57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

『これ、なぁ〜んだ?!』

2020年07月30日 | 2020年レース
はい、これ、なぁ~んだ?!

『おおっ、カートが逆立ちしてる!』
まるで『カートの林』のようですが。
これはカートをハンガーのようにかけて、保管するスタンドなのです。
そびえ立っているのは、『TIA-MZ200』というマシン。

神戸スポーツサーキット、7月19日のSLレース第3戦では、久しぶりに
このTIA MZ200を使った、ワンメイクレースも行われました。
レンタルカートで練習している僕にとっては、実はいちばん親近感の湧くカテゴリーとでも言いましょうか。
レンタルカート と、レーシングカート の間をつないでいて、『スポーツカート』とも呼ばれています。
このレース。なんとマシンは、主催者側が用意してくれるのですよ!
レーシングスーツと、ヘルメットを持っていけば、レースができちゃう!!
これはオイシイぞ!!
ワンメイクレースなので、もちろんエンジンは共通。
レンタルカート で使われている、お馴染みの、
YAMAHA MZ200であります。
発電などに使われる、汎用エンジン。信頼性は抜群!

空冷4サイクルOHVエンジン。(OHC,オーバーヘッドカムシャフトではないのですよ、ふふふ)
最高回転は、涙無くしては語れない”哀愁の”4,000rpm ❗️❗️😲
その性能は言葉に言い尽くせません!!😭😭😂
『んな、アホな?!』
とお思いでしょうが、この”鈍足エンジン”でレースをやるのですよ。
レンタルカート 上級者は、走行中、このエンジンを出来る限り、回転を落とさずに走る、というテクニックを使います。

『なんで、かめさんのような🐢🐢🐢エンジンで、あんなに速いの?!』とびっくりしますよ。

クルマを速く走らせること。それは、決して、エンジンパワーだけではないのだよ、ということを教えてくれるのです。
僕も、レンタルカート で走る度に
『このエンジン、まだ、何か、どこかに美味しいところがあるんじゃないか?』
と思ってその特性を、100%引き出したい、と思っているのです。
***
さて、この『TIA-MZ200クラス』が、レンタルカートと最も違うところ。
それは、シャシーとタイヤなのです。
レンタルカートは安全のため、重い、ヨロイのようなバンパーで、ぐるりと覆い尽くされています。

ところが、TIAのシャシーは、軽量な完全レーシング仕様です。

下の写真、ペダルに黒いアタッチメントをつけてますね。

身長に合わせて、ペダル位置を、この部品で調整するのですね。
レースの公正を期すために、ドライバーの体重が軽すぎる場合には、シート左横に鉛のウェイトを積みます。

ラップタイム計測用の、黄色いトランスポンダーも取り付けられてます。
そして、ひとレース終わった、タイヤをご覧ください。
めちゃくちゃ溶けてるやん! 

いいなぁ~、ヨコハマADVANタイヤ。
レンタルカート のレースでは、こんなすぐ溶ける、ハイグリップタイヤなんて、履かせてもらえません。
もう、ほんとにレンタルカーターにとっては、憧れのレース用スリックタイヤなのです。
本番レースは下の動画をどうぞ
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 TIA MZ ヒート2

レース結果は以下の通り。

どうでしょう?
タイムトライアルでは、参加10人中、全員が53秒台。皆さん、すごい実力の持ち主。
レンタルカートレースのエキスパート(上級)クラスで走っている方の名前もありますね。
ちなみに、神戸スポーツサーキットのレンタルカートレースでは、上級者は、およそ57秒台で走ってます。
レンタルカートと同じエンジンを使って、TIA-MZ200クラスでは、『4秒』も速い!
シャシーの軽量化と、ハイグリップタイヤ、そして、うまい、速いドライバー!!
ドライバーズシートの上で、一体、どんな横Gを受けて、どんなすごい風景を見ているのだろう?
いやぁ~、すごいですねぇ、としか言いようがありません。
皆さん、お疲れ様でした。

PS,
おまけに、『これなぁ~んだ?!』

ピットの天井に親子のツバメたちが巣を作っていました。ヒナたちの成長を見守る、サーキットの皆さんの優しさが伺える、ひとコマでした。

写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村

2020 SL神戸シリーズ第3戦カデットクラスをレポートします!

2020年07月23日 | 2020年レース
さて、7月19日の日曜日、神戸スポーツサーキットで行われたSLカートミーティング神戸シリーズ第3戦。
カデットクラスをレポートしていきましょう。

まずは、取材でお世話になっている横山さんのパドックへ、ご挨拶。


右側が横山さんパパ。麦わら帽子が似合ってますね。奥には中村海斗君も写ってます。
息子さんの横山輝翔(あきと)くんは、昨年のSL神戸シリーズ『キッズクラスチャンピオン』。

今年は、一つ上のお兄ちゃんクラスである、カデットクラスにチャレンジしています。
早速、あきとくんパパに今シーズンのマシンを見せてもらいました。
シャシーは『Energy』を使用。

聞けば、このクルマ。『Energy』のカデット2020年モデルの初号機。
「う~ん、ってことは、あきとくんはテストドライバーみたいなもんだねぇ」とボクは一人納得。

