水彩画 よしのの部屋

水彩画やスケッチなどを載せていきたいと思います。

椎の木再生

2008-03-26 | 絵画・風景
大津市歴史博物館へ「楳亭・金谷」展を見に行ってきました。
二人とも今回初めて知った画家でしたが、楽しく見ることが出来ました。
山水画が多く繊細な筆使いのものから、大胆な筆使いのものまでいろいろありました。
中でも面白いなと思ったのは、薔薇に鴉が三羽とまっているものでした。その時代では桃や梅の絵を描くものと思っていたので、薔薇が描かれているのに驚きました。
山水画やおめでたい題材を描いている中に「石移動図」という男の人五人が大きな石を引いたり押したりしているところを描いたものがあり、それも目を引きました。
絵の良し悪しはよく分かりませんが、ユーモラスなものもいろいろあり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

そこを出て三井寺の方に歩きました。
椎の木の古木が、中に穴が空いて枯れてしまっているかのように見えるものがあり、それが再生されて葉が茂っていました。
三井寺のあたりはかっては椎の木の群生する森だったそうです。
その頃の森に思いをはせながらスケッチをしました。


コンボルブルス

2008-03-23 | 絵画・静物
お花の中でも白い花が好きです。
先日コンボルブルス・クネオラムを買ってきました。
暑さ寒さに強くとても丈夫と書かれています。
長く育てられるかな。

白い花が好きですが、絵に描くには難しい。(F2)

カワセミ

2008-03-18 | 写真
承天閣美術館へ行ってきました。
円山応挙や伊藤若冲などの絵画や墨書また茶碗や香合などの工芸品を見ました。

そこから御所の梅を見ようと歩いていると、いました。
カワセミです。
秋にここを歩いたときは、大きなカメラを持った人が待ち構えていましたが、カワセミは見えませんでした。
なので今回も期待はしていなかったのです。でも、もしかしてと思いきょろきょろしながら歩いていました。
そうしたら出てきてくれたのです。あわててバッグから小さなデジカメを取り出しました。もう少し近くまで来てくれたら…、私のカメラではこれが精一杯でした。
おまけにダイビングして魚を捕まえるのも見せてくれました。

なんだか幸せな一日でした。

桜飯

2008-03-10 | 絵画・静物
桜飯を作りました。
桜飯というのは蛸の炊き込みご飯のことを言うこともありますが、これは桜の花の塩漬けを使ったものです。
柴田よしき「ふたたびの虹」にでてくるレシピで、この本は小料理屋「ばんざい屋」の女将とそこに来る客の人情ミステリーの話です。
連作短編になっていて「桜夢 ばんざい屋の3月」というところに寒緋桜のことや緑の桜の御衣黄の話が出ていて、その「ばんざい屋」で食事をした客が店を出てから殺されるという事件があり、聞き込みに来た刑事にそのときの客の様子を話して、濡れ衣を着せられそうになっていた女性を助け、真犯人が捕まるという話で、その篇に軽く塩出しして細かく刻んだ塩漬けの桜の花びらと、針のように細く切った昆布の佃煮を炊き立ての白いご飯に混ぜる…と桜飯の作り方が書かれています。
作ってみようと思い、近くのスーパーへ行ったのですが、桜の花びらの塩漬けが売ってなくて、しかたなくお菓子の材料を売っているところで、桜の葉の塩漬けを買ってきました。その後デパートで桜の花の塩漬けと昆布の佃煮を買ってきて、葉のみじん切りも入れて作りました。お米も半分もち米を混ぜて炊いたら、さっぱりもちもちの風味がある桜飯が出来ました。

その他にもこの本には、山栗のおこわやあざみの根の糠漬けやヤマボウシの実のゼリーまた鱧で出汁を取った松茸の土瓶蒸しなど、いろいろ美味しそうなものが出てきます。
物語のストーリーには関係なくても、季節と場面に適した料理がそれとなく出てくるのは読んでいて楽しい。

北森鴻の「蛍坂」。この本も連作短編でその中に美味しいお料理が出てきます。
ビアバーに来る客の悩みやわだかまっていた謎を話すと、店主が解決してくれたり事件になりそうなことを防いだりする話です。その謎解きもですが、この店で出てくる料理の描写がすばらしい。
特別高級料理でもなく、普通の主婦でも作れそうな感じがするのだが…。



ワインとケーキ

2008-03-06 | 絵画・静物
プレゼントとして頂いたものです。
ワインは金箔入りのスパークリングワインでお祝に最適です。
開けるのが楽しみ。
ケーキはジュヴァンセルの「竹取物語」です。

ワインとケーキ(F4)

千両

2008-03-04 | 絵画・静物
千両(サイズSM)

これは玄関に置いているもので、庭に植えている千両は、鳥に啄ばまれてとっくに実が無くなっているのですが、花器に挿したこの実は長く落ちないでいてくれる。

花器は娘の友達の陶芸家の方が作ってくれたもので、面白い形をしていて、お客さんが来ると眼に留めてくれる。またとても使いやすい。いつも玄関に置いていて、庭に咲いた花を手折ってきて挿している。