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ギャルゲーレポート:『こいとれ』

2012-05-20 | ギャルゲーレポート
今回プレイするゲームは『こいとれ』なんですけども。
なんか脳トレに影響されたようなタイトルですね。


『こいとれ』
唯一の親であった母親をこの春亡くし、幼い妹の海と二人だけの生活になった沢崎遊。
海の世話をしなくてはいけないからと、部活にも入らないでいると、
校門のところで街中で有名なご令嬢・鹿子木ゆう先輩に、自分が設立した『恋愛部』に入らないかと誘われる。
なんじゃ『恋愛部』って、と名前からして出会い系っぽい怪しげな部活勧誘に躊躇するも、半分拉致状態で見学をさせられることに。
しかし、その見学の中で、訳あって本気の恋愛ができない部員たちが真面目に恋愛について議論を交わしている様子を見た遊は、
いつしか、自分も真剣に恋愛につて考え、本気の恋をしたいと思い始める。
そして、恋愛部に入部した遊は、この部活で毎年行われている
ある一定のルールに基づいた恋愛をする『ラブロワ』に参加することになるのだが、
そこに一癖ある従姉やら幼馴染も参戦し、一波乱ありそうな幕開けである。

テキストを読み進め、選択肢前に出てくるアドバイスを参考にしながら最良と思われる選択肢を選び、
ヒロインと恋愛を育んだり、最高の恋愛成績を収めるコミカル恋愛アドベンチャーである。



恋愛力を鍛えるトレーニングADVってことで、
なんか選んだ選択肢によって、ゲーム最後に恋愛力を測ってくれるみたいですよ。
それがヒロイン攻略する上で必要になるんでしょうか。

そのため選択肢が多く存在。
その直前にはアドバイスも表示されたりして、ゲーム性はかなり増しています。
部活で行ってる恋愛講座の内容もしっかり覚えてないといけなかったり。
なんかどっかの学園でやってた恋愛授業とは違うんですな(そりゃハニカミ・・・


さて、母親を亡くして、妹の海と二人暮らしになった主人公。
なので、家事をすべてやらなくてはならないんですが、
こいつ家事のこと全く知らないんですけど・・・。

料理に挑戦。
しかし今までやった事ないという。
調理実習で誉められたのがみじん切り。
それだけしか出来ない。

さらに元々開いてる魚を知らない。
そして、ガスコンロには元栓がついてることを知らない。
挙句の果てには、米を研いでたら間違えて洗剤を入れてしまう始末。

「・・・胃が綺麗にならないかな?」

ならねぇよ!


洗濯に挑戦。
これも洗濯機を使ったことがないという。
全自動洗濯機で「これっきりボタン」があるので、
これさえあれば洗剤投入から乾燥まで全部自動でやってくれるもんだと思い込んでいる。

・・・うん、


おうちのお手伝いは
必要だね。



そんな主人公の私服は2着しか無いそうです。
・・・外に出かける服がないってレベルじゃないですね。


そんななのに、母親が亡くなったので、その叔母に当たる人が二人の引き取りを申し出たのに、
「母親が海をよろしくと言っていた」ため、海を守るのは自分だ。それに他の人に迷惑をかけてはいけない!
と意固地になり、ささやかな手助けもなんやかんや理由つけて拒否したり。

コイツのやってることがよくわからない。
これがゆとりの弊害か(ぉぃ

妹の面倒を観るため、部活もしないで早々に帰宅する、そんな曲者の主人公・兄に対して
妹の海は自分のことは気にしないで好きなことをして欲しいと願っています。

とまぁ、恋愛部に勧誘されて怪しさ半分で見学するも、
その真面目な内容にいつしか心を動かされ、めでたく入部する。
そして連休前に発表されたこの部活の真の目的が発表される。

その名も、恋愛バトルロワイヤル。略してラブロワ。
私は「マジロワ」というのを聞いたことあるんですが、きっと関係ないです。

詳細は省きますが、二人一組でペアになって、それぞれプレイヤーとパートナーになり、
パートナーがルールで定めた恋愛条件を満たしたら脱落。
最後まで残ったペアが優勝というシステム。

もちろん、相手に恋愛をさせるために仕向ける作戦も可能で、
いきなり噂を流したりと、なかなか白熱する展開です。

ちなみに、恋愛条件の最終ルールは「異性とHすること」だそうです。
そこまでの恋愛に持っていくというのはさすがはエロゲ・・・というか
難易度高くね?