エンジンはヤマハ KT100(キャブレター口径を小さくして出力を抑えてます)
タイヤはヨコハマ ADVAN のワンメイク。
カデットクラスの子供たちがレーシングカートに乗る時、一番ネックになるのが
『身長と体重』
日々成長する身体。それに合わせて、ペダルの位置を細かく調整します。

写真左側が、車の前方向になります。
ブレーキ、アクセルペダルは、これでもか!!というほど後ろにセットされています。
その調整金具の細やかさ。
『どれだけ、手間がかかっているんだろう?』
ボクはもう、これ見ただけで、涙ものでした。
ちなみに前回ご紹介した、SSクラス中村海斗くんのペダル周りはこんなにシンプル。

カデットクラスは、ドライバーを含めた『車両重量』の管理も大変です。
あきとくんは、小学2年生、今年からカデットに乗ることが可能。
まだ、小さな身体は、当然体重も軽いので、定められた『最低重量』に達していません。
そこで、規則に則って、車体にガッツリ、鉛のウェイトを積み込みます。
(シートの左横と、後ろに取り付けてありますね)

ウェイトの合計はなんと20kg !!
さらに、びっくりしたのが、取り付け位置。
車体の裏側、シートの底面に鉛のウェイトを取り付けています。

『こんなとこに、ウェイトつけてるのはウチだけですヮ』とあきとくんパパがニコニコ。
確かに、低重心、マシンの運動性を考えると、ここにウェイトを積むのが、合理的ですね。
今日のあきとくん、朝のタイムトライアル2位

予選ヒートは6位

そして彼はこの予選ヒート中にファーステストラップ、47.075-を記録。
******

******
予選ヒート中、他の誰よりも速く走った! という証明です。
タイムトライアルで記録した、47秒106- より速くなってます。
うん、この速さは本物だね!
あきとくんパパが、嬉しさを隠しきれないのも、うなづけます。
ボクは改めて、最速ラップを叩き出した、タイヤを見ました。
うまいドライバーは、タイヤを上手に使うのです。
フロントが、よく溶けています。

あきとくんパパによると、
右回りの高速4コーナーで、右フロントタイヤの内側に、すごく荷重がかかっているらしい、とのこと。
確かに、右フロントタイヤの内側のエッジが集中して溶けていました。
***
さあ、ぼちぼち決勝レースの出番ですよ。

あきとくんも身支度を整えます。


新車をピットロードに引き出して、


チームのみんなで、カートをグリッドへ運びます。


ゼッケン2番が、あきとくん。6番グリッドからのスタート。
決勝の模様は、下の動画をご覧ください。
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 カデットオープン 決勝


あきとくんは、決勝4位入賞でした。車検場に、クルマが戻ってきます。


カートをスタンドに乗っけて。
あきとくん、お疲れ様でした。

『ママ、ネックガード、持って』

こういうところは、やっぱり小学校低学年のかわいさですね。
レース結果は以下の通り。

レースを見るとわかりますが、レースを最後まで走りきる、リタイヤせずに走りきる、それだけでも大変なことだなぁ〜、とボクは思います。
カデットクラスの表彰式。10位までが入賞になります。
1位 片岡くん、2位 山代君、 3位 金子君、本当におめでとう!!

表彰台の3人だけが貰える『YOKOHAMA』 のキャップ。
やっぱり、かっこいいよね。あきとくん、次は表彰台、登ろうぜ!!

前回のレースでは悔し涙を見せた、あきと君でしたが、
今回は、笑顔でレースを終えることができましたね。

子供たちが一生懸命走る、ひたむきな姿、いつも感動をもらっていることに気づきます。
取材ご協力いただきました横山様、カデットレーサーのみんな、本当にありがとうございました。


写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村

SL神戸シリーズ第3戦SSクラス 中村海斗くん優勝!

2020年07月21日 | 中村海斗選手とご一家

7月19日の日曜日、神戸スポーツサーキットにて、SLカートミーティング第3戦が開かれました。
激戦のSSクラスでは、応援している中村海斗くんが優勝。
その模様をレポートしていきましょう。

レース当日の華やかな雰囲気。しかし、パドックの中は、レースの準備で忙しそうです。


この日は梅雨明けを感じさせるようなスカッとしたお天気。絶好のレース日和です。最高気温31℃
今日は”アツい”レースになる予感がしますね。
まずは、いつもお世話になっている中村さん、横山さんのパドックへご挨拶。

手前の車が中村海斗くん、奥のブルーと赤のカラーリングが横山あきとくんのマシン。
ボクが勝手に応援している、中村海斗くん、シャシーはトニーカートを使ってます。マシンをよく見せてもらいました。

フロントフェアリングの内側はこんな感じ。これをみただけで、『むむっつ!!』と気づいた方は、相当なカートファンですね。

全日本選手権の時などに適用される、フロントフェアリング規定(他の車と追突したりすると、フロントフェアリングが沈み込む仕組み)用の、取り付け部品が今回は無し。フレームに直接、フェアリングが取り付けられています。フロントフェアリング規定は、今回ありません。
レースでドッグファイト、1位をもぎ取って、やったぁ~、と車検場に帰ってきた時、フロントフェアリングが沈み込んでると……。
『はい、ペナルティ! 5秒、加算です。』ズドーン!
あれは、落ち込むよね。😭😭

