5日目、読谷村から1時間足らずで辺野古へ。
雨の中での座り込みも覚悟して登山用のレインパンツとジャケット持参しましたが、ラッキーにもこの日は降られずに済みました。
ゲート前から車で5分ほどのところに車で来た方たちのための駐車場があり、そこからワゴン車で送迎をしてくれます。
横に連ねたテントの下で待機して参加者からの挨拶や音楽などのアピールがあり、1日に2~3回、工事車両が到着する情報が届くと100メートルほど下ったゲート前に移動して座り込みをしマイクで抗議のアピールをする。
機動隊の排除を受けたくない方は道を渡った側からプラカードでアピール。
座り込みと言っても、道に直に座るのではなくブロックに板を渡してベンチを作り座るのでそんなにしんどくないです。
集まった方のトイレやコンビニへの買い物のためにも、スタッフのワゴン車が駐車場まで往復をして皆をサポートしてくれます。
右寄りのマスコミが、抗議行動をする人は日当で集められているなどとありえない情報を流し、実際に「どこで貰えるんですか?」などと言って来るような若者もたま~にいるそうですが、当然のことながら地元の方、沖縄県内の各方面から、そして全国から抗議に集まった人々は全員交通費も宿泊費もすべて自腹で参加しています。
そして一部の特別な人ではありません。
長年反基地行動をされてきた方だけでなく、工事によって大浦湾の珊瑚が生息できなくなる、ジュゴンが住めなくなる、生態系が大きく破壊されることを止めたいという思いで集まった方、頻繁に続く米軍ヘリの事故に危機感を持って最近参加するようになった方まで、さまざまな人々が一緒に行動しています。
現在の工事の進行状況では最低でも10年はかかるだろうということですが、そういう情報は隠蔽されて着々と工事が進んでいるかに見せかけ反対派に諦めさせようという動きが強化されているとのこと。
私たちが行っていた期間は丁度名護市長選の告示の直前だったので、今回の選挙は今まで以上に大注目していました。
選挙の結果が残念でならないですが、諦めることなく行動を続けている人々に寄り添う気持ちを持ち続けて行きたいです。
この日からの宿は名護市瀬嵩の「海と風の宿」、宿泊者は少なめだったので私たちは2段ベッドが二つ入った4人泊まれる部屋を二人で使わせてもらってトイレとシャワーもあり快適に過ごさせてもらいました。
戦跡や座り込みだけではなく、翌日の日曜には観光的なこともちゃんとして来ましたので、続きはその3に。
<海と風の宿のまわりを散歩、沖縄の花々はとても鮮やか>