57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

公道カートについて

2017年05月24日 | 公道カート
最近、公道カートについて、いろいろと問題視されてますね。
僕の個人的な感想ですが、カートはやっぱりサーキットで走るべきだろうと思います。
ただ、僕が57歳にして人生初カートデビューを果たしたとき、ふと思ったことがあります。
走り終わって、カートをしげしげと眺めました。
ハンドルがある。

舵を切る仕組みはこうなっているのかぁ〜。
実にシンプル。
エンジンは単気筒。4サイクル。

これもシンプル。
自分で手入れできるだろうなぁ〜。
プラグなんかもヒョイと抜いて、ブラシで掃除できるだろうし。
オイルだって自分で交換できるでしょう。
ブレーキの効きは申し分ありません。
強力なディスクブレーキがついている。

それに路面をがっちり掴むスリックタイヤ。

ここまで考えて、僕の中の悪魔が囁きました。
「ふふふ、お前の考えていることはお見通しだぞ……」
そうなのです。
これって、車の機能はすべてあるよねぇ〜。
つまりは、
ヘッドライト、ウインカー、ストップランプ、それにナンバープレートを取り付ければ……
「公道走れるじゃん!!」
と思ってしまったのです。
もちろん細かいことを言えば、3点式シートベルトや
万が一の転倒の場合を考えて、ロールバーの設置(キッズカートにはロールバーが標準装備されていますね。何であれを他のカテゴリーにも適用しないのか? 僕にはさっぱり理解できません)

それに長袖長ズボン、手袋に、忘れてはならない「ヘルメット着用」

今日の朝のワイドショーでも、この公道カートの問題が取り上げられていました。
一般の車からは、カートはあまりに車高が低いので、近くにいると、ほとんど見えないそうです。
これは危険ですね。
そのための対策として、ポールを立て、先端にLEDランプをつけて走っているカートもあるとのこと。安全対策としていい試みだと思います。
僕が一番気になることは、カートというものが、一部の心無い利用者のために、「危険な乗り物」として一括りにされてしまうこと。
従来からありましたよね。おかしな偏見が。
「暴走族」イコール「走り屋」
その挙句「サーキットに行く連中は暴走族」という誤った認識。
今でもこれは根強いです。
モータースポーツを愛する人たちは、だからこそ、
「ルールを守ります。」
「マナーを守ります。」
「紳士です。」
「親切で優しい人たちです」

サーキットをカートで一度でも走った人ならわかります。
スピンして僕が立ち往生していると、一緒に走っていたレーサー二人が駆け寄って、
「大丈夫ですか?」
とマシンを進向方向へハンドルを切って押してくれました。
「あ、あ、ありがとうございます」
僕は体力を消耗し、息も絶え絶えでした。
お礼を言うのが精一杯。
二人はさっと自分のマシンに乗り込み、片手を上げて風のように走り去って行きました。
「かっこエエ〜なぁ〜」
「ワシもあんな風になりたいヨォ〜」
まあ、まだちょっと時間がかかりそうですね。
何せドン速なもんで……。
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村