57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

まさかの展開!ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第5戦 決勝

2018年08月29日 | 全日本選手権2018
ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第5戦 決勝




日曜日のジュニアカート選手権決勝レース。
スタート直後の1コーナー。
中村海斗くん、洞地遼大くんがいきなりコースアウト。
波乱の幕開けとなってしまいました。

僕はその時、1コーナーの観客席にいました。
海斗くんがはじき出される瞬間を、この眼で目撃しました。


一体何が起こったのか?
呆然としました。

この光景は、まるで、1990年のF1日本グランプリ。
鈴鹿の1コーナー。
スタート直後のセナ、プロストの接触リタイヤ。
あの衝撃的な光景を、僕は思い出していました。

***
どんなに努力しても、
タイムトライアルで、どんなにいいタイムを出しても、


考えうる限りの、できることは全てやっても、
それでも、レースはレース。
結果は結果。

目の前で起きていることが、現実なのです。



かつて中嶋悟さんが、こう語っていたのを僕は思い出しました。

「モータースポーツはね、”リアルスポーツ”なんです。
『作り事』はかっこよく無いんです」

***以下余談

僕は物書きです。
文章を書くことは「創造」であり『表現』です。
目の前に起こった現実を、僕の目を通して、記事を書くこと。
これは、まぎれもない

『つくりごと』です。『フィクション』です。

僕は、あえてそれを承知で、レーシングカートの記事を書きます。
なぜ僕はカートの記事を書くのか?

それはカートがこんなにも面白いから。
カートレースが、こんなにも素晴らしいから。
そして、子供達の、ただ、ただ、ひたむきで、一生懸命な姿に,
素直に感動しているからです。


彼らの背中越しに、僕は、ぼくの、できる範囲の方法で、応援したいのです。
だから僕は、今日もこの記事を、マクドナルドで100円コーヒーを飲みながら、思いの丈を書いているのです。
***
さて、カートレースはこんなにも面白い。
それを一人でも多くの人たちに知ってほしい。

そして、神戸西区の山の中。

”海の見えない神戸”
こんな『ど田舎』の山の中で、
ひっそりと

『全日本選手権』が行われている。

それを思うと僕は、神戸生まれの神戸育ちとして、なんだか、無性に恥ずかしいような、悔しいような、胸が締め付けられる想いです。

1/1,000秒を競うレーシングカートの世界。
神戸市の人口は1,528,458人なのだそうです。
平成30年8月1日現在 神戸市 HPより)

では、今回の全日本選手権を観に来る、神戸の人たちは、一体何人いるでしょうか?
おそらく1万人に1人、いるか? いないか? でしょうね。

『1/1,000』 ではなく『1/10,000』にも満たない……。

これが神戸の、モータースポーツの『リアルな現実』なのです。
なんだか、今日は愚痴っぽくなってしまいましたね。
申し訳ない。
なんせガラスのハートの58歳なんでね。



リタイアした中村海斗くんは、レース直後、すでにあっけらかんとした顔をしていました。体も大丈夫そうです。

終わったレースはしょうがない。

気持ちの切り替えが早いですね。
これがいいレーサーの素質であることは疑いようもありません。


***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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ジュニアカート選手権 FP-Jr Cadet 西田くん優勝!!

2018年08月27日 | 全日本選手権2018
2018 ジュニアカート選手権 FP-Jr Cadet 西地域 第5戦 決勝

速報です!!やりました!! 
以前から取材させていただいていた西田未来くん、10歳。

昨日のジュニアカート選手権カデットクラスで見事、優勝!!
おめでとうございます! やったぜぇぇぇ~!!

