日本でヴィスタのパソコンを買ったのですが、このヴァージョン(XPも?)はライセンス
認証と言うのが必要で、購入後(シリアル番号入力後?)30日以内に行わない場合、
ウィンドウスが機能しなくなります。海賊版製造を避けるのが目的で、認証には電話か
ネットを使用。電話料金だけとられてひたすら待たされるというサポートセンターに辟易
していた私は、フランスに戻ってやればいいやと鷹揚に構えていました。(後で知った
ところによると、電話認証は無料で、自動音声の指示に従うだけでよかったとか)
30日の期限つきと言う事実を知ったのは、自宅で日本で買ったパソコンマニュアルを
読んでいた時のこと。うちはADSL接続で、複数のコンピューター接続も可能なはずで
すが、問題はどうやるか。モデムの設定用らしいCD-Rがついていて、一台目はこれを
インストールすれば事足りたのですが、二台目も同じやり方でいいのか、それとも他の
方法をとるのか、また、一台目と同じケーブルにそのままつなげるのか、別のケーブル
を増設しないといけないのかなど。
パソコンを購入したのは今月の十日頃。無線ランも考えましたが、契約+ルーターを今の
ものと変えればならず、最低二週間はかかる上、電話は二日くらい不通になるとのこと。
あれこれ考えるうちに時間は刻々と経ち、まるで時限爆弾でも抱えている気分です。
「高いし難しい」と渋る相棒の尻をたたき、テクニカルサポートに電話させたところ、現在、
使用中のケーブルに新しいパソコンをつなぎ、プロバイダーのホームページアドレスを入力
してサイトを開き、与えられた番号を入力すれば使えるとのこと。言われたとおりにやって
みると、確かにサイトは開けますが、数字をどこに入力するのかは不明です。
それで、何もせず、直接、他のサイトにつなげてみると、問題なくつながるではありませんか。
つまるところ、一台目をケーブルから外し、替わりに二台めをつなぐだけでよかったわけです。
何だか狐に化かされた気分でした。
長文になりましたが、パソコンについて書いたついでにもう少し。日本では、普通の店舗に
おかれているパソコンは、特価のものも含めてヴィスタだけでしたが、この話をフランス人の
友人にすると、彼女はびっくりしていました。ここではまだXPが主流で、ヴィスタを見かける
ことはほとんどないそう。フランスって、技術系はかなり弱い気がします。