近江鉄道 ９００形

　今年に入って、近江鉄道で新型車両の
　９００形
　が営業運転を開始しました。９００形は元西武新１０１系で、２０１１年から２０１３年にかけて西武から近江鉄道にやってきたもので、６月に第１編成が落成し、営業運転を開始しました。

　９００形はモハ９００形＋モハ１９００形の２両編成で、モハ９００形にパンタグラフ２基が搭載されています。８００形はパンタグラフが１基のみですが、９００形は２基に増えていますね・・・。そして、行先表示器がＬＥＤ化された事が外観上のポイントです。
　カラーは琵琶湖をイメージしたダークブルーにローズピンクの帯というこれまでにない新しいものになっています。これまではライオンズカラーとかといった西武色が強かっただけに久々のオリジナルカラーです。

　車内は種車のままロングシートが基本になっています。

　しかし、車端部には何と
　クロスシート
　が設けられました。近江鉄道のクロスシートといえば７００形ぐらいですが、９００形は優先席という形で標準装備されるようですね・・・。クロスシートは転換クロスシートを向かい合わせ状態で固定されていますが、そのクロスシートはどこからの転用なのでしょうか・・・。見た目では京阪から転用されたような感じですが・・・。
　クロスシートの向かい側は自転車スペースとして座席なしの状態になっています。

　運転席後部は車いすスペースに充てられ、手すりが設けられています。手すりは黄色となっており、バリアフリーに対応しています。それにしても、運転箱や運賃表示器が片側に寄せる事は以前と変わりありませんね・・・。

　八日市で発車を待つ９００形です。撮影当時は八日市～近江八幡間を往復してました。ＬＥＤ表示が新鮮ですね。

　最近になって８００形の一部編成に対して、行先表示器がＬＥＤ化されたものが出ています。いつＬＥＤ化されたのかはわかりませんが・・・。
　ちなみに下の８０９Ｆは米原で撮影したのですが、近江鉄道米原駅に来るのは１９９６年以来１７年ぶりだったりします・・・。

　以上です。


　P.S.　本日、石山駅の帝産バス乗り場でダイヤ改正の告知が貼られているのを見かけた。それを見ると減便の赤字ばかり・・・。ほぼ全エリアにおいて、朝と夜間を中心に減便されるみたい（増発する系統もあれば時刻変更のみという系統もあるが少ない）。