(西田くんとママです。この写真は前日土曜日に撮りました)

そして、2位表彰台をゲットしたのは、これも地元の
佐藤こころちゃん。
なんと、女の子レーサーですよ!! 彼女も若干10歳の小学生。
彼女、タイムトライアルで1位!、予選ヒートでも1位! 
決勝ヒートは『Pole position』イチバンからスタート。すごいですねぇ~。
レース中盤まで、トップを守りきっていました。
そして、2位の西田くんが、ぴったり後ろにつけ、レース後半、勝負どころで、思い切りよく、ズバッとコーナーを刺して1位浮上。
その後もレース終盤、二人のデッドヒートが続き、西田くんが優勝。2位が佐藤こころちゃん。
二人は同じ、神戸スポーツサーキットの『チームナガオ』からエントリー。
シャシーは二人ともイタリア製の『Energy』下の写真は西田くんのマシンですよ。


『チームナガオ』としては『ワンツーフィニッシュ!!』
という最高の結果となりましたね。

土曜日の西田くん。練習走行コースイン直前の写真。

レーシングスーツとヘルメットは練習用です。ゼッケンは『JAF 33番』
***
二人の走りを、僕は1コーナー側の観覧席からずっと見ていました。

いや、もう、観ているこちらが(ちなみに58歳、どうでもエエやん!)
ハラハラどきドキ💖
観客の方が緊張するような、フェアで白熱したレースでした。いやぁ~、楽しいレースが見れて嬉しい。
西田未来くん、佐藤こころちゃん、そして二人を最後までおびやかした、加藤大翔(たいと)君、3位表彰台、本当におめでとう!!

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『フォーミュラカー買いました』しかも無料で!!

2018年08月22日 | ゲーム
Real Racing 3 Top Speed 283 kph Formula E Race Teams

ちょっと台風の行方が心配になってきましたね。
神戸地方は今のところ、今週末はくもりの予報。
全日本の選手たちには、いいコンディションで走らせてあげたいもんね!
***
さて、お話変わって
わたくし、ついに念願の『フォーミュラカー買いました』しかも無料で!!

もちろん、ゲームのお話ですよ。
今、ハマっているのは「リアルレーシング3」というレーシングゲーム。
これ、Apple Storeで無料ダウンロードできます。
僕は『ゲーマー』というほどでもありませんが、(それで、なんで”レベル82”やねん!!ちょっと自慢。)スマートフォンのレーシングゲームだけはやります。
最初は
「所詮、ゲームだろ?」ってな感じでした。
実際にプレイしてみて、あまりのリアルさにビックリ!(◎_◎;)
「まじかっ!!」っていう感じでした。
そして感動しました。

『ついに、スマホのレーシングゲームもここまできたんだ……』

ゲームするときの目線は、コックピット内を選ぶこともできます。

(フォーミュラEカーで、ホンコン市街地サーキットを走行中)
このため、「ARIEL ATOM V8」
「LOTUS 3-ELEVEN」
などのカート型の車種では体感スピードもさらに上がるように設定されています。


(スパ・フランコルシャンをARIEL ATOM V8でドライブしています)

十分、カートのイメージトレーニング(ラインどりや、特に目線の移動など)として使えるレベルだと思います。
ちなみに、走れるサーキットがこれまた嬉しいですね。

「鈴鹿サーキット本コース」
中嶋悟さんが第二のホームコースとしていた、
イギリス「シルバーストーン」
ベルギー「スパ・フランコルシャン」
ドイツの「ホッケンハイム」
情熱の国イタリア、フェラーリのお膝元
「モンツァ」サーキット
などなど。綺麗な風景の中、マシンを走らせるのは楽しいもんです。
***
このゲーム、最初は、「アマチュア」のカテゴリーからスタート。
使う車は日産の「シルビア」とか、「BMWー1」シリーズなどから始まります。
レーシングゲームに夢中になってゆくと、レベルがどんどんあがってゆきます! 
当然もっと高性能の新車が欲しくなる。
新しいマシン買いたい! 欲しい! そして、お金をどんどん使い込んでしまう。
まあ、そういう”蟻地獄のような”仕組みで、ゲーム会社の運営は成り立っています。フォッフォッフォ🤣
***
今、僕がゲームの仮想空間で持っている車は、主なところで

NISSAN GT-R PREMIUM(R35)
Audi R8 LMS ULTRA
(僕の近所にAudiのディーラーがありまして、ラッキーにも僕は本物のR8のシートに座らせてもらえました。これは極めてスペシャルなことだったようです。普通は丁寧にお断りされるそうです)
公道カートでは、
ARIEL ATOM V8
LOTUS 3-ELEVEN
その他含めて43台!!

