顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

毎回ドキドキです

2009-03-31 18:21:21 | Weblog
私は仕事柄、よく病院に出入りをしています

目的の場所まで行く途中に、歯科・口腔外科の外来を通るときは、気が付いたら毎回逃げるように、早足になっていますあの歯医者さん独特の消毒液(?)のにおいがしてくると、急に変な緊張感が出てきてしまって、ドキドキものです

おかしいですよね別にその病院で痛いことをされるわけでもないし、むしろ患者として行っているわけでもないし、そもそも仕事といえども、さすがに口腔外科外来に寄ることなんて、滅多にないのにね

歯科・口腔外科は本当に独特だよね。においも音もなんで全国どこでも、歯医者さんって同じような感じなんだろう?

でもたまに…ここの病院の口腔外科は一般の患者さんを扱わないみたいだけれども、私と同じような病気の人もいるのかな?とか、私と全く同じ病気の人っているのかな?と疑問に思います

私は今まで4度も入院して手術をしましたが、入院時も外来でも、同じ病気の人を見かけたことはありません
看護師さんにも、「若い女の子が矯正(顎変形症)以外で、口腔外科に入院する子って、あまりいないんだよね。話できる人がいなくて、ごめんね。」って言われてしまいました

どこの病院でも10年に1~2人いるかいないかの病気みたいだけれども、でもきっと…どこかでは、同じ病気で頑張って治療をされている方もいるんだよね?直接会って、話が聞いてみたいです

それにしても、私の歯医者さん恐怖症は一体いつになったら治るんだろうか?
妙に、口腔外科を意識してしまっています

今度、ある県の大学病院の、顎顔面特殊腫瘍講座(←正式名称は忘れました…)の歯科医師に会います。
何だか複雑な心境です

先方としても、メーカーとして出会った人が、まさに自分たちの分野で、しかもこんな珍しい病気になって、手術をしたなんて知ったらビックリするだろうなぁ、とは毎回感じます

病気になるのがもう少し遅かったら、病院から主治医から、そして治療法も、もっと選択肢はあったのだろうな、って最近は思います
でも、そんなこと言っても無駄なので、私は現状で与えられた環境の中、地道に治療に励みます

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