ところが、家に帰るとすぐ、私を迎えたFが、「たった今、カメラやさんから電話があったよ。レンズも
保証書もちゃんとあるから心配しないでほしいって。報告書の不備のせいで、倉庫係が誤認した
んだってさ。」
それで、今週の火曜日、お店を再訪すると、受付にいたのは前回と同じおじさん。
気まずい気持ちを抑えつつ、「同僚の方から電話をいただいたので、再度、伺いました。この前は
気持ちが高ぶってしまってすみません」と言うと、「お電話したのは僕ですよ。それに今回の件は
こちらのミス。報告書の記載漏れが原因ですから、そちらが謝るようなことじゃないです。その点は、
担当者にも重々、釘を刺しておきました。今すぐ持ってきますから、改めて内容をご確認ください」
と前とは打って変わったしおらしさ。
さっそく中身を確かめると、カメラ本体、レンズ2本、バッテリー、国際保証書が揃っていて、ひとまず
安心しかけたのだけど、相変わらず、5年間有効の延長保証書がない。購入後一年しか有効でない
国際保証書はすでに期限切れだし、これがないと元も子もないので、「5年保証の紙は?」と尋ねる
と、「オリジナルを預かるようなことは絶対にない!」と以前の口調に早代わり。ここで声を荒げたら、
また前回の二の舞になると思い、今回は努めて冷静な口調を保つようにしました。
まずは相手の言葉を引き継ぎ、「もちろん、原本の提出が普通でないことくらい、私だってよく承知
しています。以前、他の店舗でお願いした時は、担当の方がコピーをとり、あなたがおっしゃるよう
に、原本はすぐその場で返してくれましたから。でも、今回はそうじゃありませんでした。こっちも
さすがに原本を渡すのは不安だったので、よく覚えているんです。こちらのお店では、コピーを取る
ことはまったくせず、「他の商品と一緒にお返ししますから」と担当の方に言われました。ちょっと
迷いましたが、店ごとに方針が違うのだろうと思い、了承したんです。担当してくれたお嬢さんは、
その後、小さいビニール袋に書類を入れ、しっかりと封をした後、袋の上に私の姓名を書きました。」
「原本提出はあり得ない!」と言われても、すでに国際保証書の原本が店内で見つかっているのだ
から、何の説得力もありません。お陰で相手も、結局は折れざるを得なくなり、「とにかく明日、担当
の者が来るから、不振な点はその時に確認してください。お客様番号、商品名、保証書の期限が明記
された紙を入れておきますので、五年保証の件はご安心を。この紙さえあれば、どこの店舗でも問題
なく、補償が受けられますから」と言う返答が返ってきて、とりあえずは一件落着・・・と思ったのですが、
これで終わりではありませんでした。
けっ、日本人だと思ってなめていやがる、バロ~
しかしどうなるのでしょうか、人ごとながらドキドキ(^_^;
我が事のように心配+憤慨していただき、ありがとうございます。
夜中だと特にテンションあがりますよね(笑)
続きは大したことない・・・というか、ここまでで一応解決なので、
読んだらかえって気が抜けるかもしれません。
前回の点検は、このカメラを購入した店舗でお願いしたのですが、
豊富な知識をもった店員さんが親切に応対してくれて、書類も受け
渡しもすごくスムーズだったので、支店によってこれだけ差がある
のかとびっくりしました。
いや、信じられない話だというか、すぐに謝る日本人を有難いと思ったほどです。
ま、口だけ謝っておけばなんとかなる日本人でもあるのですが。
私ならタダでは済ませない!と憤慨もしましたが、
生活をされているあなたがこんな目にあっておられるのですから、
ケンカが出来るほどに堪能な外国語などない私などどうなっていたか・・
次回からはOLYMPUSのボイスレコーダー必携ですね(笑)
ポーランドもそうでしたが、たぶんこちらには、マニュアルなど
と言う概念はないのではないかと思います。(高級なお店はまた
違うのでしょうが、こちらは縁がないのでノーコメント(汗))
そのぶん、変に気を回さず、思ったままを率直に言えるので、
その点は、日本より楽かもしれません。
マニュアル的な会話がない分、思わず笑っちゃうような本音や、
ウィットにとんだ返答が返ってくることもあるし・・・
そうそう、私のフランス語のレベルですが、けんかが出来るほど
・・・と言うより、けんか程度しかできない堪能さ(?)です。