水彩画 よしのの部屋

水彩画やスケッチなどを載せていきたいと思います。

高麗美術館

2007-10-31 | 写真
いいお天気だった。高麗美術館へ「朝鮮王朝青花白磁」展を見に行ってきました。門をくぐると写真のような石人像がお出迎えしてくれます。左手には五重の石塔もあり、いい雰囲気の美術館です。
今回の企画展は「青花白磁」約60点が展示されています。
私の一番興味を引いたものは「青花鉄砂雲龍文大壷」です。龍の文様がなんともユーモラスで、じっと眺めているとくすっと笑えてくるよう。いかにも年寄りの龍と言う感じで歯が所々抜けていて、髭がか細く弱弱しい。目玉はくりっと飛び出していて面白いデザインです。
かって龍は王権のシンボルで、一般に使われる器物に貴重なコバルトで龍を描くことは許されなかったそうです。でも19世紀にコバルトブルーの顔料の入手が楽になり、いろいろなものに使われるようになったとのこと。
おどけた印象の龍文は19世紀の特徴らしい。
「青花雲龍文壷」という18世紀中期の少し小さめの壷、といっても高さ40㎝位あるのですが、ここに描かれている龍文は王室の権威を象徴していて立派な龍です。龍の爪の数は身分を表し、皇太子の東宮で使用されたものだとか。同じような龍の文様でも時代によってこんなに違うのかと興味深かった。
鶴・亀・鹿・鯉・牡丹・葡萄・桃などおめでたい文様がたくさんあり、中に蝙蝠のもあり、これもおめでたいのだそうです。気が付いたことは山水の文様が少ないことでした。
「青花草花文壷」と言う壷があり、余白が多くとられていて、淡く柔らかな描き方で細い草花が描かれています。質素倹約を美徳とする儒教思想に基づいた物だそうです。
白磁といっても、少し黄味がかったものやブルーがかったものもあり、同じ地の色ではないのも面白かったです。
私のように朝鮮文化や陶磁のことなど何も知らない者が見ても、面白く興味深かった。

北大路駅から美術館まで賀茂川べりを往復しました。マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・アオサギ・コサギ・ダイサギ・セグロセキレイ・トビが見えましたが、それ以外に名前の分からないカモが一つがいいました。
まだ冬鳥の数は少ないようです。

2007-10-26 | 絵画・静物
柿を描いてみました。
いつもたくさん生る庭の柿が今年は生らなくて、店先で見たのが、家の柿と同じ品種だったので買って来ました。伊豆柿です。(F6)

蹴上のトンネル

2007-10-18 | 絵画・風景
蹴上のトンネルです。「ねじりまんぼ」と言う煉瓦構造で、強度を増すためらせん状に組まれています。トンネル外の上にある揮毫は「雄観奇想」「見事な眺めと優れた考えである」と言う意味だそうです。
2005年 公募展に出しました。F40

万願寺唐辛子

2007-10-14 | 絵画・静物
万願寺唐辛子を買ってきました。緑と赤があり、お店の人にどう違いますかとたずねると、赤い方が甘い、だからいつもだともっと値段も高い。今日の赤いのは、形がいびつなのが混じっているから少し安い値段だとのことでした。

ちりめんじゃこを入れて甘辛く煮たら美味しかったよ。
濃いい味付けにしたので、赤と緑それぞれの味の違いがよくわからなかった。失敗。
後で調べてみると、赤万願寺唐辛子は取れる量が少なく甘いので値段も高い。焼いて食べるのがお勧めとのこと。
今度買う機会があれば、焼いてじっくり甘みを味わってみるつもりです。

きななもち

2007-10-12 | 絵画・静物
「今森光彦写真展」を見に行きました。蝶やかえる、野草や木々、田んぼやそこに住む人々、全てのものがいとおしいという気持ちで撮影しているのがよくわかりました。
撮影ポイントへ行って自分の目でその風景を眺めてみたいと思いました。

久しぶりに京都伊勢丹の屋上に上がって見ました。シュウメイギクとフジバカマが植えられていて、きれいに咲いていました。
フジバカマの所には原種のフジバカマと説明書きがあり、写真を撮っている人が何人かいました。

この絵は「京きなな」で買ったお土産の「きななもち」です。有名なアイスクリームは何度か買ったことがあるのですが、これは初めてです。


スケッチ・常の浜

2007-10-03 | 絵画・風景
常の浜の船を入れてスケッチしてみました。(9月描く・F2)

ツリフネソウを見に行ってきました。
初めてツリフネソウを見たのは、今から5年ほど前の9月。
山科の駅から歩き始めて大文字山を目指しました。川に沿って山道が続いていてその道のそばにたくさん咲いていたのです。形が面白く蜜を貯めておく袋の先が尻尾のようになっていてくるりと丸まっている。色も赤紫色で可愛くしばらく眺めていて、きっとこれは珍しい花に違いないと、メモ用紙にスケッチをして帰りました。
わくわくしながら野草図鑑を見てみると、日本全国どこにでもある花と書かれています。山から水が流れ落ちるような所で湿った所に群がって咲くとなっていて、まさにそのとおりの場所です。なんだ、皆が知っている花で珍しいものではないのだと、少しがっかりしましたが、今でもあの時の感動が忘れられなくて、9月頃になると見に行っています。

大文字山は銀閣寺から登るのが一般的ですが、道はいろいろあり霊鑑寺や南禅寺・日向大神宮・山科・滋賀県の三井寺などから登れます。ハイキングに手頃な山です。

今日は山科駅から歩き始めて大文字山の三角点を通り火床を抜けて銀閣寺へ下りました。そこから哲学の道を通って蹴上へ出たのですが、哲学の道で赤と白の彼岸花が咲いているのを鉛筆スケッチし、また若王寺(にゃくおうじ)神社へお参りしてそこの石橋をスケッチしました。
1日曇っていて暑くなくハイキング日和でした。

いちじく

2007-10-02 | 絵画・静物
頂いた無花果を描きました。とても美味しかったのですが、この無花果美味しく見えるでしょうか。(10月に描く・F2)

昨日は一日曇っていて風もほどよく吹き、ウォーキングにちょうどいい日だったので、山科川のほとりを散策しました。
運がよければ翡翠(かわせみ)に巡り合うことが出来るかもと、微かな期待を懐いて歩きました。カメラを持って待ち構えている人は四・五人いたけど、翡翠には出会えなかったです。出合った鳥は小鷺・青鷺・カルガモ・山鳩でした。

萩の寺

2007-10-01 | 絵画・風景
急に秋らしくなりスケッチにいい季節になりました。

萩の寺・迎称寺の萩をスケッチしたのですが、難しくてなんだか萩に見えない。
「萩の寺」と題を付けておけば、萩と見てくれるかな。
(9月に描く・サイズF2)