッドに並びます。
朝のタイムトライアルでは、4番手のタイムを出しています。
タイムを見ると、参加11人中、1秒の間に、9人がひしめいています。
小学生とはいえ、『カデットクラス』がいかにハイレベルの戦いか、
激戦区だなぁ~、ということが分かりますね。
予選ヒートでは、あきとくん、途中スピンして最下位までダウン。その後、追い上げて結果は8位。
決勝グリッドについた選手たち、スタート前にオフィシャルから注意事項を聞いてますね。
レースの模様は動画をご覧くださいませ。
2020 SL神戸シリーズ 第2戦 カデットオープン 決勝
あきとくん、8番グリッドから、ガンガンプッシュしていきました。
これだけ接近戦のガチンコバトルをやって、接触、スピン、リタイヤをしない!!
小学生で、こんなバトルができるとは。いやぁ~、驚きました。
レースは終了。車検場に、選手たちが帰ってきました。ここで車の重さなどを検査します。
ゼッケン2番が横山あきとくん。
あれっ、ガックリ、首をうなだれています。
なんか、様子がおかしい……。
それに気づいた横山パパ。ヘルメットをつけたまま、あきとくんを抱き抱えます。
あきとくん、必死にこらえていた感情が、爆発したようでした。
何度もお会いしているから分かるのですが、横山パパは、
『カートレーサー、あきとくん』に対して厳しい人です。
(写真は、キッズクラスの時の決勝直前、気合いを入れる横山パパです)
でもヘルメットの中で泣いている、あきとくんを見て、思わず抱き抱える姿。
この優しい笑顔を見る限り、とても『悪役』には見えませんね。😁
ボクは、今まで、あきとくんが、レースで泣いたところを見たことがありません。
でも、今回のレースでは、よほど悔しかったのでしょう。
パドックに帰ってきても、背中で泣いているあきとくん。
『男の哀愁、ただよってるぜ!!』
ボクは思います、
『あきとくん、レースで悔し泣きできれば、君は立派なレーサーなんだよ!!』
カデットクラスの結果は以下の通りです。
(次回はひとつ上のSSクラスをレポートします)
******
さて……。
ボク自身ひさびさのレース取材となりました。
2018年シーズンの後半から、2019年にかけて、ボク自身の入退院、その後の療養、姉との死別などがありました。
ボク自身の精神状態は、とても『よそ様の子供たち』を取材させていただくような状態ではありませんでした。
今回の取材を通してお分かりと思いますが、
レースを走る子供達や、親御さんにとって、SLレースというのは
紛れもない
『真剣勝負』であり『試合』なのです。
このレースには、全日本トップクラスの選手たちも参加しているのです。
それを知っているからこそ、ボク自身、いい加減な気持ちで、関わることはできないと思いました。
今、ようやく、心と体を少しづつ、日常生活に慣らしながら、なんとか回復してきています。
***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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