
2015年1月24日
女性殺害容疑の警察官“凶器”ゴミ置き場に
二股していた女性を殺害したとして、大阪府警の警察官の男が逮捕された事件で、男は犯行に使ったとみられるベルトを、勤務先の警察署でゴミとして処分しようとしたことが分かった。
大阪府警阿倍野署地域課の巡査長・水内貴士容疑者(26)=大阪府寝屋川市幸町=は24日、大阪市東住吉区のマンションで、交際していた白田光さん(23)を殺害した疑いが持たれている。
白田さんの遺体には首の部分に絞められた痕があり、死因は窒息死だったという。
水内容疑者は「二股がバレて交際している事を奥さんや警察に言うと言われてかっとなりベルトで後ろから首を絞めて殺した」と供述しているということだが、その後の調べで、このベルトを勤務先の警察署で処分しようとしたことが分かった。
犯行後に、別の署員にゴミとして引き渡したという。
ベルトは幅4センチほどで、水内容疑者が私物として使っていたものとみられ、警察署のゴミ置き場から押収された。
証拠隠滅を図った可能性もあり、警察が追及している。
2015年3月12日

警官女性殺害 上司の署長「幸せ絶頂なのになぜトラブルに」 遺族反発「失礼」
元阿倍野署地域課の巡査長、水内貴士被告
別の女性との結婚が発覚したため交際女性を殺害したとして大阪府警阿倍野署の元巡査長、水内貴士(たかし)被告(27)=懲戒免職=が殺人罪で起訴された事件で、上司の署長が遺族と面会した際、水内被告について「幸せの絶頂にあるようなやつが、なぜこういうトラブルになるのか」と発言していたことが12日、遺族への取材で分かった。
遺族は「トラブルとは、信じられない発言だ。府警の対応には誠実さが感じられない」と反発している。
署長は同日、「謝罪の気持ちを伝えるため、ご遺族にお会いしましたが、その思いが伝わらなかったとすれば申し訳ないと考えております」とのコメントを出した。
起訴状によると、水内被告は社会福祉士の白田(しらた)光さん(23)と交際していたが、職場や妻に発覚するのを恐れ、1月24日、大阪市東住吉区東田辺のマンションで、白田さんの首を革製ベルトで絞め、窒息死させたとしている。
遺族によると、白田さんの部屋の片付けなどのため大阪を訪れていた2月5日、求めに応じて署長と面会した。
同月1日の白田さんの葬儀に府警から公式の弔電や参列者はなかったことなどもあり「謝罪は受けない」と断った上で面会すると、水内被告についての話をしたという。
また、遺族が暮らす山形県を訪れていないことを問うと「毎日のように苦情が来ており、署員の士気を下げないようにした」「お会いしたかったが周囲に止められた」「上と相談してそうなった」などと釈明したという。
産経新聞
追記2015年10月6日
交際女性殺害の元大阪府警巡査長に懲役18年判決 「殺意、執拗で悪質」
大阪市東住吉区のマンションで今年1月、妻に隠して交際していた社会福祉士、白田(しらた)光さん=当時(23)=を殺害したとして、殺人罪に問われた元大阪府警阿倍野署巡査長、水内貴士(たかし)被告(27)の裁判員裁判の判決公判が6日、大阪地裁で開かれた。
中山大行(ともゆき)裁判長は「強固な殺意に基づく執拗(しつよう)な犯行で悪質だ」として懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。
検察側は水内被告が凶器となった革製ベルトを持参するなど、計画性があったと主張していたが、判決理由で中山裁判長は「事前に殺害があり得ると考えていたとは認められない」と、計画性については否定。
一方で、水内被告が命ごいをした白田さんの首を執拗に絞めるなど、犯行の悪質性を指摘し、「警察官として人の生命を守る義務に違反して生命を奪ったことは、強い非難に値する」と述べた。
水内被告は東日本大震災の被災地支援で宮城県警に出向していた平成25年春、仙台市の大学に通っていた白田さんと交際を始めた。
昨年8月に別の女性と結婚したが、白田さんとの付き合いも継続。事件数日前に妻がいることを知った白田さんから「社会的制裁を受けてもらう」と告げられていた。
判決によると、水内被告は1月24日朝、白田さんの大阪市東住吉区の自宅マンションで、白田さんの首をベルトで絞めるなどして窒息死させた。
