こんなのできた!<2>

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

■ 読書で豊かに(2) よく読んだ作家・作品  河野裕子歌集

2012-07-03 08:01:00 | 読書で豊かに

◇ よく読んだ作家・作品     
2012/10/06 『楡家の人びと』 『楡家の人びと』 
2012/07/10 『たとへば君』 『たとへば君』 
2012/06/22 風景がない 『悲しみは憶良に聞け』 

2012/05/04 もう一つの解説書 『折々のうた』 
2012/05/01 ワイド版 岩波文庫 & 摘心 『岩波文庫 万葉集』 
2012/04/22 『下妻物語』 & 「サザエさん」新聞掲載66年 
2010/07/13 女家族 『サザエさん うちあけ話』 
2010/04/22 64年前、「サザエさん」新聞掲載開始 『サザエさん』
2010/04/13 遅筆堂 & たまには女房殿も・・・ 『井上ひさし』
2009/08/27 100個目の【プリンスメロン】 & 『半生の記』
 『松本清張』

2009/08/13 松本清張の見つめたもの 『松本清張』 

◇ 河野裕子歌集
2013/11/11 第1歌集  『森のやうに獣のやうに』
           《逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと》
           《たとへば君 ガサッと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬ
か》
           《ブラウスの中まで明かるき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり》
           《わが頬を打ちたるのちにわらわらと泣きたきごとき表情をせり》

2013/11/18 第2歌集 『ひるがほ』 
           《まがなしくいのち二つとなりし身を泉のごとき夜の湯に浸す》 
           《胎児つつむ嚢となりきり眠るとき雨夜のめぐり海のごとしも》

2013/12/24 第3歌集 『桜森』 
           《たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり》
           《君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る》
           《子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る》

2014/02/05 第4歌集 『はやりを』
           《逸雄の三十代とさせむ睡りゐる太き眉毛をしばし撫でゐつ》 
           《子の友が三人並びてをばさんと呼ぶからをばさんであるらし可笑し》 
           《たつたこれだけの家族であるよ子を二人あひだにおきて山道のぼる》 

2014/02/17 第5歌集 『紅』 
           《二人子の尻こもごもに掌に享けて湯の中のわれら父と母なり》
           《朝に見て昼には呼びて夜は触れ確かめをらねば子は消ゆるもの》

           《不意に来し雪風の中エプロンに子らを包みて走りし日ありき》

2014/03/20 第6歌集 『歳月』 
           《身をかがめもの言ふことももはや無し子はすんすんと水辺の真菰》 
           《母さんとめつたに言はなくなりし子が二階より呼ぶユウコサンなどと》
           《こぞり立つぶ厚き鶏頭に手触れたり君を知り君のみを知り一生足る》

2014/04/21 第7
歌集 『体力』
           《育つほどいよいよ父に似てきたるもの言はず傍へに佇つ気配まで》
           《末つ子の紅の仕合はせはその父と兄にはさまれ雑踏を来る》
           《白桃の生皮剥きゐて二人きりやがてこんな時間ばかり来る》

2014/05/06 第8歌集 『家』 
           《借りものの言葉で詠へぬ齢となりいよいよ平明な言葉を選ぶ》
           《ひとつ家に寝起きしてゐし日のことを大切に思ふ日この子にも来む》
           《じやがいもを買ひにゆかねばと買ひに出る この必然が男には分らぬ》

2014/02/28 第9
歌集 『歩く』
           《捨てばちになりてしまへず 眸のしづかな耳のよい木がわが庭にあり》
           《長くてもあと三十年しか無いよ、ああ、と君は応ふ椋の木の下》 
           《賢くならんでよろしと朝のパン食ひつつあなたが私に言ふ》
           《湯湯婆とルビを打たねば読めぬ字に婆が居るのが何となく分る》

2014/01/23 第10
歌集 『日付のある歌』
           《チグハグに暮らす家族に猫二匹怪しみもせず付き合ひくるる》 
           《パソコンの青き画面に向きゐるに「何やこれ」と言うて君に触らす》
           《わたしよりわたしの乳房をかなしみてかなしみゐる人が二階を歩く》
          2014/04/14 
            《怪態な新語なれども納得す歌会の後半暖房を切る》 
           
