僕の周りには
友人や家族など
いま生きている人々
両親や先祖など
既に亡くなった人々
過去の英雄
小説やのドラマの登場人物
いろんな人々が暗黙知となって
毎夜の夢で物語をつくり
ときに僕が山登りや旅行
あるいは日々の人間関係で
迷ったり困ったりすると
知らぬ間に集まって話し合い
僕に方向を示してくれる
僕は他人のアドバイスや理屈よりも
僕のAIを信用する
なぜなら、
それは僕の中で生きてきたから
そして僕の不完全なIQを
知らぬ間に引き上げてくれる
僕の高貴な下僕なのだ
仏のお告げかどうかは
知らないけれど
冥土に行くには
身軽さが大事らしい
だから生きている間に
その足跡を消す
日記もアルバムも処分し
年賀状もやめると宣言し
家族も人間関係も整理し
生きながら徐々に死んで
冥土には手ぶらで行く
そうすれば冥土に
ソフトランディングできる
そんな人を
閻魔さんは歓待だ
キャリアも人間関係もない
だから過去は問わない
来世は閻魔さんの自由だ
思うままだ
宗教がドグマのように
とぐろを巻いて
昇竜ではなく
地を這って
あちこちに戦争を巻き起こし
あるいはお金を巻き上げ
人をだまし
あるいは殺し
そんなことを
神は許さないだろう
宗教は人間の悪事を
正当化するものではない
そのうち神は怒りの
鉄槌を下すだろう
図書館のコーヒーコーナーで
適当につかんだコイン
ぴったり150円だった
コインの運試しではないが
先日の続きのようだ
いや これから
お金を無駄にしないようにという
天の知らせかな
コンビニで現金払のために
適当につかんだコインを入れた
自動計測の機械任せだが
591円で
つり銭ゼロの表示
信じがたいと唖然としたが
機械さまの示した
運のめぐりあわせ
宝くじにあたるかも
いや自動車に
あたらないようにしないと