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郷津氏のお墓参り

2024-01-07 18:20:55 | がん治療

 

2021年の11月に旅立たれた郷津晴彦さんの墓所は飯能の宮沢湖霊園にあり、なんとオットの実家から車で10分ほどの所なのでこれはぜひ行かねばと思っていたので、この正月の2日に実家に挨拶に行った帰りにお墓参りをして来ました。

この年末年始はオットの休みが大晦日と元旦の2日間のみという、例年よりさらに残念な状態になりまして、彼は会社を中抜けして電車に乗り、私が車で出て飯能の実家の最寄り駅でピックアップ。

私の手作りおかずと義兄の作った昆布巻きなど、お昼を一緒に食べて例のごとく沢山の野菜を土産にもらい。

2時間ほどの短い滞在時間で会社に戻るという彼を駅に降ろしてから、宮沢湖霊園へ。

ムーミンバレーパークの渋滞があるか少し心配だったけど、それはほとんどなくたどり着けました。

正月は霊園の事務所が休みなのでお花を外で調達するべくコンビニに数軒寄ったのだけどどこも扱ってなくて、飯能と日高のスーパーは正月2日はまだお休みで花は買えなかったからお供えは缶入りの大吟醸😅

 

奥には小高い丘、南には広々としたお茶畑が広がるのどかな霊園。

 

 

気候の良い時期はメッツァビレッジのカフェまで歩いてお茶すると奥様のFueさんに教えてもらいましたが、本当にとても気持ちの良い散歩が出来そうな場所なので、次の機会にはウォーキングや宮沢湖温泉も視野に入れて行ってみたいと思いました。

「お陰様で元気になったよ・・・もうしばらく頑張るから見守っていてね」って墓前に報告して、気持ちに一つ区切りがついたように思います。

私の癌が見つかってからの半年間、郷津くんは4年越しで癌治療を続けて来た最も身近な先輩でどれだけ沢山のことを教えてもらい励まされたか。

彼が考え抜いて選んだ標準治療だから、私も迷いなくその形を選ぶことが出来て、迷わずに済んだことは実に大きな救いでした。

そして、治療を続けながら好きな作品制作にずっと打ち込んでこられたこと、主治医が個展を見に来るほどに信頼関係を築いているという話には改めてその人柄の魅力を思いました。

あまりに早い旅立ちだったけど、そのさりげない旅立ちの過程を思い起こすと、向こうに行くのも怖くはないという気持ちになる。

癌で早くに亡くなるとは全く想像出来なかった、痩せ形でアーティスト人生を地道に歩んで来た人でも、こんなに早く旅立ってしまうことがあるんだというのを目の当たりにした時に、癌になった原因なんて考えても無駄ということをまず思ったしそのタイミングでそれがやって来たことは運命としか言いようがない。

治療が上手く行けばそれはありがたいことだけど、再発や転移があればそれもまた運命という覚悟が育って、心配でストレスを感じることはさほどないと言えるのは、彼のその淡々とした晩年の生き方に教えられたのだと思っています。

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第3関門突破!!!

2023-07-30 17:38:54 | がん治療

<M1の内臓電池交換作業をしたのだ~>

 

早いもので前回の更新から1ヶ月経ってしまいました、明後日にはなんと8月に入るわけだ。。。
7月は原村ペンションビレッジの仕事を中心に計8台の仕事をして、これはこの2年半の中で最高記録。

