顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

高度先進医療の適応~転院する背景~

2009-03-24 21:35:36 | Weblog
久しぶりに本題です。
3/4「保険の問題について~転院する背景~」3/7「高度先進医療~転院する背景~」の続きです

私の通っている2つの病院(S病院とN病院)は、高度先進医療は扱っていませんS病院はインプラント治療そのものを扱ってないし、N病院ではンプラント治療は行っているものの、国から高度先進医療の適応を受けていません。

さすがに私も今後の治療は、高度先進医療を行っている病院に転院して、手術や治療を受けたい、と思いました

やっぱり…インプラント自体が高額だから、インプラント以外の部分の治療にも保険がきかないというのは、かなり辛いものがあります
それに、毎回毎回保険のことで自分が辛い目に合うだけだったし、もうごたごたはイヤだったので、S病院の主治医に高度先進医療のことを聞いてみました

しかし思いもよらぬ返事が…

「確かに高度先進医療を行っている大学病院にいけば、インプラントの一部の治療に保険が適応になるけれど、高度先進医療が認められるのは、もちろん腫瘍の病名がついた人のみ。だからあなたがこの先、高度先進医療を行っている病院に転院しても、もう腫瘍はないわけだから、保険の適応にならない可能性の方が高い。」と言われました

これにはショックを受けました
別に治療費を払いたくないのではなくて、同じような病気なのに、病院によっては一部保険の適応になる人がいるのに、なんで私にはそれが適応ならないのって思うと悔しいし、不思議だし、悲しいし、本当にわけがわからない、って感じでした

そもそも『腫瘍摘出術の時点で、高度先進医療を行っている病院で手術しないと、適応にならない。』ってこと自体がおかしいと思います

同じ病気なのに、たかが最初の手術をした病院が違うだけなのに、何だか不公平そう思いませんかそう思うのは経験した人にしかわからないのかもしれませんが

だから腹が立ったし、悲しくて主治医に、「だったら腫瘍を摘出する前の段階で、ちゃんとそのような事実関係を話をして、患者にどこの病院で最初に治療をするのか、選ばせる権利があると思います。私も、このような背景を知っていたら、この病院(S病院)で最初の手術なんかしませんでした。」
と言ってしまいました

自分の感情丸出しで、後先考えずに言ってしまった言葉です
もっと言い方ってものがあるよね言ってしまってから、すごく後悔しました

―明日に続く―

にほんブログ村 病気ブログ 骨・関節・筋肉の病気へ  にほんブログ村 病気ブログ 歯・口・喉の病気へ

涙が止まらない

2009-03-24 00:26:51 | Weblog
送別会を終え、帰ってきました

なんだか無性に切なくなったので、気分転換にブログを書いています

せっかくの送別会なのに、すっごくくだらない話をしていて、あっという間に時間が過ぎてしまいました

だから送別会の間は、全然普通でいられたのに、帰りに、『じゃあね~』って言った瞬間、すっごく悲しくなりました

今まではいつものように『じゃあね~』と言っても、次の日にはまた会えていたから
でも今日は、本当にこれで最後な気がして、急に涙目に

研修を受けていた頃は、5人で一緒に帰って、『じゃあ、またね~』というのは当たり前の会話でした。
でもそれも、今日で終わりです

彼を見送った後、同期の子が泣いちゃって、それにつられて私も泣きました

彼は、関西に行ってしまいます
もうなかなか会えなくなってしまうと思うと、今日の別れは辛かったです

会おうと思えば会えるのですが、でも高校や大学の友達のように、というわけにはいかないような気がするし、今日でもう最後なのかもしれない、と感じています

たった1年間だったけれど、本当にありがとう