トニーカートのペダルを見て、改めて『シンプル イズ ベスト』を貫いている、と思いましたね。また、海斗くんパパにハンドリングについて尋ねると、「海斗は、瞬時に反応してくれるクルマが、好きみたいやね」ということで、若干、オーバーステア気味にセッティングしてあるそうです。
ボクも、以前オーバーステア気味のレンタルカートに乗ったことがあります。フロントが予想以上に切れ込む、同時にリアが滑り出す、という調子で、いつスピンするかわからない。てこずった覚えがあります。

さて、隣のカデットクラス、横山あきとくんの決勝の時間。
次が、SSクラス中村海斗くんの出番です。
この日の海斗くん。午前中のセッションは
タイムトライアル 44,981-で1位。ただひとり、44秒台です。

予選ヒートも 『1位』

今まで、何回も中村海斗くんのレースを見ていますが、これ、完全に彼の勝ちパターン。ビタっとハマってますね。
”海斗くん、こりゃ、勝っちゃうぞ……”
優勝を意識し始めると、見ているこっちがもう、ソワソワ、ドキドキ。心拍数半端ない。

『まっ、まあね、お、落ち着いて行けば、ぜっ、ぜったい、だ、ダイジョウブ、だからね😅😅』

と、ボクは引きつった笑顔で、海斗くんとガッチリ握手。
本人の方がよほど落ち着いてましたね。
いよいよSSクラス決勝レース。

グリッドにカートが並びます。ポールポジション、ゼッケン44番 中村海斗選手!

日傘を指しているのが、海斗くんママですよ!
スタート30秒前、レースクィーンのお姉さんが華やかですね。

決勝レースの模様は、下の動画をご覧くださいませ。
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 SSオープン 決勝

今回のレースは、まさに海斗くんの『横綱相撲』でした。

ウィニングランを終えて、車検場に戻ってきた海斗くん。
早速オフィシャルキャメラマンが駆け寄ります。

やっぱり、『1位、優勝』は注目のされ方が、別格ですね。
海斗くんパパも一緒にハイチーズ!! おっ、横山あきとくんも、一緒だね。

レースが終わって、リラックスした表情の海斗くん。

右側の海斗くんパパも最高の笑顔です🤗🤗
お父さん曰く、
「ボクは今日、なんにもしてへん。カートにガソリン入れただけ!」とのこと。
その嬉しさは、息子の海斗くんが、たんに『1位を獲った!』というだけではなさそうでした。
それは、彼が体幹トレーニングなど、日頃の地味な練習をこなし、自ら努力して、勝利を獲りに行ったこと。
海斗くん自身のココロ、技術、身体、全ての成長が、こんな素敵な結果となって表れた。
その喜びの笑顔だろうと感じました。
結果がなかなか出なくて、悔しいことや、悩んだり、辛いこともあるでしょう。
それでも、若い人が全力を出し切る『カートレース』は、やっぱり見ていて気持ちいい! 清々しい!
『モータースポーツ』って、本当に人間のスポーツなんですね👍👍
取材にご協力いただいた中村様ファミリー、皆様ありがとうございました。お疲れ様でした!

次回はカデットクラスをレポートしますね。

写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村

レンタルカートで高齢者バトル勃発

2020年07月09日 | オンボード映像
レンタルカートで高齢者バトル勃発

2020年5月某日。神戸スポーツサーキットにて収録しました。
ボクの前を走っている方は、70代中ばの方です。体重40kg台なので、ストレートがめちゃくちゃ速いです。
レンタルカートはビレルN35
エンジンはヤマハMZ 200
(空冷4ストローク単気筒。発電や、芝刈り機に使うOHV汎用エンジンです。)
撮影機材は、iPhone SEをヘルメットにくくりつけて撮っています。
動画編集は、iMovie、今回は手ぶれ補正ナシにしてみました。
レンタルカートは、実際、これぐらいの振動があるのですよ。
でも、路面の状況や、スリックタイヤのグリップを直接、感じられるのは、快感ですね。


動画および本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村

ブログランキング全国1位になりました!

2020年07月05日 | 日記
ブログのランキングで全国1位になりました! 読者の皆さん、本当にありがとうございます!
うれしいぃ〜🤗
『にほんブログ村』でのランキングで、ボクが参加している
『レーシングカート部門』PV(ページビュー)ポイントで、
全国79サイト中1位。


『レンタルカート部門』でも1位。
さらに、『車モータースポーツ部門』では、
全国 830サイト中 第3位をいただきました。

先週から、神戸スポーツサーキットのSLレースが再開。そのレポート記事を2回に分けてアップしたところ、
閲覧数が、ギュン、と増えました。本当にありがたいことです。

取材にご協力いただきました横山様、中村様、そしていつもこのブログをお読みいただいている皆様、本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしく!


本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村