さて、ワタクシ、、今月末の28日(日曜)神戸スポーツサーキットで開かれる、レンタルカートレース『Fastest CUP』に出場することにしました。
前回の人生初レース、『KSC杯』は、『ノンタイトル』戦でした。
野球で言えば、シーズン開幕前の『オープン戦』と言えるでしょう。
しかし、今度のレースは、野球で言うところの『公式戦』になります。
ボクもいよいよ、公式戦デビュー❗️、というわけです。

この『Fastest CUP』というレースは、初心者クラスの『フレッシュマン』
上級者の『エキスパートクラス』に分かれます。
フレッシュマンで2勝したドライバーが、『エキスパートクラス』にステップアップします。
ボクはもちろん、『Fastest CUP』初参加なので、『フレッシュマン』クラスにエントリーします。
今年61歳になるぼくが『フレッシュマン』なんて、ちょっと気恥ずかしい気もしますが😅🙂

(参加申し込みの受領書です)
使用するカートは、イタリア製『ビレルN35』のシャシー、エンジンはヤマハMZ200、タイヤも全車同じ、という
全くのイコールコンディション。
ドライバーの体重が軽すぎる場合は、鉛のウェイトを積み込んで調節します。
この『ワンメイクレース』の面白さは、なんといっても、
『ドライバーの技量の差』がはっきり出てしまう、ことでしょうね。
(**ボクはレンタルカートを初めてから、このワイメイクの面白さに、改めて気がつきました。『日本を代表するプロフェッショナル』たちのレースでは、競い合うパートが多すぎて、何が勝因だったのか? が、よくわからない場合があります。ドライバーの技量なのか? エンジンのパワーで勝ったのか? それともタイヤの選び方で勝ったのか? はたまたシャシーのバランス、空気力学の成果なのか? 使用するガソリンや、オイルのメーカー、ブレーキメーカーもレースで競い合っている訳です**)
さて、フレッシュマンクラスとはいえ、この『Fastest CUP』レースは、とてつもなくレベルが高いのですよ。
参考までに昨年のフレッシュマンレースの最終戦を見てみましょう。
2020 Fastest Cup 第5戦(最終戦)ノービス ヒート1
速い、うまい、ドライバーたちの走りを、カートのシートから至近距離でみることができる。
最高の体験になる、と思っています。
なお、このレースは、『ヒート1』『ヒート2』の合計ポイントで優勝が決まります。
しかも、なんと『ヒート2』では、『リバースグリッド』なのですよ。
つまり、ヒート1で1着だったドライバーは、ヒート2では『最後尾スタート』になるのです。
当然、ヒート1でビリの選手は、ヒート2では、なんと『ポールポジション』からのスタートになります。
2020 Fastest Cup 第5戦(最終戦)ノービス ヒート2
🌟🌟🌟
以前のブログにも書きましたが、モータースポーツは、一見すると、華やかに見えます。
でも、実は、とっても地味な努力を必要とします。
野球には、9回裏の逆転サヨナラ満塁ホームラン‼️、ということがあり得ます。
ところが、モータースポーツは、テニスや、山登りに極めて似ているのです。
コートを走り回って、1ポイント、1ポイント積み重ねてゆく。
あるいは、山の頂上に立つには、1歩1歩、地味ぃ〜に登ってゆく。
それしか方法がないわけです。
でも、言い換えれば、地味で、退屈な努力を惜しまなかった人に、勝利のチャンスが訪れるわけです。
ボクは、そういう競技が好きです。
*****
ボクは子供の頃から劣等感のかたまりでした。
なにせ、逆上がりができない、自転車に乗れない(そんなボクがのちにバイクの免許を取りますが)
泳ぎができない! スポーツ系はほぼ全滅😢😢 おまけに体も弱い。
高校2年生の時、肺結核にかかり、8ヶ月間を病院で過ごしました。もちろん高校は休学。
もう一度、高校2年生をやり直しました。一年下の後輩たちと同じクラスで、授業を受けることになりました。
体育会系の人たちならご存知でしょうが
『中学、高校で、いち年先輩、いち年後輩』というのは、
天と地ほどの差があります。
そんな心が折れかけた中、ボクに一つだけ自信を与えてくれたものがあります。
中学2年生から始めたアコースティックギターでした。
全く弾けなかった初心者が、練習するうちにFコードを抑えられるようになり
(ギター初心者がまず最初につまづくのが、人差し指で6弦全てを抑えるFコードなのです)
やがて、アルペジオや、スリーフィンガーピッキング、といったテクニックを身につけました。
ギターはボクに教えてくれました。
『練習すれば、上手くなるんだよ』
当たり前のことです。
でも、ボクを含め、多くの人が、この当たり前のことが、なかなかできないのですね。
地味な練習。一段一段、自分の歩みを確認しながら、高みを目指す。
ふと、一息入れて、振り返ります。
その時、自分が今、山の何合目にいるのか?
『えっ、いつの間に、こんなに登ってきたの?!』
と自分でもびっくり。
何か、じんわりと、喜びが湧いてきますね。
2020:5:23神戸、須磨アルプス縦走路、鉄拐山頂上より
一歩一歩、焦らず、登って、ボクは、どんな景色を見ることができるのか?
今からレースが楽しみなのです。
本文、写真、一部動画の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2021
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前回の人生初レース、『KSC杯』は、『ノンタイトル』戦でした。
野球で言えば、シーズン開幕前の『オープン戦』と言えるでしょう。
しかし、今度のレースは、野球で言うところの『公式戦』になります。
ボクもいよいよ、公式戦デビュー❗️、というわけです。

