顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

腫瘍を巡って

2009-01-21 20:28:16 | Weblog
私は残念ながら、そのにっくき腫瘍を見たことはありません

1回目の入院中、主治医に「摘出した腫瘍、見せてください。」とお願いしたのですが、すでに病理に出してしまったとのことで…「写真を撮ったから、今度見せてあげるね。」と言ってくれたものの、未だに見せてもらってはいません

でも親は、手術後すぐに主治医から説明があり、その際にホルマリン漬けの腫瘍を見せてもらったとのことです。

想像していたよりも腫瘍は大きかった(ゴルフボールくらい)みたいで、でも正常な組織を見たことがないので、それが異物なのかもどうかもわからなかったらしい。

確かにそりゃそうだよね
でも何色だったのだろうか…?形は…?大きさは…?
気になることは多いです

だから2回目の入院のときは、事前に主治医に「摘出した腫瘍、今度はちゃんと見せてください。」とお願いしました

術後、先生に「見せてください。」と言ったら、「あごめん。病理に出しちゃった。」と言われて、ちょっとショックでしたでも術後の状態が悪くて、ここまで回復するのに時間がかかったから仕方がないのですが

ひどいのはここから先の話なの
「じゃあ、写真でいいから見せてください。」とお願いしたのに、なかなか見せてくれなくて、ずっとごまかされていました

3回目の入院のときに主治医に、「写真は…?」って聞いたら、「それが、ないんだよね。」ってあっさり言われました
「なくしたんですか?」と聞いたら、「カルテにもないし、見当たらないんだよね。なくしたのかな?」だって

さすがに悲しくなってきて、「先生、ひどい見せてくれるって約束したじゃん」と言ったら、「うん、そうだよね。でも写真を撮ったのは確かだから、探しておくから。」とのこと

ささいなことだけれども、主治医に不信感を抱いた原因は、これがきっかけだっと思いますこれ以来、ちょっとしたことで主治医を疑ってしまうし、本当に先生を信じていいのかわからなくなります

私が「N病院(歯科付属病院)に持って行ったんですか?」って聞いたら、「う~ん。そうかも。」だって
もし本当だったら先生、ひどいよねいくら研究(?)で使いたいからっといっても、なんで勝手に持ち出しているの

結局、真相はわからないし、写真の行方もわからないままです
自分の身体にできた腫瘍、どんなものか見たかったのになぁ…

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