斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

対馬交通

2013年09月25日 21時51分51秒 | バス
 対馬交通
 は長崎県最北端にある対馬をエリアに路線バス及び貸切バスを運行している事業者です。対馬は島といいながらかなり広く、厳原~比田勝を結ぶ幹線を中心に厳原、仁位、比田勝にローカル線(支線)を運行しているという感じです。車両はほとんどがいすゞです。



 1989年式の
 キュービック
 です。P-LV318Kで、高出力のトップドア車となっています。1時間前後の長距離路線が多いせいか、2人掛けのハイバックシートが並んでいるのが特徴です。対馬交通では中小型車が幅を利かせているという話を聞いていたのですが、大型車しかもP-LVを撮影できたことは収穫でした。



 1990年式の
 キュービック
 で、今回からU代になりました。U代でもトップドアとなっていますが、メトロ窓になった事がポイントです。因みにこのタイプは1990年式の3台のみです。



 1991年式の
 キュービック
 です。今回から窓が2段窓に戻りました。U代のキュービックは大きく分けて以上の2タイプが存在しています。キュービックは1993年まで投入が続けられたようです。



 1996年式の
 ジャーニー
 です。大型車と並行して中型車も投入されていますが、1993年を最後に大型車の投入が途絶えた後も引き続き投入されていました。写真は1996年式のKC-LR333Fですが、トップドアとなっています。前扉横に側面行先表示器が取り付けられていますが、これは1993年からです。
 撮影時は厳原~比田勝の幹線に投入されていましたが、幹線は約2時間40分という長距離路線なのですが、それでも中型車が入っているようです。



 1996年式の
 ジャーニー
 です。日産のシビリアンのOEM車で、型式はKC-JRGW40となります。対馬交通ではローカル線用に小型車を投入しており、各エリアで活躍しているようです。



 こちらも
 ジャーニー
 ですが、KK代となります。ローカル線用として引き続き投入されており、厳原では幹線以外ほとんどの路線にマイクロタイプが充当されていました。





 こちらは
 エルガミオ
 です。2012年or2013年式のSKG-LR290J1改でワンステとなっています。対馬交通として初めてとなるワンステそしてLED式行先表示となっています。001号車(やまねこブルー号)と002号車(やまねこサクラ号)の2台が投入され、厳原循環線と空港線に充当されています。



 こちらは対馬交通の交通拠点である
 厳原バス停
 です。かっては対馬交通の本社及び車庫があったのですが、再開発に伴い、車庫が移転し、跡地に対馬市交流センターが建っています。バスは路上に発着していますが、厳原発着の便については付近の道路もしくは空き地で回転しているようです。交流センターの中には対馬交通の窓口や待合室も置かれています。



 こちらは博多方面や韓国方面の船が発着する厳原港に設けられた
 桟橋バス停
 です。厳原からバスで2分で、厳原港ターミナルの玄関の側に置かれています。下の写真のように厳原桟橋行きのバスもありますが、桟橋に発着するバスはそんなに多くなく、厳原港の前を素通りしてしまう路線もあります。この路線の場合は厳原港から歩いて1~2分のとこに東の浜バス停があり、そこを使う事も出来ます。そして、厳原から歩いて10分で港に着きます。

 対馬は韓国に近いせいか、韓国人観光客が多く、看板などにはハングルが併記されるケースが多く、しかも飲食店のメニューまでハングルが併記されていました。実際にも厳原でバスの撮影をしていた時、韓国人団体と遭遇しました・・・。
 以上です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台数の割には… (MAKIKYU)
2014-01-19 00:46:23
こんばんは。

こちらも先月初めて対馬へ足を運ぶ機会があり、対馬交通にも乗車する機会がありました。

活躍している車両は、ここでも取り上げている通りと言った所ですが、大型車は旧年式車ばかりと言う事もあり、ラッシュ時の輸送力確保と予備車で活躍する程度、台数の割に稼働率は低く、意外と乗り難い存在ですね。

こちらが対馬に足を運び、1日フリー券を利用して様々な路線に乗車した際にも、大型車に乗車したのは1回だけ、ここでも取り上げられているP-LVでしたが、他も稼動している姿は数度見た程度でした。

縦貫線でも専ら中型車、運行本数は1日4往復しかないにも関わらず、これが短尺でも輸送力を持て余している状況は少々寂しいと感じますが、今後この路線にマイクロ進出といった事が出てこないのかも気になる所です。

縦貫線は厳原→比田勝を通して乗車する機会もありましたが、座席もビニール張りという事もあり、長時間乗車は少々疲れると感じたものでしたが、仮にマイクロなどになれば尚更大変な事になりそうです。

離島の長大路線では、奄美大島・道の島交通の名瀬~古仁屋で近年車両ダウンサイズ化が進み、こちらは中型車などに混じり、ローザやシビリアンも当り前という事(しかも同一ダイヤでも、日によって大きさや設備が大きく異なる車両を充当)を踏まえると、現状の中型車でもまだ良い方なのかもしれません。

また対馬交通はエルガミオ2台を除くと、車内放送は未だにテープを用いているのも特徴で、支線はテープも作成しておらず放送なしですが、今後エルガミオと同等のワンマン装備が他車両にも浸透していくのかも気になるものです。
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Unknown (斬剣次郎)
2014-01-20 00:48:26
 MAKIKYU様
 コメントありがとうございます。

 先月初めの状況のご報告ありがとうございます。
 対馬交通では幹線は中型以上で、ローカル線はマイクロバスが中心といった感じですね・・・。しかし、大型車についてはおっしゃるとおり、見かける機会は少なかったですね。放送が今まだテープなのも驚きです。とはいえ、離島は一代前の設備が残っていることが多いですね・・・。
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