涙

一昨日の晩、ビールも飲み終わりさあ寝ましょうと布団に入った途端
涙がぽろぽろと出てきました。

父が亡くなる２日前、私が西宮に帰る時
「次男のテストがあるから一度帰るよ。週末にはみんなを連れて来るからそれまで待っていてね」
って父に言いました。
「それまで頑張る！って約束！」
と父と握手をしたら、
ギュッギュッって私の手を強く握り返したの。

約束したのになぁ…なんで待っていてくれなかったのかなぁ…

なんて考えてしまったらもうダメ。涙があふれて止まらなくなってしまいました。

あ…今これを書いていて思った。
父は本当はもう少し早く楽になりたかったのかなぁ…
次男のテストが終わるまで頑張って待っていたのかなぁ…って。
だってテストが終わったその晩に亡くなっているから。
ちゃんと「待って」いたんだ。

あ～ダメだ　また泣いちゃう。

思えば母が亡くなった時は急だったこともあり、最初から最後までわんわん泣き通しだったと思う。
なんか可哀想で仕方がなかった。

今回はある程度覚悟は出来ていたし「やれることはやった」という思いもあったから、
涙は出たけどわんわん泣いたりはしませんでした。

だから一昨日、涙が止まらなくなった時
「ああ…ちゃんと泣かなきゃダメなんだ」って思いました。

泣いて思い出して、泣いて思い出して…

そうやって心の中を整理していくんだよね、きっと。

思うこと

父が亡くなりました。

10月15日午前2時41分、夜中に病院からかかってきた電話で私が死亡確認をしました。

85歳。日本人男性の平均寿命からしたら、とっても頑張ったと思います。
まして2度も大病を患い（くも膜下出血と腹部大動脈瘤）いずれも手術成功の後、生還したのだからすごいです。

葬儀を終えて、諸々の手続きを済ませ、西宮に帰ってきました。

普段どおりの生活に戻りつつある今、私が思うこと。
忘れないうちに書いておきます。

私が留守の間、毎日家族の食事を4時間もかけて作り、
「留守中の家は何にも心配しなくていいよ」と励ましてくれた姑サマ。
本当にありがとうございました。
東京から帰ってきて玄関のドアを開けた途端、すぐに顔を出してくれた時、涙が出ました。
これからも心の支えになってくださいね。

子供が生まれてから初めてこんなに長く家を空けました。
家のことなんか何もしなかった旦那サマが、毎晩洗濯をし、掃除もしていた様子。
予想外に家の中がきれいでビックリしたよ。
大変だったよね、ありがとう。

ムスコたちも、もう母がいなくて寂しい年ではないけれど、色々と不自由はあったでしょう。
でも帰ってきた日、私を一人にしないように何となく傍にいてくれたでしょ？
二人の優しい気持ち、嬉しかったよ、ありがとう。

東京から帰る最終日、多分本人は酔って覚えてないと思うけど
じゃあねと手を振った私に突然抱きついてきてオンオンと泣いてくれたＮちゃん、ありがとう。
Ｎちゃんはもう25年も前にお父様を亡くしてるんだよね。
とても良く響く声のお父様だったこと、私良く覚えています。

急を聞きつけて遠いバリから帰って来たＲ姉と義兄サマ。
急遽帰国するための手続きは大変だったでしょ。
レンタカーを借りて色々回ってくれた義兄サマ、お疲れ様でした。
介護施設の荷物を引き上げるという大仕事、私やＨ姉は亡くなる一週間前、退院して介護施設に戻った時の父の笑顔がよみがえって、とても辛かったと思うのね。
それをＲ姉と義兄サマで引き受けてくれました。ありがとう。

毎日仕事帰りに病院に寄り、食事介護してきたＨ姉。
色んなことを考え、悩み、その中でぶつかる壁、あきらめ、後悔…
大変な2ヶ月間だったよね。
自分たちに何ができるか、父は何を望んでいるのか、たくさん語り合いました。
はっきりした答えは出なかったけど、そうやって色々と考えることが、いずれやってくる「その日」のために必要だったような気がします。
会葬のお礼の挨拶、とっても心に染みました。
ホントに私たちの思いをまっすぐに飾らずに話してくれた。ありがとう。

思い出を共有できる相手がいるって、幸せだなって思う。

姉妹三人揃って見送ることが出来て本当に良かった。


　

台風が去って…

２年ぶりに日本に上陸した台風１８号。
各地に爪あとを残したようです。

シルバーウィーク以来、なんとなく落ち着かない我が家。
まだ有馬温泉の記事をアップしていないけど、それは後日ということで。

色んなこと、すぐに忘れてしまいそうなので順に追ってみました。

２６日は次男の体育大会。
足の速さのみが自慢の次男は、この日くらいしか活躍の場がないので、親としても見逃すわけにはいきません
クラス全員参加のムカデ競争はぶっちぎりの１位
クラブ対抗リレーは、さすがに陸上部は抜かせなかったものの、順位を落とさずにバトンリレーできました。結果は惜しくも２位
スウェーデンリレーは第１走者。見るほうも緊張です。
それでもスタートから猛ダッシュ　
陸上部の子を引き離し、これもぶっちぎりで第２走者へバトンを渡すことができ、見事１位に輝きました
中学最後の体育大会、きっと良い思いでになったことでしょう。
私も楽しませてもらったよ

