伴奏を終えて

昨日は、伴奏の本番でした。

年末年始は、時間を見つけては
必死に練習しておりました。

旦那さんに、息子をみてもらっているときは、
やっぱりゆっくり練習できますが、
といっても、ご飯の準備だったり、スーパーへの買い物だったり、
色々な時間をやりくりして作る貴重な練習時間。

今の生活では、30分から1時間ぐらいまとまって練習できると、
「すごく練習できた！！」という感じがしてしまいます（笑）


◇◇◇

昨日は、とてもアットホームな発表会の伴奏でした。

みなさん、とても素敵な演奏で、
素晴らしい講師演奏も聴くことができて、
幸せな時間を過ごしました。

思えば、息子が産まれてから、コンサートにはほとんど出かけられません。
それも子どもが小さい今のうちだけだから、
とあまり気にしていませんでしたが、
でもやっぱり、音楽って幸せだなぁと、久しぶりに思いました。
帰り道、心がぽかぽかと温かく、豊かな気持ちになりました。

私も、誰かが幸せな気持ちになれる音楽を、
奏でられるようになりたいです。






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Beethovengangの思い出

最近、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番（変イ長調　作品110）
を譜読みしています。

後期のピアノソナタは、いつか挑戦してみたいと思いながら
まだ弾いたことがありません。

ベートーヴェンの円熟の極み、至高の境地といわれる後期のソナタは、
技術的にはもちろん、内容をとらえることがとても難しい作品です。

31番も、今の自分にはとても理解できないような、
近寄りがたい作品に思えてなりません・・・。

でも、曲を弾いていると、すべてを包み込むような温かい響き、
天上から降ってくるようなキラキラした音の粒などに、ハッとさせられます。

一音一音に純化された美しさを感じます。
そして、終楽章の最後のトニカが感動的です。

ベートーヴェンの力強い音楽から、元気をもらいます。


◇◇◇


ウィーンの郊外、ハイリゲンシュタットに、
ベートーヴェンの小径（Beethovengang）とよばれる場所があります。

ベートーヴェンが、この道を散歩しながら、
田園交響曲の楽想を練ったと言われています。

私もウィーンを訪れたとき、べートーヴェンのことを思いながら、
この道を歩きました。とても感慨深いものがありました。

ハイリゲンシュタットは、難聴に苦しんだベートーヴェンが
「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いたことでも有名です。

「遺書」を書いた家は、今は博物館になっていて、
ベートーヴェンの遺品などが展示されています。




写真は、夕暮れ時のBeethovengangの空です。









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音楽教室♪

自宅で音楽教室を開いてから、早いもので半年が経ちました

少しずつですが、何人かの生徒さんからお問い合わせを頂くようになり、
ピアノとソルフェージュのレッスンが始まりました。

レッスンで心がけていることは・・・
一番は、音楽を好きになってほしいことです。

生徒さん一人一人の個性に合わせて、やる気を引き出して、
長所をのばしていけるような指導をしていけたらなぁと思います。

現実は、なかなか思うようにはいかなくて、
毎回悩んでばかりですが・・・


でも、思うようにいかないのは、
悪いことばかりでなく、いいことも起こります。

生徒さんから、思いもしていなかった素敵な反応が返ってくると、
ハッとさせられ、嬉しくなります。

生徒さんと一緒に、私自身も成長できるように、
努力していきたいです








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演奏会

先日、彼の地元に行ってきました

その日の夜は、彼が出演する演奏会を聴きました
久しぶりに聴いた彼の演奏、
素晴らしかったです。

留学中、彼の演奏から、
いつも影響を受けていました。
でも、久しぶりに演奏を聴いて、
自分にとって、それがこんなに多大なものだったんだなぁと
実感させられました。