それはともかく、シナリオは順番に進み、まずはサブヒロインのシナリオに入る。
タバコっぽいのを吸ってるが、これはハーブだという恋愛部部員・雅先輩(プレイヤー)と、その妹の蛍子(パートナー)。
いろいろあって蛍子と仲が良くなってきた主人公の親友が告白し、これで一人脱落かと思ったら、
「私、女の子が好きなんです!」

・・・・。

ええーー!


そう、部活に所属しているヒロインは、なんらかの理由があって本気の恋愛が出来ない様子。
物語は順番に進んでいき、攻略ヒロインのルートに入ったらその話が展開されエンディングへ到達。
入らなければ継続し、次の話へ進んでいくような構成となっています。

まず、目につくのが男性恐怖症を患ってるハート先輩。
名前が羽音(はあと)だからということはどうでもいいとして、
幽霊部員である謎の男のパートナーということでペアを組んでいます。
なぜその男とペアを組んでいるのか。そして、いつも身に着けているロケットの意味は。

他のヒロインもそんなところを探っていきます。

その中には、主人公に好意を寄せるがこれまで言い出せないでいるという幼馴染の王道設定を行く小萌という女の子がいます。
その外見。髪の色が明るい茶色っぽく、肌も褐色なことから
なんとなく死語的に言えばコギャルっぽい娘かと思ってしまいましたが、
どうやらスク水の跡があるので、ただの日焼けのようでした。
・・でも、一年中日焼けあとが残るのも問題のような気がしますが。


まぁ、そんな感じで振り返ってみると
なんか変なキャラばっかりでしたね。


そういえば、このゲームは「恋愛力を鍛えるトレーニングADV」ってことでしたが、
ゲームの最後に、これまで選んできた選択肢によって決まる「恋愛成績表」というのが発表されます。
しかし、ヒロイン攻略の際には全選択肢を選ぶ前にシナリオが終了したりするので、
このシステムは攻略にはまったく無関係みたいですね。。。
一番先にシナリオ分岐するハート先輩なんか、そのためちょっと低評価だったりします。
この扱いはいいんでしょうか?


でも展開はとても面白いと思った。
恋愛できないというヒロインの心の内側を解き明かすのに夢中になってしまいます。
しかし、これなのに
なんで中古で安い値段が付けられてるんでしょうか。

これまでの私の経験上、結構中古で安いってことは、大衆向け大量生産品以外だと、
内容が面白く無いか、攻略できないヒロインがいるなど問題があった作品だと
最近思うようになりました。

あ、これは個人的観点なので当てにしないでください(言われなくても;


そんな疑問を持ちながら、最後にやった攻略ヒロインの恋子先輩。
カナ先輩と一緒に恋愛部を作ったというが、その真相が不明という謎多き人物。
このルートを解き明かした時

すべてが分かった。

安かった理由が(関係無いだろ;)

いやだってこれ、一部からは反感買うよ?
ある筋だったら発狂しますよ。
だってだし(何が?)

まぁ、それ抜きにしても、恋子先輩ルートは強引に纏めすぎだったなぁ。
最後の最後でどうしてこうなったんだ・・・。
無理矢理にも程がある。




そんな感じだったので、私の評価も思いっきり低いとお思いでしょう。

違います。
てか先輩なんかどうでもいいんです。


サブキャラクターなんですが、主人公もぞっこんである妹の海ちゃん。

ちょっと人見知りなところがありますが、
兄の言うことを素直に信る心優しい小学2年生です。

恋愛とはまだまだ無縁な感じですけど、しっかりとスポットが当てられおり、それがなかなかいい話でした。
そんな健気な姿を見て、さすがの私も参りました。
もう最高、素晴らしい!
この子のためにこのゲームを買ったりプレイしたと言っても過言ではありません。

もう今回もこの言葉を言わざるを得ません!


まったく、小学生は最高だぜ!!




それ、ロリコンだよ



・・・・


・・・・最高だぜ

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