癌治療とコロナの影響と両方あって仕事があまり組めなかったから、昔に比べて3割弱程度の数であってもここまで回復出来たのは感慨深い。

ジムのプールにもきっちり4回行って、トモズキャビンのセッションもあったし順調な1ヶ月でした。

それにしても、3泊の出張から帰った日の7月7日にPANTAの訃報が届いたことは、衝撃だった。

そのショックを言葉にするのはなかなか難しく、何かを書き残したいと思いながらも半月以上過ぎてしまった。

PANTAとの思い出を書くのは別の日に改めてということで、とりあえず今回は第3関門突破のご報告です。

7月中旬に前回から4ヶ月後のCT造影検査がありまして、主治医との面談は間に祝日が挟まった関係でその2週後にありました。

異常なしということで次回の検査は11月です。 

つい最近も胃癌を患っていた知人の訃報が届いたり、Loose&Beatのドラマー、ジョーさんの追悼ライブで実は私と同じ食道胃接合部癌だったことを知ったりして、自分が回復傾向にあり生かされている運をありがたく思うばかり。

元気な時に楽しいことを出来るだけしていこう!ってことで、10月に浦和で派手な?!ライブ企画が催されるので、それを目指して体調を整えつつ準備を進めて行きます。

8月半ばには、友人の郷津晴彦さん(一昨年の11月に他界された)を偲ぶ集いで演奏するので、まずはしばらくその予習練習の日々。

冒頭の写真はその集いで使うために、久しぶりにM1を引っ張り出してバッテリーLowだったので電池交換したの図。

自力交換2回目だったので、スムーズに出来ました。

Youtubeに丁寧に説明した動画などもアップされているので、30年選手のシンセも自力でリペア出来ちゃう便利な時代です(^_^)v

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第二関門突破!

2023-03-31 19:12:17 | がん治療

<春の我が家は花盛り>

 

3月中旬に受けたCTと上部内視鏡検査の結果を先日聞いて、現時点では癌の再発転移は無いことが分かりました!

第二関門突破です!

今後の検査予定は、2年間はCTが4ヶ月に1回、上部内視鏡が年1回。

今回が術後1年の内視鏡検査でした。

実はこのところ、体調は今一つなのです。

術後の回復に伴い胃酸の分泌が活発に戻って来る時期ということで、食道炎が悪化していて一旦減らしていた薬を増量、胃潰瘍の薬も出されました。

そんなわけで最低体重を更新してBMIが16まで落ちているので、体重と体力がもう少し安定するまで活動量を考慮する必要を感じています。

実は私の癌は低分化腺癌(印環細胞癌)というもの、悪性度が高く再発の可能性はそこそこあるだろうと覚悟しています。

本当は病理検査の結果が出た時点でもっと正確に伝えて欲しかったですが、主治医があまり細かいことを話さないタイプでその時点では次の術後化学療法の説明にすぐ入る状況で癌細胞の種類までは聞かされずにいました。

正式名が分かったのは昨年終わりにガン保険の請求で診断書を貰った時。

印環細胞という名前はその時に初めて知って、ネットで調べても悪性度が高いことくらいしか分からないので、それはそれでしゃーない、まあ遠隔転移する前に取れたんだからラッキーくらいにしか考えなかった。

しかしこの2月に朝日新聞のコラムの「患者を生きる」に印環細胞癌のケースが載っていてステージ4で10年生存率10%と書いてあったのを読んで、にわかに「あ~、私も10年はもたないよな」ってしみじみ思ったんです。

私のステージは3Bだけど、再発が見つかったらそこからは治ることを目指すのではなくどの程度しんどくなく病と共に生きるかということになるだろう。

再び治療に入る時が来るとしたら、今の低体重状態ではおそらく化学療法は受けられないと思います。

主治医によると体重低下はそろそろ底を打って、これから少しずつ回復するはずということですが、食べられる量が半分くらいなのは早々変わらないと思われ、とにかく栄養バランスを意識した食事を回数多くとることを粛々と続けて行くしかない。

長時間の外出はどうしても負担になるので、自宅でゆっくり5回の分食を摂れる日を意識的に作るようスケジュールを調整して行かねば。

4月は回復期に当てて、5月に入っているライブ2本を少しでも良い体調で迎えられるようにして行きたい。

という状況ではありますが、3月の2回のコンサートは本当に楽しくやり終えることが出来て、応援して下さった皆さんに感謝感謝!