産経新聞
女性殺害容疑の警察官“凶器”ゴミ置き場に
二股していた女性を殺害したとして、大阪府警の警察官の男が逮捕された事件で、男は犯行に使ったとみられるベルトを、勤務先の警察署でゴミとして処分しようとしたことが分かった。
大阪府警阿倍野署地域課の巡査長・水内貴士容疑者(26)=大阪府寝屋川市幸町=は24日、大阪市東住吉区のマンションで、交際していた白田光さん(23)を殺害した疑いが持たれている。
白田さんの遺体には首の部分に絞められた痕があり、死因は窒息死だったという。
水内容疑者は「二股がバレて交際している事を奥さんや警察に言うと言われてかっとなりベルトで後ろから首を絞めて殺した」と供述しているということだが、その後の調べで、このベルトを勤務先の警察署で処分しようとしたことが分かった。
犯行後に、別の署員にゴミとして引き渡したという。
ベルトは幅4センチほどで、水内容疑者が私物として使っていたものとみられ、警察署のゴミ置き場から押収された。
証拠隠滅を図った可能性もあり、警察が追及している。
2015年3月12日

警官女性殺害 上司の署長「幸せ絶頂なのになぜトラブルに」 遺族反発「失礼」
元阿倍野署地域課の巡査長、水内貴士被告
別の女性との結婚が発覚したため交際女性を殺害したとして大阪府警阿倍野署の元巡査長、水内貴士(たかし)被告(27)=懲戒免職=が殺人罪で起訴された事件で、上司の署長が遺族と面会した際、水内被告について「幸せの絶頂にあるようなやつが、なぜこういうトラブルになるのか」と発言していたことが12日、遺族への取材で分かった。
遺族は「トラブルとは、信じられない発言だ。府警の対応には誠実さが感じられない」と反発している。
署長は同日、「謝罪の気持ちを伝えるため、ご遺族にお会いしましたが、その思いが伝わらなかったとすれば申し訳ないと考えております」とのコメントを出した。
起訴状によると、水内被告は社会福祉士の白田(しらた)光さん(23)と交際していたが、職場や妻に発覚するのを恐れ、1月24日、大阪市東住吉区東田辺のマンションで、白田さんの首を革製ベルトで絞め、窒息死させたとしている。
遺族によると、白田さんの部屋の片付けなどのため大阪を訪れていた2月5日、求めに応じて署長と面会した。
同月1日の白田さんの葬儀に府警から公式の弔電や参列者はなかったことなどもあり「謝罪は受けない」と断った上で面会すると、水内被告についての話をしたという。
また、遺族が暮らす山形県を訪れていないことを問うと「毎日のように苦情が来ており、署員の士気を下げないようにした」「お会いしたかったが周囲に止められた」「上と相談してそうなった」などと釈明したという。
産経新聞
追記2015年10月6日
交際女性殺害の元大阪府警巡査長に懲役18年判決 「殺意、執拗で悪質」
大阪市東住吉区のマンションで今年1月、妻に隠して交際していた社会福祉士、白田(しらた)光さん=当時(23)=を殺害したとして、殺人罪に問われた元大阪府警阿倍野署巡査長、水内貴士(たかし)被告(27)の裁判員裁判の判決公判が6日、大阪地裁で開かれた。
中山大行(ともゆき)裁判長は「強固な殺意に基づく執拗(しつよう)な犯行で悪質だ」として懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。
検察側は水内被告が凶器となった革製ベルトを持参するなど、計画性があったと主張していたが、判決理由で中山裁判長は「事前に殺害があり得ると考えていたとは認められない」と、計画性については否定。
一方で、水内被告が命ごいをした白田さんの首を執拗に絞めるなど、犯行の悪質性を指摘し、「警察官として人の生命を守る義務に違反して生命を奪ったことは、強い非難に値する」と述べた。
水内被告は東日本大震災の被災地支援で宮城県警に出向していた平成25年春、仙台市の大学に通っていた白田さんと交際を始めた。
昨年8月に別の女性と結婚したが、白田さんとの付き合いも継続。事件数日前に妻がいることを知った白田さんから「社会的制裁を受けてもらう」と告げられていた。
判決によると、水内被告は1月24日朝、白田さんの大阪市東住吉区の自宅マンションで、白田さんの首をベルトで絞めるなどして窒息死させた。
産経新聞