くろりんのぷらぷらブログ

こどもたちといっしょに宮崎や近県をぷらぷら~と遊びまわった日記です

母のこだわりと演出

2011年09月03日 | 日記
私は、母が「食事」というものを(料理はもちろん、陶器や盛り付け、食卓のお花なども含め)、こだわりながら楽しんでいたんだなと最近感じます。
いつもお客様をもてなす心たっぷりで、(お客様がいなくて家族だけのときでも)ちょっとしたさりげない演出が「さすがだな~」と感じることも多しです。

実家の食卓には、いつもお花が

私も家庭を持ち子育てをする中で、最近、母のやってきた「さりげない演出」を思い出したりします。母は、今は健在ですが、少し前に大病をしたので・・・つくづく母の「想い」を感じるこの頃です~感謝~

そんな母のこだわりの1つが食器なんですが・・・
母はよく言います「春・夏・秋・冬があるように、使う器の季節や雰囲気をよく考えて使ってごらん~」と。そして「食器棚の中は、季節にあった器を前に出し、それ以外の器は奥に入れなさい」「食器棚のガラスはこまめに拭き、使った器を片付けるときもキレイに揃えなさい」と、使いやすさももちろんですが、見た目(陳列、ディスプレイ?)を大切にしているんですね

ちなみに↓我が家の食器棚です(他、もうひとつ食器棚があります)

私が集めたものより母が集めたものの方が多かったりして・・・
(お茶の急須が異常に多いのはそーゆーことです。ハイ

母は、陶器の「収集家」とか「目利き」というわけではありませんが、(昔は)なにしろあまりにも頻繁に陶器を買ってくるもので、すぐに食器棚がいっぱいになり「必要ない器やあまり出番がないモノは捨てたら~」と娘達(私&姉たち)に注意されていました。
でも、今考えると、1年に1度しか使わないような器も、その出番を考えてワクワクしながら奥のほうにしまっておく、それが母の楽しみだったんでしょう・・・。


↑先日実家に帰った時の食卓です。木のお皿とカエデの葉がマッチしてます。


↑大角皿に好きなもの取って、いっぱい食べなさいと言わんばかり。(もう、そんなに食べるような歳じゃないんだけど・・・)

そして母のこだわりは陶器だけでなく、ものを大切にするところにもあります。
母は陶器はもちろん洋服やバッグも大事にとっていてくれて、陶器も洋服もバッグも母から私へと親子2代で使っているものが多くあるのです。母に感謝しなければいけませんね

↓私の姉が小学入学時に着た洋服です。

私の娘が幼稚園の入園日に着ました

↓私や姉たちが幼少の頃着ていたアーノルドパーマー。

今は、私の娘と息子がおそろいで来ています
娘がこれを着てランドセルを背負っている姿を見ると、昔の私そっくりで・・・なつかしいやら嬉しいやらで感激するものがあります

母のこだわりは「昔はものがなかったから、ものを大事にしなさい」などというのとは違うようです。
「もの」を大切にすることは思い出を大切にすることでもあるんですよね。
母が「もの」を大切にするそのこだわりの意味をこの歳になって理解できたような気がします

先日(お盆とずらして)実家に帰ったのですが、私が小学生の頃から使用していたでっかいパラソルを出していてくれました。このパラソルは運動会でも我が家の集合場所の目印にした思い出のパラソルです。
今回は、父母、娘(私ら)そして孫たちもふくめてみんなで、このパラソルの下でスイカ割りをしました

親子3代の思い出として記憶に残る母の演出でした


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2 コメント

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Unknown (まるさの女)
2011-09-04 12:57:53
とても感動するお話でうるうるしています!
最近は断舎利ブームで物を大事にする事を忘れていました。何でも使い捨ての時代になっていますが、大事な物は大切に使っていきたいと改めて思いました。
素敵なご実家の食卓・羨ましい限りです。
又、小倉陶器店で楽しいおしゃべりをしましょうね!
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素敵なおかあさま (ノムママ)
2011-09-09 09:53:32
おぐらさんの常連です。

ステキなおかあさまですね。ブログを読んで私も食器棚整理をしなくてはと決意しました。
季節感のある好きな器でセッティングして食べる食事は幸せな気分ですよね。
物を大切に使い続けると愛着もわきますよね。それが、やっとわかる年齢になりました。子供達にも伝えていきたいと思いました。

自分を振り返るきっかけをありがとうございました。
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