こんなのできた!

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

2008/12/04 『草枕』 ――― 非人情の天地

2008-12-04 20:21:32 | Weblog
7時起床。「日の出とともに起きる」を目標にしているが、目は早く覚めて
いるのに起きられない。
ちなみにきょうの日の出は 6:48。


きょうも快晴の朝。

日課のラジオ体操、ネットでニュースを見る
一面は

          新s あらたにす(朝日・日経・読売) くらべる一面
朝日、読売「財政棚上げ、説明なき政策転換 政府が予算編成基本方針」
財政再建政策の重大な路線変更。税収が増える見込みがない中で積極
財政転換。さらに国の借金が増える。

きょうは暖かな一日だった。


【黒豆】のガラ飛ばしなどする。

夕刻散歩に。


2008/12/04 15:55 太陽が沈まないうちに早めの撮影。


「ガ~公とシロ」 睡眠中かな。


「Sティ」内のいいものがたくさんある「100YENショップ」に立ち寄り乾電池、
キズテープなどを購入。

■ 夏目漱石 『草枕』


漱石の『草枕』を読みおえる。明け方目覚めて眠れない時に少しずつ読ん
でいた。


          漱石全集 第四巻 岩波書店
   山路を登りながら、かう考えた。  
   智に働けば角が立つ。情に棹おさせば流される。意地を通せば窮屈
  だ。兎角に人の世は住みにくい。
   住みにくさが高じると安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住み
  にくいと悟った時、詩が生まれて画ができる。
      ・・・・・・・・・ 
   春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる。
      ・・・・・・

有名な冒頭で、いろいろなところで引用されている。記憶違いかも知れない
が最初は教科書で読んだかなと思う。
漢文脈の勝った豪華な文体で、自然を美しく、漱石の芸術観と人生観
の一部を描いている。

この作品のテーマは「非人情の天地」
非人情の天地とは俗世の人情や不人情を超越した理想的な自由の境地。

登場人物
p.5   余
p.15 婆さん
p.19 源さん
p.19 那美さん(志保田の嬢様、那古井の嬢様)
p.44 髪結床の親方 
p.49 泰安さん 坊主  
p.52 了念さん 小坊主 
p.73 大徹さん 住職
p.73 老人
p.73 久一さん
p.114 野武士
p.120 那美さんのお兄さん

小説の読み方として、
「小説も非人情で読むから、筋なんかどうでもいいんです。こうして、御籤
を引くように、ぱっと開けて、開いた所を、漫然と読んでるのが面白い
んです
」(p.83) 
こういう読み方もいいな。

■ きょうのタマちゃん