コンサート当日は元気いっぱいで打ち上げのビールも美味しく飲めちゃったりして、やはり楽しく音楽が出来る時間は自分を本当に生き生きとさせてくれると改めて思った。

大和ウクレレ俱楽部のコンサート報告は、また近日にアップします!

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検査結果、問題なし!

2022-12-09 16:47:36 | がん治療

 

先週CT造影検査、血液検査、心エコー検査があり6日に外科の主治医と腫瘍内科医と面談。

検査結果はすべて問題なし、現時点では再発転移は見られないということです。

2~3年は転移が出てくる可能性もそれなりに高いということで、しばらくは年3回ペースで検査するそうで、次の検査は割と早くて3月には胃カメラとCT検査が決まってそこまではあっという間だけど、徐々に間隔が延びて行くのかと思います。

 

今回の検査と診察で、なんだかな~と思ったことを2点書いておきまする。

先週の採血は1回失敗で2回目で成功、その程度は良いんだけど、CTの造影剤注射になんと3回失敗、そこで看護師がチェンジして4回目でようやく入りました。

今まで造影剤で具合が悪くなったことは無かったのだけど、今回はさすがに消耗したせいか検査後に院内のカフェで遅い食事を軽く採ったら気分が悪くなって、よれよれで帰宅。

少し横になったら回復したけど、これからも何度も定期検査で造影剤を入れることになるのだし、次の時は先日のケースを話して血管が出難いので慣れている人にお願いしたいと前もって話すことにしようと思った。

もう一つは、採血のダブりについて。

診察日に外科の他に腫瘍内科の予約が1時間後に入っていて、点滴はないだろうに何でかなと思ったんだけど、先日の心エコー=抗がん剤の副作用で心臓に負担が掛かるので定期検査をすることになっている=これのオーダーが腫瘍内科なのでその結果説明なんだと理解して、そんでもって腫瘍内科のオーダーで採血が入っていたけど外科の受付の方で採血は2日にやってますが?と話したら、それでは外科の診察の後に心療内科に行って下さいという返答で。

そんで外科が終わって心療内科に行ったら、採血の検査項目が外科とは違うから今日も採血は必要と言われ、そこから採血50人待ち。

外科で質問した受付スタッフには研修中の名札が付いてたのに、あまりにきっぱり返事されたので油断してた。

化学療法の時には血液検査の結果によってその日の点滴にOKが出るか決まるので、腫瘍内科で受付すると一般の採血待ちの順番を飛ばしてすぐ採血の段取りになっているのですが、この日はそうはならなかったわけで、検査結果が出てから診察となると終わるの何時?ってげんなりしていたところ、採血終了後はほとんど待たされずに腫瘍内科の先生と面談となり「心エコーも血液検査の結果も問題なしです。長い間の化学療法お疲れ様でした。」と2日にやった方の検査情報が渡されまして。

よーするに、診療科目ごとに検査代稼がなきゃならないってことなわけね。

その日もまた、針刺し一回失敗され、血液5本も取られてその結果は見ずに終わりとは〜。

結果説明の診療報酬が低すぎるのは問題だと思いますよ。

そこを上げて貰って構わないから、余計な検査を増やさないで欲しいな~、何とかならないのですかね、このシステム。。。

 

ということで少々疲れたものの気持ちは明るく合格結果判定を胸に、その日の午後は元埼玉べ平連の方々が集まる東さんのお墓参りに出かけてお参りの後に北浦和で旧交を温めた。

ばりばり元気な70代の皆さんに回復を祝って頂きありがたい時間だったし、お酒もコース料理もそこそこ飲み食べることが出来て体調回復の実感を深めました。

年内の仕事の調整はほぼ完了して下旬に江東区や調布に行く調律も上手くブッキング出来たし、来週末には大分旅行にも行って来ます。

体調を崩さないよう気を配って日々を過ごして行きたいと思います。

 

写真は、北浦和公園の散歩にて。
体重が術後16キロ減となり、ここ2ヶ月ほどは脚の筋肉が落ちたことに焦りを感じていましたが、軽めの散歩と週一の水中ウォーキングを続け少し回復してきた!

