私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

「愛すべき名前」の呼び方

2012年09月11日 | 歴史おもちゃ箱

「愛すべき名前の呼び方」というのも何だか変な題名なのですが、、、
表記と呼び方についてちょっとした感想を書いておきたいと思います。

時々、外国の方からの電話をとります。
彼らの姓名は日本人にとってはとっても聞きとりにくいなー、と思うのです。
私の友人に「ジェトウィッツ」という人がいますが、最初
どうしてもその名前を聞き取ることができませんでした。
家族が電話をとった場合は、
「ジェ、、、何とかっていう外人から電話があったよ。」
という具合になってしまいます。

ある学校でに外国人に日本語を教えていた時に
「オウさん、オウさんの作った日本語の短文は何だかワンパターンね。」というと、
何人かの学生が、密かに笑っています。
初級の学生たちだったので、外来語の「ワンパターン」がわからないのかな、
と思い、説明しようと、「あの、ワンパターンの意味はね、、、、」
(笑い声)

実は、ワン・パータンという中国語があって、
その意味は「バカ、アホ、この怠け者!❌10」ぐらいのひどい言葉だったのです。
つまり、私は王さんに
「オウさんは、バカ、アホ、この怠け者❌10 です。」って言っていた感じなのです。

言葉の聞こえ方は不思議ですね。




さてお雇い外国人の先生たちはどんな名前で
明治時代に呼びかけれれていたのでしょうか。


ヘップバーン=ヘボン
あのヘボン式ローマ字のヘボン先生はヘップバーンなんです。
でも、ヘボンっていう呼ばれ方が気に入っていたみたいです。
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/1d10a2c5d9cf870fbff90aad7994e05b

ベンネット=ベネット
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/0bcaf689b4bf2cce1183e2277bbd0fec
関東学院の創設者です。
ご本人は周りの人にベンネットと呼ばれるのが好きで、
「ベン子(ね)ット」とサインしていたようです。


ヘルン=ハーン 小泉八雲です。
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/ce2c3827cfe2cb46a5d284c84ab8606b
富山大学には「ヘルン文庫」孫の小泉時は「ヘルンと私」という本を書いています。

ガードナー=ガーディナー
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/ce2c3827cfe2cb46a5d284c84ab8606b
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/c7b3fdfb7e02826b3b3e308318653fd4

立教大学校の校長で、明治時代のすぐれた建築家です。
以前ブログに「ガードナー」という表記で記事を書きましたが、
日本人には「ディ」の発音が難しく、周りの人は、ガードナー先生、と呼んでいたようです。
出典にWikipediaから引用したところ、執筆者に指摘を受けました。
ガードナー先生と呼ばれていたという記事は
「築地居留地研究会会誌vol.1」にありました。

ヴァーヴェック=フルベッキ
明治政府の顧問となったお雇い外国人フルベッキの次女は
エマ・ヴァーヴェックとして、明治時代、立教女学院に務めていました。
日本生まれですから、日本語も堪能だったそうです。


何と読まれるか、
キムなのか金(キン)なのか、オウなのか、ワンなのか、
父はフルベッキ、娘はヴァーヴェック、
呼ばれ方は本人の決定によるのでしょうか、ね?







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