《酢を打ちし飯を混ぜつつ甦りくる真中の二十代吉川の十代》

2013/12/27 第11歌集 『季の栞』
           《ふくふくと弾み返せる赤ん坊からだのどこも土に触れしことなし》

2013/11/29 第12歌集 『庭』
           《このひとを伴侶に選びて三十年栗粒ほどの文句もあらず》

2013/10/26 第13歌集 『母系』
           《四人居て玲ちやんだけが女の子いけませんよ鼻くそ食べては》

2013/09/05 第14歌集 『葦舟』
           《誰からも静かに離れてゆきし舟 死にたる母を葦舟と思ふ》

2013/09/10 第15歌集 『蝉声』 
           《三人の男の兄弟の中にゐて二人の弟にパンツをはかす》
           《手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が》


■ 読書で豊かに(1) 夏目漱石

2012-07-03 08:00:00 | 読書で豊かに

◇ 夏目漱石  
2015/03/24 『三四郎』の再連載 最終回 『三四郎(4)』 
2014/10/18 美禰子との出会い 『三四郎(3)』 
2014/10/13 よい子の皆さんは真似をしないでね & 東京はどこまで行っても東京が続く 『三四郎(2)』 
2014/10/01 新幹線50年 & 『三四郎』 始まる 『三四郎(1)』 

2014/05/17 こゝろノート 『漱石の小説で好きなキャラクター』
2014/04/20 100年を経て再び 『こゝろ』
2010/12/15 坂の上の雲 『子規の訃報を受ける』
2009/05/27 漱石の一冊 
2009/02/26 夏目漱石年譜 『漱石年譜(日記、断片、書簡などより yosshy作成)』 

◇ 夏目漱石作品  
2009/05/01 『明暗』 ――― 天と私  『明暗』
2009/03/26 『道草』 ――― 漱石の正々堂々とした懺悔録  『道草』

2009/03/20 『硝子戸の中』    『硝子戸の中』
2009/03/13 『こゝろ』 ――― 自己の心を捕へんと浴する人々に  『こゝろ』
 2014/04/20 100年を経て再び 『こゝろ』
2009/03/04 『行人』 ――― 漱石の苦悩  『行人』 
2009/02/20 『彼岸過迄』 ――― 漱石の告白  『彼岸過迄』 

2009/02/13 漱石の小品  『小品』   
2009/02/09 漱石の一番悲しい出来事  『日記 及 断片』  明治44年
2009/02/06 漱石と子供のほのぼのとした会話  『日記 及 断片』  大正5年 
2009/01/28 『思ひ出す事など』 ――― 修善寺の大患
 『思ひ出す事など』 
2009/01/23 『門』 ――― 理想的な夫婦愛 『門』

2009/01/18 『それから』 ――― 三千代への一途な愛  『それから』
2009/01/09 『三四郎』 ――― 思い出多い小説  『三四郎』 
 2015/03/24 『三四郎』の再連載 最終回
2009/01/05 長男は東京へ & 『坑夫』    『坑夫』
2008/12/25 『虞美人草』 ――― 愛することを知らない麗人、藤尾 『虞美人草』

2008/12/17 『野分』『断片』  『野分』
2008/12/05 『二百十日』 ――― 人情の世界への転機 『二百十日』
2008/12/04 『草枕』 ――― 非人情の天地 『草枕』
2008/11/25 「浩さん」の好きな白菊  『趣味の遺傳』
2008/11/17 ガソリン価格 予想は、見事に大はずれ! 『薤露行』

2008/11/13 小春日和 『一夜』
2008/11/07 きょうは立冬 『幻影の盾』『琴のそら音』 
2008/11/06 トヨタ、営業利益は1兆円の大幅な下方修正 『幻影の盾』
2008/10/31 「 な も し 」 『坊ちゃん』
2008/10/22 早生【たまねぎ】の植え付け 『カーライル博物館』

2008/10/14 連続して大当たり 『倫敦塔』
2008/10/13 【石榴】、なつかしい味 『吾輩は猫である』
2008/10/05 きょうもいいものをさがす 『吾輩は猫である』
2008/09/19 なんでもアメリカ頼み 『吾輩は猫である』
2008/09/09 大安吉日、天気晴朗なれども・・・ 『吾輩は猫である』