小泉純一郎政権から続く国策犯罪(人権侵害)の被害者のブログ

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大阪府警泉南署交通課の係長、山下清人容疑者(57)が立件ノルマで飲酒検査を捏造する1

2012-03-11 15:23:40 | 人権侵害する警察庁等の犯罪記事(コピー)
「飲酒」「証拠」捏造 相次ぐベテラン警官の不祥事

「しょっちゅう朝から取り締まりをしていた」。近所でも噂になっていた熱心な警察官が、飲酒検査でアルコール数値を捏造(ねつぞう)したとして逮捕された。誰かが紛失した証拠品のたばこの吸い殻を「何とかする」といった警部は、路上で拾った吸い殻で取り繕った。相次いで浮上した大阪府警警察官の不祥事。いずれも捜査の根幹を揺るがす重大な不正だが、手を染めたのはいずれも50代のベテラン。しかも、一方は交通取り締まりに功績があったと表彰され、他方は警察署の刑事課長という要職を務めていた。彼らはなぜ、道を踏み外したのか。背景には警察組織の「ノルマ主義」「減点主義」があるとささやかれている。

 ■「350ミリリットル缶」を「500ミリリットル缶」に

 「すみませんでした。罰金で払った金額は、私が個人的に弁済します」

 昨年10月中旬、大阪府泉南市内の交番で、同市内の無職男性(69)に謝罪する1人の警察官がいた。泉南署交通課で交通指導係の係長を務めていた、山下清人容疑者(57)。飲酒運転の取り締まりでは府警でもトップクラスの実績を誇り、表彰を受けたこともある警部補だ。なぜ、この警察官は男性に頭を下げていたのか。

 「酒のにおいがする」

 秋の交通安全運動期間中だった昨年9月29日午後2時ごろ、山下容疑者はミニバイクに乗っていた男性に職務質問。近くの交番で飲酒の検査を行い、呼気からアルコールが検出されたとして、酒気帯び運転の疑いで摘発した。

 ところが、男性が10月に数十万円の罰金を納付した際、自分が説明したよりも多い量の酒を飲んだことになっていることに気づき、「検査時に説明した飲酒量と違うじゃないか」と山下容疑者に抗議。問い詰められた山下容疑者は、冒頭のように交番で頭を垂れたという。

 その様子をみて、男性は「何とかしてくれるのだろう」と引き下がったが、11月になって運転免許停止処分になるとの連絡が届き、今度は泉南署を訪れて交通課に抗議。10月にも別の運転者から同様の苦情が寄せられていたことで、飲酒検査で不正行為が行われていた疑いが濃厚となった。

 捜査の結果、飲酒検査で検出されたアルコール数値を捏造したうえ、虚偽の結果をもとに男性を摘発したという逮捕容疑の内容が判明した。

 山下容疑者は飲酒検知の際、アルコール測定器を背後に置いて男性に見せず、虚偽内容の記録紙とすり替えていたとされる。印字された呼気1リットルあたりのアルコール数値は、飲酒運転を摘発する基準値ちょうどの0・15ミリグラム。都合の良い日時や数値が記載された記録紙を事前に準備していたとみられる。さらに、男性は「350ミリリットルの缶ビールを1本飲んだ」と説明したが、報告書類には「500ミリリットル」と記載されていた。

 ■シートベルト違反は見逃し

 道路交通法や同法施行令では、原則として警察の検査で呼気1リットルあたりのアルコール数値が0・15ミリグラム以上で「酒気帯び運転」、数値に関係なく泥酔状態だと「酒酔い運転」となり、いずれも罰則がある。一般に0・15ミリグラム未満は罰則の対象とならず、警告などにとどまるとされる。この男性も、実際の数値は0・15ミリグラム未満だった可能性が高く、本来なら罰則の対象ではなかったとみられる。

 証拠隠滅容疑などで3月6日に逮捕された山下容疑者は「捏造は一切やっていない」などと、全面的に容疑を否認しているという。男性の抗議を受けて謝罪したのは、捏造が露見しないようにするのが狙いだったとみられ、男性は「すべての真実を明らかにして、反省してほしい」と話している。

 山下容疑者は、飲酒運転の取り締まりで「府警でもトップクラス」の実績を持つ警察官として知られていた。泉南署が平成22年中に摘発した件数は36件で府内64署のうち30位だったが、23年は79件で7位。このうち6割以上の51件が彼の実績だった。

 「飲酒運転の取り締まりが得意なので専従したい」。自ら志願し、特例として専門的に飲酒運転の取り締まりにあたっており、署幹部も件数の稼ぎ頭で重宝していたという。

 しかし、活躍ぶりは明らかに異質だったという。1警察署が年間に摘発する件数は平均30~40件。これを1人でたたき出す様子に、「いつも単独で飲酒運転の取り締まりをやっている」「検出されるアルコールの数値が0・15ミリグラムに集中していた」などと、以前から不審点を指摘する声が出ていた。

 また、主に取り締まりを行っていたJR新家駅(泉南市)の周辺でも、「しょっちゅう朝から1人で取り締まりをしている」「シートベルトや一時停止違反など他の違反を見逃していた」などと、噂になっていた。府警は、日常的にアルコールの数値を捏造して飲酒運転を摘発していた疑いもあるとみている。

 ■吸い殻でっち上げ「何とかする」

 飲酒運転の取り締まりをめぐる捏造事件の衝撃が冷めないうちに、再び激震が府警を襲った。

 「吸い殻がないんです」

 昨年8月の福島署。証拠品の管理などを担当していた男性警部補(45)から相談を受け、当時刑事課長を務めていた男性警部(55)は「何とかする」と答えた。警部がとった方法は、自宅近くのバス停に捨てられていた同じ銘柄の吸い殻を拾い、折り曲げるなどの加工をしたうえで、証拠品として捏造することだった。

 紛失していたのは、強盗強姦事件の証拠品として保管してあったたばこの吸い殻のうちの1本。紛失した時期や経緯は不明だったが、2年に1度の監察(監査)が目前に迫っていたこともあり、警部は「これを証拠品に」と、拾ってきた吸い殻を警部補に差し出した。
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大阪府警泉南署交通課の係長、山下清人容疑者(57)が立件ノルマで飲酒検査を捏造する2

2012-03-11 15:21:19 | 人権侵害する警察庁等の犯罪記事(コピー)
 監察では紛失の発覚を免れたが、急転直下、捏造が明らかとなる。今年2月、強盗強姦事件の容疑者が急浮上したためだ。

 別事件で取り調べを受けていた男について、府警本部から「強盗強姦事件の遺留品と指紋が一致した」などと福島署に連絡。同署員が、異動していた警部補に証拠品について尋ねたため、警部の知るところとなった。

 前任の福島署を訪れた警部は「お話があります」と切り出し、「謝らないといけないことがあります。嘘の報告をしていました。証拠品がなくなっていたのを、あるようにしました」と捏造を告白したという。

 相次ぐ不正行為は、いずれも手腕を買われていた、50代のベテラン警察官によるものだった。なぜ彼らは捏造に手を染めたのか。

 マスゴミと警察の犬の大谷昭宏氏は「背景には、警察のノルマ主義、減点主義がある」と指摘。「多くの警察官は一生懸命がんばっているのに、こういうことがあると現場に悪影響があるし、士気も下がるだろう」と危惧している。


(産経新聞 03/11 12:58)

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