一昨日の遊歩道の続きです。花も実も、歩いて見つけた順に載せて行きます。
クコ (ナス科 ナス属) 東アジア原産の落葉低木
「荒れ地などに見られ、夏から秋にかけて薄紫色の花を咲かせて、秋に赤い果実をつける。非常に有用な植物で、葉や果実が食用、茶料、果実酒、薬用などに、また根は漢方薬に用いられる。」
杏仁豆腐の上に赤い実が乗っていますね。あれがクコの実です。実は見つかりませんでした。

トベラ(トベラ科 トベラ属) 常緑広葉低木
「枝や葉をちぎると悪臭がするので、節分に鰯の頭といっしょに戸口に掲げられ、扉がなまってトベラになった。潮風や乾燥に強いので、街路樹や道路の分離帯などに栽培される。花期は4 - 6月で雌雄異株、芳香のある白い5弁の花をつける。果実は熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を露出し、これが鳥の嘴などに粘着して運ばれる。」
べとべとした赤い実はちょっとグロテスクです。
ナンキンハゼ(トウダイグサ科 ナンキンハゼ属) 中国原産の落葉広葉高木
「開花時期は6 - 7月で雌雄同株。花色は黄色で雄花は長さ6 - 18cm の総状花序に多数つき、その葉腋に1 - 3個の雌花をつける。
果実は秋、少し三角のかかった球形の蒴果(さくか)を黒熟させ、3個の種子を出す。種皮は黒色であるが、その表面は脂肪に富んだ白色の蝋状物質で覆われる。蒴果が裂開しても、種子は果皮から自然に離脱することはなく、紅葉期から落葉後まで長く樹上の枝先に残り、白い種子が非常によく目立つ。ムクドリなどの鳥類がこの種子を摂食し、蝋状物質を消化吸収して種子を排泄することで、種子分散が起こる。」
赤や黄色に美しく紅葉するはずですが、紅葉しないうちに実がはじけています。
自宅近くにこの木があるので、見に行って来ます。
カラスウリ(ウリ科 カラスウリ属) 中国、日本原産 つる性の多年草
「花期は夏で、7月〜9月にかけての日没後から開花する。花弁は白色で主に5弁(4弁、6弁もある)で、やや後部に反り返り、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7〜10cm程度の網あるいはレース状に広がる。花は翌朝、日の出前には萎む。こうした目立つ花になった理由は、受粉のため夜行性の蛾(スズメガ)を引き寄せるためである。カラスウリの花筒は非常に長く、スズメガ級の長い口吻を持ったガでなければ花の奥の蜜には到達することはできず、送粉できないためである。
花期は夏で、7月〜9月にかけての日没後からで、朝には萎む。雌株にのみ果実をつける。果実は直径5〜7cmの卵型形状で、形状は楕円形や丸いものなど様々。熟する前は縦の線が通った緑色をしており光沢がある。10月から11月末に熟し、オレンジ色ないし朱色になり、冬に枯れたつるにぶらさがった姿がポツンと目立つ。」
夜咲く花は、皆さんの投稿でしか見たことがありません。あのレースのような花を見てみたいものです。
コセンダングサ(キク科 センダングサ属) 北米原産の1年草
「道端や空き地などに生える雑草。花には舌状花は無く、筒状花のみ。花期は9-10月。痩果は細長く7-15 mm、先端に棘があり衣服などに付きやすく、ひっつき虫と呼ばれる一種。」
この先の部分が服に引っ付くのですね。気付いたら私のズボンにも付いていました。おー、嫌だ!
ビワ(バラ科 ビワ属) 中国南部原産の常緑小高木
「花期は晩秋から冬(11 - 2月)で、甘い芳香がある地味な白い5弁の花を群がりつける。葯には毛が密に生えている。
自家受粉が可能で、果実ははじめ緑色、初夏(5~ 6月)に黄橙色に熟す。」
温暖な地域を好み、千葉県は全国で長崎県に次ぐビワの産地です。
ノアサガオ(ヒルガオ科 サツマイモ属) つる性多年草
非常に丈夫で開花期間が長く楽しめる。朝は青色だが夕方には赤紫になる。緑のカーテンに最適。
こんなに茂るのでは、放任すると大変ですね。
ご覧頂き有難うございました。まだ続きがありますので、又次回に。