顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

2008年度の医療費

2009-01-17 17:24:04 | Weblog
医療費のことを書くことは、あまり品の良いことではないとは思います
ただ、もし私と同じような病気を知らされると同時に、経済的な負担に関しても、気になる方もいるのではないかと思います。その方に少しでもご参考になればと思い、書かせていただきます

この1年間の医療費(正確には被保険者本人になった4/1~12/31です。)を計算してみました

なんと…517,665円(交通費別だし、差額ベッド代等はかかっていません。)
もちろん私1人ですしかもたった8ヶ月でこれだけかかっていますそのほとんどが(9割以上)、S病院とN病院に支払った医療費です。

3割負担でこの金額ですよ
でも歯科だという理由で、一部の検査はなぜか自費で請求されています
CTも医科(耳鼻科や頭頸部外科)なら保険が通るし、同じ歯科でも口唇・口蓋裂や顎変形症などの矯正治療の場合には、CTも保険が適応になるとのことで、その違いが私には理解できません

この病気が発覚したのは2007年の11月。そのときからの診察代、検査代、手術代、入院費もトータルしてみると、今日まででざっと約90万円(11/22「痛い消費税」)
まぁ、去年の3月まで(最初の約5ヶ月分)は親が払ってくれましたが…ありがとうございます

細かい内訳は、1回目の腫瘍摘出術が約24万
         2回目の顎骨再建術が約37万
         3回目のプレート除去手術が約5万
         4回目の口腔前提拡張術が約8万

生検が約2万円。術前検査で行う血液・尿検査、心電図、呼吸機能検査、胸部レントゲン写真などの単純なものが約1万円。
自己血貯血も400mlで1万円以上。あとはレントゲンやCT、入れ歯やスプリント等、なんだかんだでお金がかかります

実は、今後の治療費の方が気がかりです腫瘍切除後の再建術の治療や検査なのに、保険がきかないので、今後は何百万とかかってしまいます

あまりにも高額な金額を提示されたので、主治医に「入社1年目の私に、どうやって払えばいいですかね?」って聞いたら、「無理だよね。。。」と即答されてしまいました

一生懸命働くけれどさ、私には本当に先進医療を受けるのは厳しいかも
今までも結構やりくりして、医療費に当てている現状なので

でもこれだけのお金があったらさ、洋服買ったり、遊んだりできるのになぁ…
もっと贅沢できるのになぁ…
保険が適応になれば、かなり負担も変わるのになぁ…

なんで保険が適応にならないのなんだか日本の医療制度や厚生労働省に腹が立ってきます
せめて検査で必要なCTくらい、保険の適応にしてよ

確定申告をしても、私の場合はほとんど戻ってきません1年目の給料なんて本当にたいしたことないので…
でもまぁ、4月から徴収される住民税を少しでも減らすためにも、ちゃんと申告します
そして頑張って働いて、治療費稼ぎます

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