顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

伝わらない気持ち

2009-03-12 22:07:01 | Weblog
最近、私の病気のことを知っている人に、「口の中見せて?」と聞かれると、素直に「いいよ~。」と言って、口を開けます

するとみんな口を揃えて、「うわぁ…。」とか「痛そう。」とか「これじゃあ、歯が欲しくなるよね。」と言われます

開き直って私は、「そうですかこれでもすごくキレイになったんですよ。」と得意気に答えると、「え本当に」って、もっと驚かれてしまいます

でも本当だもんだからこうやってオープンに見せているんだよ
今まで主治医をはじめとした医療従事者にしか見せたことがなかった、術後の自分の口の中を、他人に見せられるくらいになったのね

だから自分ではキレイになったと自負しているけれど、でも周りの人の反応を見ると、やっぱり普通の人とは違うんだなぁ、と感じてしまいます

まぁ単純に、今までがひどすぎるくらいに、汚かっただけなんだけど

確かに自分でも、まだ形もいびつだし色も違うし、左右で比べればはっきりそれがわかってしまうけれど、以前と比べると比較にならないくらいにキレイになった、というか、元の自分に近づけてきていると思います

それは嬉しいのですが、欲を言えば、前の状態にもっと戻して欲しい
口の中の形も色も、そして顎のラインも。
特に他人に指摘されると、その思いは強くなります

私、欲が強いのかもしれないし、理想が高すぎるのかもしれない。

でも先生が手を出していじったのだから、やっぱり責任持って治して欲しい

私のこの思いが、なかなか主治医には伝わらなくて、困惑しています
女の子の気持ち、どうしてわからないのかな?

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