散歩と俳句。ときどき料理と映画。

野猿街道(やえんかいどう)

ウチから北へ約150m、大栗川を渡った先が
野猿街道と呼ばれる国道20号になる。
野猿街道の名前の由来は、
この街道にある八王子市下柚木の野猿峠(標高160m)による。
この峠は古くは猿丸峠や猿丸通りと言い、
旧柚木村と八王子の中心部を結んでいる。

起点は東京都八王子市横山町 横山町郵便局前(国道20号〔甲州街道〕交点)。
終点は東京都国立市谷保 青果市場東交差点(国道20号〔日野バイパス〕交点)。

国道20号は甲州街道とも呼ばれているが、
この地区では野猿街道の方が通りがいい。
もちろん甲州街道(国道20号)の一部としての名称である。

その名のとおり野生の猿が棲んでいたわけではなさそうだ。

名前の由来となった野猿峠の名は1940年代後半頃に
京王グループが現在の野猿峠付近にハイキングコースをつくった際に
「野猿峠」とうたったことが最初らしい。

猿丸峠という名が馴染んでいたらしいが、
その〈〉にしても〈甲山(かぶとやま)〉の
〉が〈〉と誤って伝わった。
江戸時代も終わりのころである。

まあイイカゲンと言えばイイカゲンである。
しかしワタシがこの通りの名を初めて目にしたとき、
「カムイ伝第二部」のあの野生の猿たちの姿が
脳裏をよぎったのは間違いない。

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