今日は昭和の日で祝日。12連休の始まりの人も多いのではないだろうか。
口に出す出さないは別にして日本の対応の遅れや計画性のなさは周知のこと。世界中で・・日本でも・・
昨日のブログで紹介したヨーロッパの対応と比較しても一目瞭然といいたい。
世界に先駆けて学校閉鎖をしながら、ロックダウン等の緩和に向けて着々と進行中のヨーロッパ諸国に対し、
日本は緊急事態宣言が終わるどころか、延長の可能性が真剣に検討されている。
(安倍首相は16日の緊急事態宣言の全国拡大の際の記者の質疑で、学校閉鎖の判断は正しかった、なぜなら、その後多くの国で学校閉鎖が行われたからと答えていた。完全に間違っている。多くの国が学校閉鎖をしたのはロックダウン等の一環としてであった。安倍首相が学校閉鎖を必要と認めたということはその時点で緊急事態宣言の必要を検討すべきだったということなのである。実際、既に特措法は改正・施行済みであった。学校閉鎖は特措法の緊急事態として対応すべきだったのである。)
参考のため。特措法45条2項で学校の使用制限が規定されている。まん延防止措置の一つである。
近所の神社、祝日はいつも国旗が掲揚される。
今日は、朝一に掲揚される国旗が見えなかった。そのうち半旗になった。3時ころには正常の位置になっていた。
緊急事態宣言と関係があるのかどうかわからないが初めてのことだ。
中途半端な現状の象徴のように感じた。
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日本の場合は感染者数の推移のほかに重要な要素はICU(集中治療室)の少なさだ。
医療崩壊を起こしかねない。
イタリアやスペインよりも少ないのである。
(緊急事態宣言発布の検討段階で安倍首相は医療崩壊の恐れをなんども口にしていた。医療崩壊を起こすといけないと。
発想が逆転している。事態の重大性を国民の目から隠すことが最大の関心事だったのである。学校閉鎖もそういう発想の延長線上にあるとみた。緊急事態宣言をし、かつ医療崩壊を起こさないようにすること。国民の命を守るために何をすべきかはシンプルに考えれば誰でもわかることである。)
少々飛躍するかもしれないが、どうやら日本は本当の危機に対する備えができていない国かもしれない。
一人の力など微々たるもの。しかし、一人一人ができるだけのことはしておくこと、覚悟しておくことしかない。