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化学療法16回目、これで終了!

2022-10-12 15:59:00 | がん治療

 

10月4日は術後8回目の化学療法でした。

やはり血小板数は前回より低下していたので、抗がん剤のオキサリプラチンはお休みで分子標的薬のみの点滴。

1時間ほどで終了したので昼食用に買ったサンドイッチは病院前のベンチで食べたけど、ベーカリーカフェとイートインコーナー前の椅子は満席だったので向かい側のコンクリートのベンチに座ったらお尻が超痛くて、お尻の脂肪が無くなっちゃったのを実感。

その後コクーンで買い物をして、帰路に。

とりあえず今回で点滴が終了し、次はその結果を見るために12月上旬にCT検査、翌週に外科の主治医の外来で判定と今後のことを聞きます。

そこは問題なく定期検査に移行するだろうと、勝手に思ってます。

私の癌は当初ステージ3か4と言われていてかなり進行してはいましたが、化学療法3回終了後の検査時点には内視鏡で確認出来ないところまで綺麗になって胃壁から採った組織に癌細胞は見つからず、術前の8回の化学療法終了後の検査ではステージ2Aの判定だった。

手術後の病理検査では摘出した部分の浸潤が深かったのでステージ3Bと言われてしまったけど、よーするにCTじゃそれは分からなかったということが非常に良く分かったわけ。

転移の可能性があったけど採ったら転移が無かった傍大動脈リンパ節は摘出済みなわけなので、まあしばらくは転移はないはずと思ってます。

先のことは分かりませんが、そんなことは誰にとっても同じなわけだし、今後は定期検査を続けねばならないことを考えれば異変についてはそれなりに早期に判ることでしょう。

それなりにね。だって、CTじゃはっきりしないことが判っちゃったんだから。

大切なのは自覚症状と精密検査を受ける決意のタイミングなんだと思う。

食道胃接合部の癌は症状が分かりやすかったわけです。

胃の入り口が塞がりそうになって、食事が飲み込み難い症状が出ていたわけで。

はっきりとした自覚症状が出てくれたのはラッキーだったし、何年もかけて大きくなった進行の遅い物だったようです。

これが自覚症状の出にくい部位、そして進行の早いものだったら、発生した臓器を越えて転移して手遅れになっていたでしょう。

癌には本当にいろんな種類があってまだまだ分からないことだらけだし希少癌といわれる難しいものもありますが、とりあえずは今回の私の病気は治る種類の癌だったようです。

このタイミングでそれに掛かって生活を変えなければならなかったことは、私にとって今それが必要なのだという知らせだったのだと思っています。

なぜ自分が・・・なんてことを考えて悲観するようなことは、全くありませんでした。

二人に一人は掛かるんだから、あ~来たかってなもんだったです。

手術を挟んでトータル16回目の化学療法、お疲れ様でした、自分、病院スタッフの皆さま、そして見守って下さった皆さま、本当にありがとう!!!

もう治ったような調子で書いちゃってますが、12月までずっとドキドキしていてもしょうがないから、少しずつ仕事のペースを上げて行きます。

でも元通りになどとは思ってないです。

年齢的にも体力は下り坂で当たり前なんだから、ゆっくりゆっくり景色を楽しみながら、出来るだけ長く続けられるように無理のないやり方で。

あと1週間内服のエスワンを飲めば化学療法終了、副作用はそれなりには残るけど少しずつ軽くなっているし、それよりも手術の後遺症が軽減してくれるよう食事の取り方について油断をしないようにして、疲れを溜めないペースの仕事ブッキングをして行くことが課題。

11月には紅葉と温泉に癒されたい!、遠距離ドライブで仕事に出る計画を立てたいと、夢を膨らませているところです。

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