滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

今年は【熊谷陣屋】を・・・

2010年07月30日 | 新城歌舞伎

  「今年の新城歌舞伎に【熊谷陣屋】を出すことになった、台本の清書をして欲しい」
と、好史くんが昔の台本を持って訪ねてきた。
 『あんまり自信はないけど、急がないのなら、ボケ防止にやってみるわ』
 毎年の事だが二つ返事で引き受けてしまった。芝居も何度か見ているので、大体は読めるのだが、昔の台本は当て字も多く特に人名・地名などどうしても判らない所もある。鳥原歌舞伎さんの台本も参考に、一週間ほどで大筋ははずさない程度に清書できた。あとは役者次第だ。

 それにしても、ワープロはおろか、コピーもレコーダーも辞書もなかった時代に、口伝えでせりふを覚え、師匠の台本を借りて必死で写し取り、伝えてきたのだろう。大したものである。そんな台本が帳面蔵にたくさんあるのだが、今の私たちにはほとんど読むことができない。

 台本を打ち終えた後でも、登場人物の複雑な人間関係がよく分からない。まるで推理小説のようにヒネってある。芝居を観ていて分かるのはかなりのマニアだけだろう。私なりに整理してみたので、興味のある人は参考にしていただきたい。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/84/8c3c4d9bd3401d06df52ee8c53e45323.jpg


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 虎穴に入らずんば | トップ | 盆道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新城歌舞伎」カテゴリの最新記事