もちろん、わたし、これらの名車をすべて『無料でゲット』しております。
中高年は、無料! タダ!! もらう!! が大好物!! ふふふっ。
僕のようなビンボー人は、お金がない分、なんとかならないか? と色々悪知恵を考えるわけですよ。
ゲームの最初に広告を視聴するのです。
すると、『1ゴールド』という仮想通貨をゲットできます。
1日5回まで有効です。それをコツコツ貯めて、新車を買っているのです。
まあ、気の長い話です。
コツコツやってきて、ついに先日、念願だった
『フォーミュラEクラス』のSRT05Eという新車をげっとぉぉぉ!!

やったぁぁぁ~、というわけなのです。
いやぁ~、カートも楽しいけど、

バーチャルなゲームの世界とはいえ、ついにフォーミュラの電気自動車ですよ、あなた!
いやぁ~、うれしかったですねぇ~。
例によって
以下余談。
***
最近のフォーミュラカーのことはさっぱり知らなかったのです。
その理由は『とにかく、かっこ悪すぎる』からです。
まあ、これは僕個人の主観の問題ですが。
コックピット上になんかロールバーのようなものがありますね。

調べるとリンクがありました
「ハロ」とか「ヘイロー」とかいうらしいです。
ドライバーの頭部を保護するらしい。ふむふむ。
前から見ると、けっこうコンパクト。

左右タイヤ接地面中心間の距離を『トレッド』と言いますね。
このトレッドとホイールベースとの比率。これって『黄金比』があるそうです。
1980年代、セナさんやプロストさんが、ホンダエンジンで連戦連勝していた頃のF1マシンは、上から見ると、この黄金比が、なんとも美しかったのです。
それが、いつの間にやら、胴体が間延びしてしまって
「なんじゃ?これ。細長~い」
と思えるほどカッコ悪くなりました。
(まあ、これは燃料をたくさん積むためとか、安全対策とかetc、いろいろな正当性があるのでしょうね)
まあ、そんなこんなで、今日も、ひとっ走り、ゲームやってきま~す!!
(くれぐれもゲームのやりすぎには注意しましょうね)


***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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全日本が神戸にやってくる!!その③

2018年08月21日 | 全日本選手権2018
ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第4戦 決勝

前回のカテゴリー解説の続きです。
ジュニアカート選手権FP-Jr部門

12歳以上16歳未満が参加できます。
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンのワンメイク。

(これはタイヤを外したところ。44番は中村海斗くんのマシン)
タイヤはブリヂストンのワンメイク。
シャシーは自由に選べます。写真はエナジーのマシン。
***
ジュニアカート選手権FP-Jr Cadets部門
10歳から13歳未満の子どもたちのクラス。

(写真は西田未来くんのカデットのマシン。ナンバープレートは白地に黒となります)
エンジンは空冷2サイクル100 ccヤマハKT100エンジンと、ジュニアカートと同じですが、キャブレター口径を小さくすることで、エンジン出力が抑えられています。
タイヤはYOKOHAMA ADVANのワンメイク。
シャシーも、子供たちの体格に合わせた、ひとまわり小さい車体です。
***
特に「ジュニアカート選手権」はレース当日の朝に主催者側から
『タイヤとエンジンが配られる』
という『デリバリー制』がとられます。

こどもたちが朝、一番にエンジンやタイヤを受け取っているのですよ。


**車体重量について
公平なレースをするために、
全てのカテゴリーに『最低重量』(車とドライバーの体重の合計)が決められています。
「これより軽い車はダメ!!」「即失格処分!」なのです。
厳しいでしょ。
ジュニアの子供達は、まだ体重が軽すぎる場合があります。
そこでシートの後ろなどに、ガッツリと鉛のウェイトをとりつけるのです。


***
ところで、『なんでここまで厳格にやるの?』 と思うでしょう?
若いドライバーにできる限りイコールコンディションで競わせ、その技量、才能を育てようとしているのです。
マシンの性能差はほとんどありませんから、レースがスタートすれば、あとはドライバーの腕の差となってくるわけです。
***
見どころについて

ジュニアの子供達はすでに1/100秒単位の勝負をしています。
タイヤが同じ、エンジンも同じ、重さも同じ、燃料やオイルの銘柄さえ同じです。
全日本に出場する選手は、みんなそれぞれの地域レースで優勝や、シリーズチャンピオンというタイトルを持っている子さえいます。

みんな、すでに速いんです!!

