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愚直な彼らに光を~国民の自衛官~その6

2018年04月15日 06時16分00秒 | 海上自衛隊
本日ご紹介するのは、海上自衛隊第2航空群第2整備補給隊・天摩譲(てんま ゆずる)海曹長です。


海上自衛隊航空集団司令官と天摩曹長(右)
(画像は全て海上自衛隊八戸航空基地Facebookより)

まずはいつものように、こちらの産経新聞の記事からご覧ください。

国民の自衛官 横顔(5)2017.9.30

伝統芸能で地域住民との「懸け橋」に 海自第2航空群第2整備補給隊・天摩譲海曹長

自衛隊と地域住民の“橋渡し役”を体現していると言っても過言ではない。

 青森県八戸市出身で、約800年の歴史を誇る同市の郷土芸能「八戸えんぶり」に平成11年から携わり、今では所属するえんぶり組の「親方」として組の統率、運営を担い、地域の文化を伝承する中心的な役割を果たしている。

「自衛隊員と同時に、地域社会の奉仕者として八戸の宝を守っていきたい」と力を込める。

 自衛官だった父の背中を見て育ち、子供の頃から自衛隊員と触れ合う中で、「日本の安全を守っている海上自衛隊にあこがれた」と国防への熱い思いを抱いた。現在、基地で運用しているP3C対潜哨戒機の整備や隊員の規律維持などの任務に就く。

 毎年2月に行われる八戸えんぶりは、太夫と呼ばれる舞い手が馬の頭をかたどった烏帽子(えぼし)をまとい、豊作を願って舞う祭り。本番が近付くと任務終了後に“第2の仕事場”に足を運び、子供らに舞を指導する毎日。「えんぶりが近付くと休みも返上して練習に駆け付けます」。少子化で、伝統芸能の後継者不足が懸念される中、一人の自衛官として住民と積極的に関わることが地域振興につながると確信する。

 約10年前からは、八戸の郷土芸能を題材とした切り絵の個展も年に数回開いている。「地域振興の懸け橋として、若い自衛官にも地域貢献活動の大切さを伝えていきたい」と表情を引き締めた。(福田徳行)



八戸えんぶりとは、毎年2月17日~20日まで開催され、国の重要無形民族文化財にも指定されている、青森県八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能で、4日間の開催期間中に20万人以上の方が訪れるそうです。

その八戸えんぶりには、30を越える組があり、その中のひとつ、内丸えんぶり組の親方をつとめるのが、今回国民の自衛官を受章された、天摩海曹長です。



八戸航空基地は今年2月の八戸えんぶりに合わせて日米交流行事を行い、米海軍第7艦隊哨戒偵察航空群副司令官ペバリー大佐、米海軍三沢航空基地隊モリス先任伍長らに、舞を見ていただいたそうです。






天摩曹長が親方をつとめる内丸えんぶり組ですが、天摩曹長の他にも自衛官の方が在籍していて、下の画像に写っているのは、皆さん自衛官さんです。



中には、もう八戸から異動になっていて、厚木からえんぶりのために駆けつけた方もいらっしゃるそうですよ。



実は天摩曹長、八戸えんぶりだけでなく、神楽にも携わっています。
江戸時代初期からの歴史をもちながらも、後継者不足のため一度は途絶えてしまった「糠塚神楽」の再興に、平成21年から現在に至るまで、後継者の中心的メンバーとして活動しています。



また、この「糠塚神楽」に加え、ともに100年以上の歴史を持つ「矢澤神楽」と「笹の沢神楽」、そして、八戸市の無形民俗文化財にも指定され、江戸時代中期に設立された「白銀四頭権現神楽」の計4つの団体に在籍し例大祭に参加する傍ら、後進の指導と伝承活動に励んでいらっしゃるそうです。


更に天摩曹長、えんぶりや神楽といった郷土芸能を題材とした切り絵の作品の個展を、約10年前から開催しているんです。
今年2月には、八戸市中心部にあるミュージアムに、切り絵を30点展示しました。





繊細でありながらも躍動感が伝わってくる切り絵の数々は、来場した多くの方々を魅了したそうです。





国民の自衛官表彰式のあとには、第2航空群司令とともに小林眞八戸市長を表敬したそうです。

自衛隊そして郷土の誇りですね!

天摩譲海曹長、国民の自衛官受章、本当におめでとうございます!




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