彼と離れているのは寂しいし、つらいと思うこともあるけど、
離れてみて分かることもあるんだなぁ・・・と思います。

そして、やっぱり一緒にいたいなぁ・・・と思います。


離れてても、私もがんばらなくちゃ！という、
元気をもらった演奏会でした





演奏会から一夜明けた次の日、
彼の車で、長野へドライブ・・・



長野は、山並みがとても綺麗！






ドライブについて、また少しずつ
書いていきたいと思います





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コンサートを聴いて

先日、ピアノのコンサートを聴きに行ってきました

留学先で、半年ほど一緒だった先輩のコンサートで、
もうずっとご無沙汰していたのですが、
偶然コンサートのことを知りました。

久しぶりに見る先輩、演奏も素晴らしくて、
すっかり感激しました。


しかし、コンサートが終わって、ふと不安になった私・・・

「私のこと、覚えてるかな・・・」


終演後、おそるおそる先輩に近寄って、
話しかけました。


「あの、覚えていらっしゃらないかもしれないのですが・・・」

真剣な表情で私を見つめる先輩。
やっぱり私のことが分からない様子・・・。
もう３年以上も前のことなので、無理もないのですが。

でも、名前を告げるとすぐに思い出してくれました。


「あ、本当だ！やだ、なつかしい・・・」

あぁ、よかった！思い出してくれたみたい！


でも、感激するのもつかの間、
私の後ろには、他にもたくさんのお客さんが並んでいて、
残念ながら、ゆっくりお話しする時間はありませんでした。

それでも、お花に添えて、
自分の連絡先を書いたカードをお渡しすることができました。


留学から日本に帰国して、
音楽家としての道をしっかりと歩んでいる先輩の姿を見て、
あぁ、自分もしっかりしなくては・・・と励まされました。

自分の演奏する場を持つということは、
なかなか難しいことですが、
小さなことから少しずつ始めていけたらいいなぁと思います。






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天上のモーツァルト

先日、友達が出演するコンサートを聴きに行きました。
曲目は、モーツァルトのピアノコンチェルト。
彼女は、ソリストとしてオーケストラと協演しました。

大きなホールには、たくさんのお客さんで熱気に包まれていました。
舞台に彼女が現れて、いよいよ演奏が始まりました。

まるで、天から降ってきたような音楽、
キラキラしていて、音楽が微笑みかけてくるようでした。

コンサートは、電車で3時間ほど離れた街で開かれたので、
友達の演奏だけ聴いて、その後会うこともできず、
すぐに帰らなければいけませんでした。

外は雨が降っていて、寒い日だったけど、
コンサートを聴いた帰り道は、心がポカポカと温かくなっていて、
あまり寒く感じませんでした。

何か、大切なものをもらったような、
コンサートでした。

人に何かを与えられるような、そんな演奏にあこがれます。





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アンドラーシュ・シフ

先日、アンドラーシュ・シフのリサイタルを聴きに行きました。

シフを生で聴くのは初めてでしたが、
いつもＣＤで聴いていて、好きなピアニストの一人でした。

この日のプログラムは、ベートーヴェンの初期のソナタの４曲でした。
舞台には、スタンウェイとベーゼンドルファーが並べられ、
曲によって、ピアノを変えていました。

実は、コンサートが始まるまで、
変わったプログラムだなぁと思っていたのですが、
コンサートが終わる頃になると、
プログラムの理由が分かるような気がしました。

４曲とも素晴らしい演奏でした。
美しくて繊細で、でも力強くて、
そして、語りかけてくるような演奏だと思いました。

演奏会が終わる頃になると、すっかり感動してしまい、
特に４番のEs-durのソナタを聴いている時、
胸の中が、感動でずっと震えているのが分かりました。

演奏会が終わってからも、しばらく口がきけないくらい、
感動してしまいました。
音楽が、この世のものではなくて、
高い高い場所にあるような、貴重な経験でした

アルゲリッチを聴く

先日、マルタ・アルゲリッチとリリヤ・ジルベルシュタインの
ピアノデュオリサイタルに行きました

とても素晴らしかったです…

マルタ・アルゲリッチの音は、
この世のものとは思えませんでした。
あんなピアノ、聴いたことありません。

ほとんど体を動かすことなく、
難しいパッセージを弾く時も、
まるで何もしていないかのように弾いていました。

静かなメロディでは、一つ一つの音が本当に美しく、
どこまでものびて聴こえました。

どうしてこんなことができるんだろう…

一生忘れられない感動です

内田光子の「皇帝」

先日、内田光子さんのコンサートに行きました

昨年は、やはり内田光子さんのコンサートに行き、
ベートーヴェンの後期のソナタを聴きましたが、
今年は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を聴きました。

素晴らしい演奏でした
べートーヴェンの音楽に対して、とても真摯な演奏で、
無駄なものを取り去った美しさを感じました。
一音一音に、内田光子さんの渾身の力が込められているようで、
感動しました
　
私は、内田光子さんのモーツァルトのピアノソナタのCDを持っていて、
とても好きです。
でも、やっぱり生で聴く演奏は特別です

1983年に来日したホロヴィッツ

先日、YouTubeでホロヴィッツの映像を検索したところ、
1983年に初来日したホロヴィッツの映像を、たくさん見ることが出来ました。

この頃のホロヴィッツは精神科医にかかり、
たくさんの薬と大量のお酒を飲んでいたそうです。
妻のワンダが「悪徳医」と呼ぶその医者のことを、
ホロヴィッツは信じ切っていて、長い期間治療を受けた結果、
その頃のホロヴィッツは、ほとんどの時をぼうっと過ごしていたそうです。

初来日したホロヴィッツのリサイタルの様子は、
ひどかったと聞いていましたが、映像を見て驚きました。
痛々しくて聴いていられないような箇所もありました。

もちろん素晴らしいところもあるけど、
普段のホロヴィッツの演奏から考えたら、信じられない演奏でした。
暗譜がおかしかったり、指がもつれたり…

でも、それでも生のホロヴィッツの演奏は、
きっとすごかったんだろうなあと思います


今、ホロヴィッツの愛用したピアノが日本各地を回り、
試弾できるそうです
日本にいたら、ぜひぜひ触ってみたかったです