レース中の車間距離に注目です。
前の車、後ろの車、本当に数センチ、という限界ギリギリで戦っています。
こんなことができるのは、ブレーキやステアリング、アクセルワーク、全てのタイミング、動作が、ピタリと揃っているからこそできる技なのです。
それを小学生、中学生がやってのけるのですから、大したものです。

**ぶつけたら、全てが台無し!!

接近戦がみどころのカートレースですが、勢い余って、前の車にぶつけると”さあ大変”
フロントフェアリングには、前から衝撃が加わると、わざと沈み込むような仕組みになっています。
(カデットクラスは除きます)


(これがフェアリングの裏側になります)
レースの後の車検でフェアリングの沈み込みがみつかったら、
ペナルティーです。
10秒の加算……(T ^ T)
トップでチェッカーフラッグをくぐっても、安心はできないのですよ。


***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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全日本が神戸にやってくる!その②

2018年08月18日 | 全日本選手権2018
動画は全日本カート選手権2018 FS-125 西地域第4戦 決勝


*レースのカテゴリーを知っておく*

前回の続きです。初めてレースを観る方には、

『レーシングカートって、小ちゃくて、どれもおんなじに見える』
『クラス分けがややこしくてよくわからない?!』

でもご安心を。
ぶっちゃけていうと、わかんなくてもいいんです!!
一度『ホンモノ』を”見て”観て”聴いて”
そしてカートレースの最高峰『全日本』という緊張感を”感じて”くださいませ。
(もっと手っ取り早い方法は、自分でレンタルカートに乗って走ってみてください、ワッハッハッ)

身もフタもない言い方ですけど、
それが一番いいです。『1LAP 250円で乗れるフォーミュラーカー』ということが体験できます。(神戸スポーツサーキットの場合)
F1世界チャンピオンのアイルトン・セナさんや、アラン・プロストさん、ミハエル・シューマッハさんも、レーシングカート出身者なのです。
では、カートレースをもっと詳しく知りたいと言う方のために……。
今回の全日本、西地域第5戦、神戸のレースで見られるのは,

①全日本カート選手権 FS-125クラス
②地方カート選手権  FP-3クラス
③ジュニアカート選手権 FP-Jr部門
④ジュニアカート選手権 FP-Jr Cadets部門

以上、4つのカテゴリーのレースが行われます。
どこがどう違うのか、具体的に説明しますと
全日本選手権FS-125クラス


(写真は清水英志郎選手の車です。西地域ポイントランキング2位の選手ですよ! 取材ご協力ありがとうございました)
ズバリ言って、このクラスは『プロレーサー予備軍』と言っていいでしょう。
FSとは「フォーミュラ・スーパー」の略です。
このクラスのエンジンはスーパーと言うだけあって『水冷エンジン』なのです。
シートの左側にむき出しのラジエターが見えていますね。

エンジンは2サイクル単気筒125ccの無改造ワンメイクとなります。

タイヤも全ての車がダンロップのワンメイクとなります。
晴れはスリックタイヤ、雨はレインタイヤを使用します。
シャシーメーカーについては自由に選べます。
ちなみに、コーナリングスピードはF1より速いと言われています。
当然ドライバーにかかる横Gも強烈。
***
地方カート選手権FP-3クラス

FPとは「フォーミュラ・ピストン」の略です。
国内Bライセンス所持で、13歳以上が参加できます。

(写真は2017年の神戸でのFP-3クラス決勝。激アツです)

2番金田選手と27番西浦選手、19歳と47歳のバトルです)

19歳が勝ちました! 金田選手優勝! 
ご覧のように、このレースの面白さは”世代を超えたバトル”が見られることです。
今回の神戸では、さらに若い13歳から50歳までが一緒に走る、という興味深いレースなのです。
全国各地で行われているSLレースと共通性があり、参加しやすくなっているのが特徴です。
エンジンは空冷2サイクル単気筒100 cc ヤマハKT100エンジンのワンメイク。

タイヤはブリヂストンのワンメイク。
シャシーメーカーは自由に選べます。
(次回へ続く)


***一部写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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