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愚直な彼らに光を~国民の自衛官~その7

2018年04月16日 06時10分00秒 | 航空自衛隊
本日ご紹介するのは、航空自衛隊航空救難団松島救難隊・空曹長 藤田正吉さんです。
まずはいつものように、こちらの産経新聞の記事からご覧ください。


国民の自衛官 横顔(7)2017.10.3
固い信念「可能な限り命救う」
空自航空救難団松島救難隊 藤田正吉空曹長(49)


救難員として、18回にわたり災害派遣に出動。危険な現場で数え切れないほどの人命を救助してきたプロフェッショナルだ。豊富な経験を生かし、医療機器をヘリコプターへ持ち込めるように規則の改正に取り組むなど、航空自衛隊の救難能力の向上にも寄与した。


「可能な限り命を救いたい」と信念を口にする航空救難団松島救難隊、藤田正吉空曹長=8月21日、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地


「救助では3つの安全を守らなければならない。身の安全。現場の安全。要救助者の安全だ」と話す。

 災害現場では、技術の巧拙と迅速性が生死を左右する。助けられる機会は2度もないかもしれない。「二次災害の可能性を考慮し、安全を確認した上で、救助に最善を尽くす」

 平成20年6月に発生した岩手・宮城内陸地震。岩手県奥州市で、崩れた土砂に巻き込まれ乗客ら20人が乗ったバスが崖下に転落した。現場に急行すると、頭部の出血が激しかったり、骨折したりした重傷者もいた。現場では小雨が降り、低体温症を起こす恐れもあった。重傷者にはバスのカーテンを引きちぎり、毛布代わりにした。最後の1人を救出するまで現場に留まった。犠牲者は一人もでなかった。

 後進の育成も意識している。生命の危険もある危険な仕事で、自身も事故で全身を骨折したこともある。厳しい訓練は部下の命を守ることにも繋がる。

 「隊員一人一人にそれぞれ家族がいる。誰にも死んでほしくない」

 いつも心にあるのは「可能な限り命を助けたい」という信念。それは揺るぎようがない。(林修太郎)



航空自衛隊の航空救難団ってご存じですか?

私がその存在を初めてしっかり認識したのは、TBSで2013年に放送されたドラマ「空飛ぶ広報室」を見た時でした。
私が自衛隊を好きになるきっかけとなった、有川浩先生の小説が原作です。
もちろん、ドラマ放送より前の2012年、発売と同時に原作小説を読んでいましたが、活字で「UH-60J」とか「U-125A」とか「メディック」とか書いてあっても、どんなものか全くイメージできず、そんなに印象に残らなかったんですよね。(すみません)
それがドラマという映像になって、すごく分かりやすかった(笑)

で、まあ、航空救難団は救難の最後の砦とか、メディックはスゴい人っていうくらいの知識はありましたが、今回このブログを書くにあたって、改めてきちんと調べてみたら、やっぱり凄い方たちの集団でした!

なのですが、航空救難団のことを書いたら、話がながーくなっちゃうので、後日、きちんと記事にしたいと思います。


今日の主役は藤田空曹長ですので、話を元に戻しましょう。


宮城地方協力本部のホームページに、「ゆみっこのヒジョウキン日記」というコーナーがありまして、日付の記載は無いのですが、前後の記事からたぶん平成21年11月25日かな?、「航空自衛隊の救難活動」という演題で市民防衛講座が催されたとのこと。
そこに藤田空曹長も登壇されたようで、
「講話の中で、TBSの『夢の扉』という番組でクローズアップされた、メディックの藤田正吉さんも紹介されました。日々鍛えていらっしゃる藤田さんのお顔つきがとても精悍でいらしたのが、非常に印象的でした!!」

と、このようにご紹介されていました。
画像の右側が藤田空曹長ですね。(画像は宮城地方協力本部ホームページより)

「夢の扉」?
なにやら聞き捨てならない情報が!

で、調べてみましたら、TBSのホームページが残っておりました。
藤田空曹長は、平成20年9月14日に放送されたTBSのドキュメンタリー番組「夢の扉」に、ご出演されていたんです。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20080914.html

↑のホームページに、お若い頃の藤田空曹長の画像が!
その頃も、今と負けず劣らず凛凛しい自衛官さんですよ。

そして、是非読んで頂きたいのが、こちら↓
当時、藤田空曹長を取材した「夢の扉」のディレクターのブログです。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/staff/20080914.html

藤田空曹長のご活躍は、ご本人の努力や資質はもとより、やはりご家族の支えがあってこそ、ですね。
国民の自衛官表彰式には、藤田空曹長の奥さまもご一緒に参列されていました。
藤田空曹長が大怪我をされた時の対応も、奥さま、素晴しすぎます!
妻の鑑です!
3人の息子さんたちも、将来はメディックやレスキュー隊になりたいと夢見ているとのことでしたが、10年前に放送された番組なので、もしかしたらもう親子鷹が実現しているかもしれませんよね。


藤田空曹長、国民の自衛官受章、本当におめでとうございます!

 


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