冬の日を照り返し立つイチョウかな
マンションの影長くして冬至る
それぞれの雲がちぎれる冬の空
新春の花を探せど道遠し
大雪のゆかりとなるや雲の峰
去る君の名残や今朝の淡き雪
初雪を残して去るや今朝の雲
初雪や誰がなごりなる靴の跡
初雪の誰の名残や靴の跡
コロナ明けやスキー場はグローバル
冬の日を照り返し立つイチョウかな
マンションの影長くして冬至る
それぞれの雲がちぎれる冬の空
新春の花を探せど道遠し
大雪のゆかりとなるや雲の峰
去る君の名残や今朝の淡き雪
初雪を残して去るや今朝の雲
初雪や誰がなごりなる靴の跡
初雪の誰の名残や靴の跡
コロナ明けやスキー場はグローバル
明日を待つ桜並木の落ち葉かな
満開の想いを胸に落葉散る
覆水を盆に戻すや初時雨
懐かしく木の枝眺める濡れ落ち葉
業平の心騒がす落葉かな
駅ホーム何処より来て去る落葉
白鷺の口に師走の魚かな
白鷺の漁に師走の日差しかな
緑陰を求めて行けば路地の風
早々に梅雨明けてセミ間に合わず
熱気帯びセミ鳴き急ぐ雨上がり
雨上がりセミ鳴き急ぐ熱気かな
何ゆえにセミ鳴き急ぐ雨上がり
遠くからセミの声する雨上がり
梅雨晴れや飛行機雲が伸びてゆく
梅雨晴れや青葉若葉が透き通る
梅雨晴れやコントレイルが伸びてゆく
パラソルが並んで待つや海開き
ヤマモモが取ってくれろと落ちてくる
あじさいをマスク外して眺めおり