【PINOCCHIO】
2021/11/05公開 イタリア 124分
監督:マッテオ・ガローネ
出演:ロベルト・ベニーニ、フェデリコ・エラピ、マリーヌ・ヴァクト、ロッコ・パパレオ、マッシモ・チェッケリーニ
おとぎの国の奥深く
STORY:ある日、貧しい木工職人のジェペット爺さんが丸太から人形を彫り出すと、それはいきなりしゃべり始めた。驚いたジェペットは人形をピノッキオと名付けると、我が子ができたと喜び、彼を学校へ通わせようとする。ところがやんちゃなピノッキオは、移動人形劇の一座に潜り込み、そこで団長に捕まってしまう。“人間になりたい”と願うピノッキオは、おしゃべりコオロギの忠告に耳を貸すことなく、その後も危険な大冒険を重ねていくのだったが... (allcinemaより)
カルロ・コロディの原作の「ピノッキオ」をダークな世界観と圧倒的映像美で映画化したファンタジー・ドラマ。監督は『五日物語 -3つの王国と3人の女-』『ドッグマン』などのマッテオ・ガローネ。
ピノッキオの物語はうろ覚えだけれど映画はちょっとイメージが違い、ダーク・ファンタジー的でもありリアリティもある物語になっていた。ピノッキオの木質感がとてもよく出ていたし、年数がたつと子供のままだけど質感が古さを感じさせる。動くと関節の音とか擦れる音とかよく出てた。背景の映像もとても美しくて、登場する動物たちもどうみても人間なんだけど違和感なく見られるという、細かさもすごいなと。
単調でゆっくりした展開なのだけど、ピノッキオの超世間知らずの所に心の中でつっこみ入れてた💦。キツネとかネコはいつもこういう役どころでつらいわ。ジェペット爺さんのもとから離れていろいろと冒険をすることによって少しずつ成長していくピノッキオは子供たちへの教訓になるおはなし。いや大人たちにもかもしれない。忠告はちゃんと聞かなきゃ!! いろいろとツッコミどころ満載なんだけどそこはおとぎ話なのでつっこみはご法度だよね_笑。
ほんとうの...というからもっとダークな感じを創造していたけれどほんのりダークな感じが良かった。妖精さんがきれいだったし、登場する生き物たちも個性的だった。人間がみんなおじいちゃんばかりで平均年齢がかなり高い....。
鑑賞日:2021/11/07
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