代休の２８日、次男はやはり旅に出かけました。
今回は伊丹のほうに行って来たとか。
夜７時近く、帰ってきた途端「お母さん、熱出た…結構高い。」
なんと３８度５分　この急激な発熱、もしかしてインフルエンザじゃないですか
すぐに近所の内科を受診。でも感染後２４時間経たないと反応が出ないとのこと、
明朝、再度受診することに。

ハイ、間違いなくインフルエンザでした、Ａ型の

それから１週間、次男は隔離生活。

タミフルを服用しており、万一の異常行動も心配だったので、３階で寝かせておくのはやめて（吹き抜けがあるので）１階の和室に隔離しました。
和室は姑サマの居住スペースとは隔たりがあるものの、やはりかなり大変でした。

何が大変だったかというと…
本人は体力もあるから、そんなに重症にならずに済んだけど、姑サマは大変な思いをしたようです。
なんといっても可愛い孫の病気、目の当たりにするのは初めての事だから可哀想で仕方がない。
看病してあげたいけど自分にうつってしまえば私に迷惑がかかる…
あ～どうしたらいいの状態でした。

この時初めて、同居のマイナス部分を見つけました。

それでもありがたいことに、外に出にくい私を気遣い、毎日おかずを持って来てくれました。
いつもは私の仕事であるゴミ出しもしてくれたり…

私が出来ないわけではなかったけど、多分何かしなければ落ち着かないのだろうと思い、敢えてお願いしちゃいました。

１週間学校を休んでようやく登校　…と思ったら台風でしょ。
警報出てたから、お休みかと思ったら９時過ぎに解除。

解除に気付くのが遅れてしまい１０時近くに気付いた
そしたら「遅刻だからもう行きたくない…」と言いやがる
結局、学校から電話がかかってきても無視して、初の「無断欠席」となりました。
もう何を考えてんだか…
今日は普通に行ったけど、ナンともドタバタの毎日です

ＳＷ その４ 神戸散策

三姉妹で泊まったのは新神戸にあるクラウンホテル。駅から直接行ける便利な立地にあります。
でを買ってチェックイン。

さんざん歩いて足はクタクタ、Ｒ姉にいたっては「普段ほとんど歩かないから…」とかなりお疲れモードです。
バリでは外出は車がほとんど（というか、家でのんびりが多いらしい）歩いて出かけることはあまりないそうです。
だから太ったってか
Ｈ姉は昔から良く歩く　それに大股でガンガン歩くから、一緒に歩く時は、つい小走りになったりするほど。
私はあっちへフラフラこっちへフラフラ、お店をつまみ食い。
という足並み揃わない三姉妹ですが、やっぱり一緒にお買い物は楽しかった

そして、やはりこの晩も３時まで酒盛りでした

翌２０日、再び三宮の街を歩いた後、新神戸からバスで有馬温泉へ。
このバスが有馬温泉大渋滞にハマるとは、この時三人は知るはずもなかった…

ＳＷ その３ サトウビニール

翌１９日、私たち三姉妹は西宮の家をあとにして、神戸の街にくり出しました。

ホテルを新神戸駅前にとっていたので、先に荷物を預けて新神戸でランチ。
駅ビルにあるお豆腐専門店のビュッフェを見つけました。

お豆腐はもちろん、色んなお惣菜もあり大満足
しっかり食べちゃった。



そもそも神戸に来た目的は、サトウビニールに行くことと、美味しい中華を食べることです。
サトウビニールとは、元町にあるビニール生地の専門店。
メインはテーブルクロスなのでしょうが、私たちの専らのお目当てはバッグ

私たちとサトウビニールとの出会いは、もう３０年以上前のこと。
母が旅行で神戸に行った時、お土産に買って来てくれたのがきっかけです。
当時は「変わったバッグだなぁ…」くらいにしか思わなかったけど、
珍しい素材とデザインに、我が家では「神戸に行ったらサトウビニール」みたいな店になりました。

私も大学生の時の旅行や、関西に嫁いだ時、前に姉たちが遊びに来た時、など、何かと買いに行ってます。

私は去年バッグを２つ買ったので、今回はポーチを、Ｈ姉はカラフルな柄のバッグとポーチ、Ｒ姉はポーチを購入しました。

　　
私のコレクションと今回買ったポーチ
使い潰して処分したものも多数あります


お昼のビュッフェが効いて全然お腹が空かなかったので、で小休止。

気を取り直して三宮と元町の間にある中華のお店「李宮」へ行きました。
ここは何回か行った事があり、静かな雰囲気が気に入っていたのですが……
当日はすんごい大人数の宴会が入っていました。
かなり賑やかな中でしたが、Ｒ姉ご所望のチンヂャオロースも食べたし、点心も美味しかった
「あんまりお腹空いてないね…」と言いながら店に入った割りには、あっという間に平らげ撮る間もなかったわぁ