この『Fastest CUP』というレースは、初心者クラスの『フレッシュマン』
上級者の『エキスパートクラス』に分かれます。
フレッシュマンで2勝したドライバーが、『エキスパートクラス』にステップアップします。
ボクはもちろん、『Fastest CUP』初参加なので、『フレッシュマン』クラスにエントリーします。
今年61歳になるぼくが『フレッシュマン』なんて、ちょっと気恥ずかしい気もしますが😅🙂

(参加申し込みの受領書です)
使用するカートは、イタリア製『ビレルN35』のシャシー、エンジンはヤマハMZ200、タイヤも全車同じ、という
全くのイコールコンディション。
ドライバーの体重が軽すぎる場合は、鉛のウェイトを積み込んで調節します。
この『ワンメイクレース』の面白さは、なんといっても、
『ドライバーの技量の差』がはっきり出てしまう、ことでしょうね。
(**ボクはレンタルカートを初めてから、このワイメイクの面白さに、改めて気がつきました。『日本を代表するプロフェッショナル』たちのレースでは、競い合うパートが多すぎて、何が勝因だったのか? が、よくわからない場合があります。ドライバーの技量なのか? エンジンのパワーで勝ったのか? それともタイヤの選び方で勝ったのか? はたまたシャシーのバランス、空気力学の成果なのか? 使用するガソリンや、オイルのメーカー、ブレーキメーカーもレースで競い合っている訳です**)
さて、フレッシュマンクラスとはいえ、この『Fastest CUP』レースは、とてつもなくレベルが高いのですよ。
参考までに昨年のフレッシュマンレースの最終戦を見てみましょう。
2020 Fastest Cup 第5戦(最終戦)ノービス ヒート1
速い、うまい、ドライバーたちの走りを、カートのシートから至近距離でみることができる。
最高の体験になる、と思っています。
なお、このレースは、『ヒート1』『ヒート2』の合計ポイントで優勝が決まります。
しかも、なんと『ヒート2』では、『リバースグリッド』なのですよ。
つまり、ヒート1で1着だったドライバーは、ヒート2では『最後尾スタート』になるのです。
当然、ヒート1でビリの選手は、ヒート2では、なんと『ポールポジション』からのスタートになります。
2020 Fastest Cup 第5戦(最終戦)ノービス ヒート2
🌟🌟🌟
以前のブログにも書きましたが、モータースポーツは、一見すると、華やかに見えます。
でも、実は、とっても地味な努力を必要とします。
野球には、9回裏の逆転サヨナラ満塁ホームラン‼️、ということがあり得ます。
ところが、モータースポーツは、テニスや、山登りに極めて似ているのです。
コートを走り回って、1ポイント、1ポイント積み重ねてゆく。
あるいは、山の頂上に立つには、1歩1歩、地味ぃ〜に登ってゆく。
それしか方法がないわけです。
でも、言い換えれば、地味で、退屈な努力を惜しまなかった人に、勝利のチャンスが訪れるわけです。
ボクは、そういう競技が好きです。
*****
ボクは子供の頃から劣等感のかたまりでした。
なにせ、逆上がりができない、自転車に乗れない(そんなボクがのちにバイクの免許を取りますが)
泳ぎができない! スポーツ系はほぼ全滅😢😢 おまけに体も弱い。
高校2年生の時、肺結核にかかり、8ヶ月間を病院で過ごしました。もちろん高校は休学。
もう一度、高校2年生をやり直しました。一年下の後輩たちと同じクラスで、授業を受けることになりました。
体育会系の人たちならご存知でしょうが
『中学、高校で、いち年先輩、いち年後輩』というのは、
天と地ほどの差があります。
そんな心が折れかけた中、ボクに一つだけ自信を与えてくれたものがあります。
中学2年生から始めたアコースティックギターでした。
全く弾けなかった初心者が、練習するうちにFコードを抑えられるようになり
(ギター初心者がまず最初につまづくのが、人差し指で6弦全てを抑えるFコードなのです)
やがて、アルペジオや、スリーフィンガーピッキング、といったテクニックを身につけました。
ギターはボクに教えてくれました。
『練習すれば、上手くなるんだよ』
当たり前のことです。
でも、ボクを含め、多くの人が、この当たり前のことが、なかなかできないのですね。
地味な練習。一段一段、自分の歩みを確認しながら、高みを目指す。
ふと、一息入れて、振り返ります。
その時、自分が今、山の何合目にいるのか?
『えっ、いつの間に、こんなに登ってきたの?!』
と自分でもびっくり。
何か、じんわりと、喜びが湧いてきますね。
2020:5:23神戸、須磨アルプス縦走路、鉄拐山頂上より
一歩一歩、焦らず、登って、ボクは、どんな景色を見ることができるのか?
今からレースが楽しみなのです。
本文、写真、一部動画の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2021
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